2010/12/29

◎老い先短い身ながらもダイエット・・・


にしても、半信半疑ながら、この12月に入ってから始めた「1日1食」ダイエットの効果が微かに確認された。ダイエットを始めた時の体重は75kg余で、一昨日は71.45kgだから、ほぼ3kgの減、止む無く新しく購入したGパン(91cm)のウエストに手の平が楽に入った。ウフッ。確かな手ごたえに、ほくそ笑んではみたものの、まだまだ油断は禁物と自らを戒めた。「1日1食」で始めたこのダイエットも、実は1週間ほど前からは1日2食に復活していた。でも、腹一杯の満腹感は避けている。
これまでの67年間で体重が75kg超えした記憶はなく、最近では72kg前後で推移していて、Gパンのウエストは34inで長く過ごしているのだが、この秋頃からウエストがパンパンになり、腹部がはみ出し、顔にむくみも見られるようになり、確かに、自覚症状でも肥満は感じるようになり、11月末には、たまらず35inのGパンを購入、はき替えたのだが・・・。
よく考えてみると、老い先短い身で体型が変化するのは、何より金がかかる。Gパンだけで済めばいいのだが、いずれ、そうもいくまい。で、肥満の原因を振り返ってみれば、何のことはない。単なる食い過ぎだ。老い先短い身、もうそんなに節制することなく、食いたいものを好きなだけ食っても、後は死ぬだけなんだから、それもいいんじゃないかと自制心を甘くした結果であることは明らかだ。
さらに、もっと考えてみると、この歳になって、あまり腹が減ることはなくなったし、どうやら食事は「時間」で食っていた気がした。朝は起床時間が8時台が多く、コーヒー一杯だけ、正午のNHKニュースを見ながら昼飯、そして午後7時からのNHKニュースを見ながらの夕食というのが定番だ。なるほど、腹が減っていなくても、時間になると義務感で食っていた気がした。
そこで、最初に思いついたのが「断食」ダイエットだ。腹が減ったら、その時になって食おうというもの。これを始めたら、大体、午後2時過ぎから4時過ぎに空腹を感じて食事、その後は寝るまで何も口にしない・・・そんな日を1週間は続けたか、そのうち、午後8時前後にもう1度軽い空腹感に襲われるようになり、それは我慢しないで食事をとりはじめ、ダイエットのスケジュールは徐々に変化して、少しは断食効果も自覚できるようになった。要するに食い過ぎないこと・・・、なるほど、なるほどで、まだ1ヵ月足らずの成果でしかないが、年が明けても続けてみるか、と思う。

2010/12/20

◎世俗を捨てた身には1年365日も1日 !?


にしても、TVなどで今年の総決算を始めていて、遅ればせながら、カメも気がついたわけで、何と今年もお仕舞いなんだよなぁと、世俗を捨て、ワンルームマンションに引き篭もり、独りインターネットに耽る身には時の流れも近寄らず、あれよあれよと日はうつろい、師走も末、今年も残り両手の指で数えられる、カウントダウンが始まっていたわけで、さて、さて、カメもこの一年を振り返ってみて、何かあったかと干乾びて軽くなった頭を振ってみても、何かがポロっと出てくるわけもなく、10年1日変わりはないよなぁって、脳内にカラカラ軽い音が木霊して、目蓋は下りてきて、また1日が過ぎていく、脳に何か新しい刺激が刻まれることもなく、伸び切った脳皮はテカテカに光るばかり、1年365日という、1年の長さもカメにとっては1日にしか感じられず、でも、確実に歳だけは1つ重ね、飯だけはそれなりに食って、CO2だって吐き散らし、糞もすれば、小便もと・・・、走馬灯を逆回ししてみても、そんなことしか脳裏には浮かんでこないこの1年、あぁ~。

2010/12/14

◎頑張れ!!! 21世紀の新メディア「ウィキリークス」


にしても、21世紀の新マスメディアとして衝撃デビューした内部告発サイト「ウィキリークス」に関し、日本のマスコミは足元を脅かされた僻みか、取材力不足か、或いは危機意識の欠如か、その後の報道がいささか素っ気ないのだが、海外ではかまびすしく、創設者のジュリアン・アサンジ代表(39)がスウェーデンから強姦容疑で国際手配され、イギリス国内で逮捕されたという。
強姦とは、何ともお粗末というか、俄かには信じがたい、情けない容疑なのだが、その内容はというと、被害女性2人のうち1人は「(アサンジ代表との)性行為中にコンドームが破れた」、もう1人は「夜はコンドームをつけてしたが、翌朝はつけてくれなかった」と主張しているのだという。ま、それこそ、何が何でも代表の身柄を拘束したい「別件逮捕」の典型で、性に関するお国柄もあるのだろうが、コンドームの有無で国際手配されては、ねぇ、だ。代表は容疑を否認していると伝えられるが、日本でなら、立小便で逮捕されるようなものではないのか。当然ながら、今回の逮捕は、一連の「ウィキリークス」の米公電暴露の衝撃などから、「政府機関による国際的な陰謀説」や「CIA陰謀論」もネット上では見受けられる。
米政府にしてみれば、流出した25万件以上の機密文書のうち、「ウィキリークス」にアップされたのはまだ1000点余という。代表の逮捕によって、まだ大量に残る文書を封殺したいのだろうが、既に、孫子のサーバーも次々に誕生しているそうだ。このNet社会でいったん流出した情報を回収することなど不可能なのだ。
野次馬のカメとしては、面白がって見るだけではなく、アップされた情報の真偽を見極める目を養うしかない。といいつつ、今回アップされた機密文書のうち、一つだけ、カメは知っている情報があった。金正日・北朝鮮総書記に関する、「肉のたるんだ老人」・・・というもの。何せ、見たままだもん、ね。コレって、機密? なんて、ね。ともあれ、「ウィキリークス」よ、頑張れ!!! 

2010/12/09

◎亡国の徒花!? 海老蔵会見ノーカット版までアップ


にしても、亡国の徒花というか、バカバカしくて触れる気にもならなかったが、歌舞伎俳優・市川海老蔵のご乱行騒ぎもここまでくれば・・・、今朝のNETを開いてみたら、何と「市川海老蔵さん会見のノーカット映像」「市川海老蔵会見ノーカットで見せます」と2本も映像がアップされているのを見ては、ひと言いいたくなった。あの記者会見、1時間30分に及んだと聞く。そのノーカット版となれば、やはり1時間30分、早送りしようが、それなりの時間はかかる。とても、確かめてみる気はないが、この騒ぎ、いったい何なの? だ。尖閣沖での中国漁船拿捕並みというか、それ以上の騒ぎ方ではないか。こちらは、政治は絡んでいないようだが、日本の伝統芸能、歌舞伎といえば、政治介入の余地も有り得よう。ま、その露払い役として最初から警察は手を出しているのだが、容疑者の逮捕状を取りながら、どんな事情があるのか、執行しないまま。
見出しを拾ってみても、海老蔵事件長期化に「なぜ?」、中身“ZERO”…海老蔵会見はお粗末&矛盾だらけ、海老蔵が連発した「捜査中」 都合の悪いことを言い逃れ?  海老蔵の携帯「警察が保管」、海老蔵 骨5つに粉砕し8mm陥没、海老蔵 灰皿に酒入れてない、海老蔵 相手への暴行一切ない、海老蔵、赤い左目で涙の会見、海老蔵 茂木氏に「死ぬかと」、海老蔵の全CM、放送見合わせ・・・等々、で、最新のニュースは、海老蔵と全面対決へ 逮捕状男とトラブル相手が出頭か? といったところか。
梨園の御曹司のご乱行・・・、これって、日本人にとっては、向こう三軒両隣での興味津々の騒ぎで、血は少々流れたものの、裁判員裁判などと違って、身近かで分かり易く、噂話に誰でも参加でき、ああでもない、こうでもないと無責任に言いたい放題できる。事件発生からもう何日になるのか、その先陣を切って、熱くなっているのがテレビ、スポーツ紙、夕刊紙、週刊誌などのマスメディアときては、何をかいわんや、だ。

2010/12/01

◎小春日和に誘い出されて、紅葉狩り・・・


にしても、このところの小春日和に誘い出されて、デジカメをポケットに自転車で珍しくも紅葉狩りと洒落てみた。春のソメイヨシノは毎年の恒例となっているが、実は紅葉狩りなんて、初めてだ。

華麗、可憐、繊細、儚い・・・といったソメイヨシノの風情と違って、紅葉の様は何となく厚かましいというか、薄汚れて感じてしまう。元々山歩きもしないし、何より紅葉、黄葉の区別も判然とせず、紅黄葉は美しいとか綺麗とかは感じていなかった。季節感からいえば、紅黄葉は冬景色の幕開けの役回りといったところ。後には裸木が待機しているわけで、身を竦めるほどに寒々しく、何とも虚しい日々の始まりだ。

今秋は区報だったか、地元の紅葉スポットが紹介されていて、その写真がまたお粗末な出来とあって、ちょっとそそられた。そのスポットは2カ所で、いずれもカメの場所からは自転車で1時間近くはかかりそうなところ、この陽気では体が冷え切ってしまいそうだ。自転車をこいでいて冷えるというのも面妖な話だが、もはや汗びっしょりになるような乗り方はとてもできない。のんびり、ちんたら、フラフラしながら走るのだから・・・体温に変化は生じない。
で、30分ほどで行けるところまで行こうと、呑川を遡りながら辿り着いたのは池上本門寺。ま、ほぼ想定通りで、幅広、広大な紅、黄とはいかず、グンと近付いてみたり、ズームアップして50回ほどシャッターを押した結果がご覧の3点なのだが・・・。うふっ、こんなもん。

2010/11/26

◎道の真ん中にバケツが・・・どうする?


にしても、Netサーフィンの途中、ちょっと面白い心理テストを見つけ、トライしてみて、あまりの出来の良さに驚かされた。問題は実に簡単で、直感的に答えればいいのだが、その回答は意表を衝くもので、よく出来たブラックユーモアというか、人の深層心理を的確に指摘されたような気がして、気恥ずかしくなった。その心理テストの問題をいくつか・・・。

①歩いていると、道の真ん中にバケツがあります。あなたは、どうしますか?
②いま薬局にいます。店の中に知っている人がいました。その人は誰ですか?
③100本のバラがあります。そのうち何本をドライフラワーにしますか?
④絶対会ってはいけないといわれているトナカイに会ってしまった!あなたはどうした?
⑤四文字熟語を2つあげてください。漢字4つの言葉なら何でもいいです。
⑥数字の「5」を想像してください。それに形容詞をつけてください。できるだけ沢山・・・。
⑦背中をかいてください。上からかいた?下からかいた?

如何でしょうか。ま、もう1度、問題に目を通して、あなたの答えを再確認していただくといいのでは・・・。で、その答えは?
①バケツは「老人」の擬人、バケツに対する行為はお年寄りに対するもので、カメはバケツを蹴飛ばしてしまいました。
②薬局の中で見かけた知っている人は、あなたがいま一番消えてもらいたい人だそうで、カメはいませんでした。外道の道に踏み入って当然といえば当然ですか。
③ドライフラワーの本数は、あなた自身の自分のルックスに対する点数だそうです。カメは直感的に10本と思いましたが、いいも悪いも、いまさらねぇ・・・です。
④あなたはどうした?といって、その回答は何故か、あなたがおつりを多くもらってしまった時の行動だそうで、カメは走って逃げていました。
⑤最初にあげた四文字熟語の意味が「その人の人生に対する姿勢」で、2つめは「恋愛に対する姿勢」だそうです。カメは最初に「浅学菲才」、あとは思い浮かばず、その後、暫く経ってから「優柔不断」とか「勝手気侭」とか「無知蒙昧」などが出てきたが・・・、どうも四字熟語は苦手のよう。
⑥例えば「かっこいい」とか「かわいい」とか「怖い」とか、その時浮かんだ形容詞は自分自身を心の中でどう思っているかが反映されているとのことだが・・・、 カメは問い掛けの意味が良く理解できず、情けないことに無回答だった。
⑦上からかいた人は「将来苦労して生きる」そうで、下からかいた人は「将来楽しく生きられる」そうだ。カメは「下から」だが、「将来・・・」っていっても、ねぇ、老い先短い・・・っていうの。

2010/11/24

◎血湧き腐肉踊る北朝鮮の韓国砲撃・・・


にしても、北朝鮮の韓国砲撃のニュースに周章狼狽するだけで無為無策の菅政権を嘲笑してまた溜飲を下げてやろうと、ニュースの続報を注視していたら「休戦協定違反」との言葉がでてきて、さて、はて、カメの無知蒙昧に気づき、「そうだったんだ」と改めて膝を叩き、菅首相も多分同レベルだろうなと独りゴチてみたのだが・・・。どうしようもない浅学菲才なカメ、ただもう恥ずかしく身を屈めているだけでは何のお役にも立たず、ちょっと大きな生ゴミといったところなのだが、「情報収集」とアホの一つ覚えを繰り返す菅首相にしても、それらを分析、洞察する能力がなければ、集めた情報もゴミの山となるわけで・・・。
今回の砲撃、はや、この歳になって、すっかり平和ボケして干乾びた脳髄に初めて「戦争」を身近に感じさせられた思いだ。これまでも、世界各地で何度も戦争や紛争は見せられてきたが、距離的に遠く離れていて、戦闘場面にしても絵空事でしかなかった。でも、今回はTVのニュース画面を目の当たりにして、何か砲弾の音とか、建物が崩れる音、赤い血までが見えるような錯覚にとらわれてしまう。老い先短い身には、少なくなったけれども、血湧き腐肉踊る感じで、リアルタイムの騒乱動画を凝視していきたい。ウフッ。

2010/11/20

◎寿司ネタはやっぱり大きくなきゃ、ねぇ


にしても、情けないことに、久々、何年ぶりだろう、寿司らしい寿司を食った。ネタがでかくて、厚く、皿からはみ出ているのも目に付き、ほんと旨かった。初めて入った回転寿司店なので、何種類あるのかは知らないが、皿の絵柄も気にしないで食った、食った。といっても、4皿だったが・・・えんがわ、ほたて、はまち、まぐろ。でも、満腹感はあったもんねぇ。目がウルウルしてきた、ヨ。寿司ネタはやっぱり大きくなくちゃ、ねぇ。近頃では珍しい、ちょっとした驚きだった。
その寿司店は、例の世田谷・梅ヶ丘の美登利寿司の関連、「回し寿司 活」で、JR蒲田駅駅ビル6階に2年ほど前に開店、評判は聞いていたが、いつ見ても店外にまでズラッと行列ができていて、諦めていたのだが、昨日たまたま昼過ぎにのぞいてみたら、待ちが少なく、とりあえず入ってみたら、やはりタイミングなのかねぇ、4人目で、3分も待たずに、カウンターに案内されて、ラッキー。値段にはばらつきがあったが、それは確認せず、運を天に任せた。寿司ネタはやっぱり大きくなくちゃ、ねぇ。驚いた。入れ歯が多くなったせいで食欲が乏しくなって以来、食べたい料理は限られ、味覚も鈍くなり、食事自体の楽しみもなくなっていただけに、こりゃー旨い!!!と、久々に旨いものを食った感じだったし、満腹感、満足感についワクワク、嬉しくなった。
勘定を前に、食ったネタを思い出してみたが、あと一皿あったような気もしたが・・・、領収書では4皿だった。レジで値段を聞いて、驚いたもんねぇ。ホント?って感じ。2000円くらいでも、しょうがないかな、と腹は括っていたが・・・何と986円。思わず、笑みがこぼれた、ヨ。ウフッ。

2010/11/15

◎マツコデラックスにハマッてしまった、ヨ



にしても、最近になってやっと、ひょんなことから面白いテレビ番組を見つけた。TOKYO MXテレビの月曜日から金曜日、夕方5時からの生番組「5時に夢中!」だ。MCが例の故・逸見政孝の息子、 逸見太郎で曜日代わりのコメンテーターは毎日2人、全てお喋りで助平な女性という構成で、その日の夕刊紙の記事をテーマに、局の宣伝文によれば、女性のストレスを解消する“本音マル出し”ぶっちゃけワイドショー!! となるのだが、まぁ、賑やかな井戸端会議といった按配。素人による手づくり感もあって、ハラハラさせられながら、毒にも薬にもならない与太話、助平話に、つい笑ってしまう。これって、テレビ番組の原点なんだろうなと思い、このところ楽しみにしている。
実は、ここに辿り着いたひょんなこととは、「睾丸」。何かといえば、スタートは「タイ古式マッサージ」だ。Netで、その手のキーワードを色々追加して検索しているうちに、思いついて「睾丸マッサージ」と入力してみたら、これが結構ヒットして、「韓国人の睾丸は世界一!?」なんていうYouTubeの投稿作品が見つかり、その界隈にいまカメが最も注目する驚嘆、脅威のキャラ、マツコデラックスのコメントもわんさと見つかったのだ。どうやら、 MX「5時に夢中!」のスタッフ、関係者がその日その日のコメンテーターの発言をアップして番宣に使っているようだ。で、「睾丸」は、マツコの発言ではなく、木曜日のエロとインテリジェンスコンビ、過激発言で知られる作家、岩井志麻子&週刊新潮部長職編集委員、中瀬ゆかりの件だったのだが・・・。
いや、はや、マツコデラックスは想像以上に凄かった。地球上の生物とも思えぬ、何より、その想像を絶する巨体とデカ顔と目力(めぢから)のド迫力には笑わざるを得ない。多分、我慢を知らず、我侭一杯、勝手気侭、好きな物を食べたいだけ、腹一杯食って、眠くなったら寝て、そんな生活を続けていたら、こうなった・・・? 笑うっきゃない空恐ろしさに襲われ、いまや完全にハマッてしまった、ヨ。

2010/11/13

◎小沢一郎がやたら目につく2010の流行語


にしても、今年の新語・流行語大賞の候補60語が発表され、時の流れの速さに呆れながらも、改めて、その60語を1つづつ辿ってみて(文末に採録)、候補語のうち聞いたことがあるのは27語(45%)、その中で言葉の意味、内容までわかっているのは24語・・・。この数が多いのか、少ないのか、カメ自身では判断できないのだが、少ないに違いない。 いずれにしろ、外道の道に佇んで長くなり過ぎたか、浮世の事情に疎くなっているのは歴然としている。
なら、大賞はカメがいま認知している候補語の中から選ばれるに違いないとも思って、もう一度、候補語をなぞってみたら、小沢一郎がらみの言葉がやたら目に付くのだが、いずれもインパクトは弱い。やはり、「検察審査会」「酷暑」「2位じゃダメなんですか」あたりかな、と思う。テレビのニュースでさんざん見せつけ、聞かされ続けた言葉なのだが、さて、はて・・・。
ちなみに、09年の新語・流行語大賞は「政権交代」が年間大賞で、「歴女」「こども店長」「草食男子」などがトップテンだったそうだ。もちろん、すっかり忘れているのだが・・・。

<2010 新語・流行語大賞の候補60語>
1 ⅰPad 2 (クロス)カップリング 3 無縁社会 4 3D 5 AKB48 
6 K‐POP 7 ~なう 8 いい質問ですねえ! 9 名ばかり高齢者 10 イクメン 
11 家庭内野党 12 ガラパゴス(ガラケー) 13 ゲゲゲの~ 14 白戸次郎もよろしく 15 生物多様性 
16 ダダ漏れ 17 ととのいました 18 どや顔 19 なんで一段一段なんだろう 20 ネトゲ廃人 
21 バイクコンシャスライフ 22 パウル君 23 はやぶさ 24 パワースポット 25 フェニックス 
26 ブブゼラ 27 ホメオパシー 28 もしドラ 29 もってる 30 モテキ 
31 リア充 32 ルーピー 33 一兵卒 34 岡ちゃん、ごめんね 35 壊し屋 
36 検察審査会 37 見える化(可視化) 38 ・・ぜよ! 39 剛腕 40 国技を潰す気か 
41 酷暑 42 最小不幸社会 43 山ガール 44 終活 45 女子会 
46 食べるラー油 47 生きもの会議 48 待機老人 49 脱小沢/親小沢/反小沢 50 断捨離 
51 東京スカイツリー 52 年金パラサイト 53 買い物難民 54 ゴルコン 55 本田△(ほんださんかっけー) 
56 アジェンダ 57 33人の奇跡 58 (W杯)ベスト16 59 イラ菅/ダメ菅/○○菅 60 2位じゃダメなんですか

2010/11/06

◎「YouTube」への流出ビデオは大特ダネだ


にしても、沖縄・尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件の動画を「YouTube」で視聴して、久々の大特ダネに血湧き肉踊った。同時に、「YouTube」が21世紀の新しいメディアとしての地位を確立し、既存の新聞、テレビ、雑誌はまもなく消え去る運命にあると感じた。あと、4日のNHKクローズアップ現代で紹介された、ジャーナリズムを掲げて米軍の機密情報を次々と公開する機密告発サイト・ウィキリークスあたりに新しい時代のメディア像を見た気がした。また、中国漁船衝突事件だけでなく安全保障に関わる問題などに関して、ネット上には「主張する」ブログやHPが数多く立ち上がっていて、その数の多さとともに、その内容の充実ぶりに驚かされる。また、そうしたサイトを見ていると、もっと質の高い情報が数限りなくUPされてくるに違いない。
そもそも、流出ビデオの危機管理についていえば、9月23日の国連総会に出席した菅直人首相 がビデオを持参し、全世界に向けて上映して見せるくらいのパフォーマンスを展開するのが外交の定石なのだが・・・。菅首相はNYに発つ前、仙石官房長官に「この間に決着しておいて・・・」と言いおいて飛び立ったとか。菅政権のメルトダウンはとっくに始まっていたのだ。
自民の伊吹元幹事長は小野小町の歌をもじり、「詠み人は菅太政大臣」としてこんな歌を披露したそうだ。 ♪支持率は うつりにけりな いたづらに 尖閣国後(くなしり) 遅れとる間に ・・・。与党が与党なら野党も野党、まさに衰退途上国のノー天気な徒花(あだばな) だ。
既存のメディアが独自の意見、主張を持たず、政権の揚げ足取りに汲々とするばかりで、一旦コトあれば、政権と一緒になって慌てふためき右往左往し、堂々巡りしているようでは面白くもなく、役に立つのは相変わらずテレビの番組表だけで、昨今では景気の低迷から折り込みチラシが激減し、新聞がやたら薄い日が続いている実情では、ネットを自在に操る素人がネットワークを張り巡らし、メディアの覇権を握る日も近いだろう。

2010/10/31

◎ゴロツキより怖いセキュリティソフトの手口


にしても、新しいノートPCを手にして、愛しがっているだけでいいのなら、それは至上の喜びなのだが、このところ、実はセキュリティのややこしさに眩暈を覚えるとともに、そうしたソフトの卑劣極まりない所行にイラつかされている。その手口たるや、ディスプレイ上に突然姿を現し、頼んでもいないのに「スキャンしました」といい、「このままでは危険です」などと脅しまくって、ビビらせて、こちらが青ざめ、何度かクリックしたところを見計らってソフトの「購入」を迫ってくるのだ。
ま、ゴロツキ、暴力団などの常套手段でもあり、企業のマーケティングのイロハといえばイロハでもある。消費者をこれでもかこれでもかと怖がらせて、その怖い対象を除去できる「新商品」を販売して、「安心」でしょうとほくそ笑む。その恐怖は、埃であったり、カビであったり、新製品開発担当者は常に怖いものを探し回っていて、時には新たな恐怖を創出してしまう。特に、家電メーカーや医薬品メーカーの得意とする戦略だ。
家電製品や医薬品での恐怖などは無視もできるのだが、PCではそうはいかない。そのシステムなどに疎いし、PCがデータもろとも侵食され復活しないといった被害情報はあれこれ見聞しているだけに、いま向き合っているPCの画面に「警告」とか「危険」といったメッセージが表示されると、単純にパニクってしまう。で、慌てて、メッセージに導かれるままに進むと、腹立たしいことに、必ず「購入」のアイコンにたどり着く。で、いつも、こりゃ、何なんだ!!!
何せ、このPCはフリーソフトだけでまかなうつもりでいる。でも、マウスだけはもう一台で使っているマウスと共用するのは面倒で、購入(880円)してしまったのだが、これは許容範囲だ。セキュリティソフトは、これまで使っていたのは更新料0円が最大の魅力である「ZERO」で、結構、頻繁に自動更新されていて、不都合は生じなかった。今度は全て「フリー」で済まそうというわけだ。
で、フリーのセキュリティソフトのあれこれをチェックしてみると、そのメインの機能はウイルス/スパイウェアの検出率のようだ。そして、インターネットの使用頻度が高い場合や、カメのようによくアダルトサイトなどを閲覧する場合は、性能の良いセキュリティソフトが良いとしてある。ただ、そうなると、価格もそれなりに高価だし、動作も重いものが多い・・・なんて。でも、カメは根がケチだから、そんな高価なソフトを買う気はないし、以前に体験版をインストールして、やたら重くなり往生したこともあるから、あくまでフリーに拘ってあれこれトライを続けているのだが・・・。
現在は、Microsoft Security EssentialsとPC Tools Firewall PlusとSpybot - Search & Destroyの3つを使っていて、今朝ほど、かなり名の知られたセキュリティソフトを思い切ってアンインストールしようとしたら、「 ! 警告 削除すると、パソコンが脅威にさらされます」というメッセージに続いて「×ご使用のパソコンは危険な状態です」ときて、かなりブルったが、腹をくくって断行した。
と、購入してまだ1ヵ月足らずなのだが、何と触れ込み通り? PCのサクサク感が少しだが、感じられた。続いて、先ほどは恐る恐るMicrosoft Security Essentialsでスキャンしてみたら「コンピューターの状態/保護されています」「このコンピューターで脅威は検出されませんでした」との結果、さらに、「リアルタイム保護 オン」「ウイルスとスパイウエアの定義 最新です」とあり、ひと安心はひと安心なのだが・・・、ほんと、これでいいのかねぇ。

2010/10/29

◎国民の90%が「中流意識」を持てたんだから・・・


にしても、先ごろ、衰退途上国という言葉を目にしてハタと膝を叩き、ぼんやりと脳を覆っていたこの65年間の闇は濡れ紙をゆっくり剥がすように晴れていった。
衰退途上国の出所はどうやら欧米で、正確には「NDC」(Newly Declining Country=新しい衰退途上国)といい、日本を揶揄して使われるそうだ。では、衰退に移行する前の絶頂期は何時だったのかといえば、まさにカメの人生模様と軌を一にする・・・なんて、いま悦に入ってみても、当時のカメはノー天気に「サラリーマンは、気楽な稼業と来たもんだ ! 」と浮かれつつ転職を重ねながらも中流意識にはどっぷり浸かっていたような気がする。その生活実態は「ウサギ小屋」とも揶揄されるような粗悪なものなのだが、それでも、カラーテレビはある、冷蔵庫はある、エアコンはある、洗濯機はある、と世間一般に普及している家電製品は揃っていて、それが「世間並み」の暮らしと納得し、もうこれ以上欲しい物はないよなぁと飽食感さえ覚えていたのだが・・・。
これは、日本が高度経済成長を成し遂げ、安定、成熟期に入った昭和の後半のことで、内閣府の「国民生活に関する世論調査」で国民の何と90%が『中流』と答えた時期だ。で、昭和54年の「国民生活白書」では、国民の中流意識が定着したと、それを評価してみせたほどだ。カメなどは無思想、無批判に「官僚国家」だからこその快挙と喝采したものだ。同時に、生活実態はともあれ、国民の90%が中流意識を持てる社会なんて、この地球の歴史からみても人類がいまだかつて体験したことのないユートピアに違いないとも思った。多分、欧米諸国も共産圏諸国も、そうした共通意識を持てる国家を目指しているのだろうが、敗戦をバネに安保の傘の元、企業戦士といわれながらもガムシャラに追い付き、追い越せで、気がついたら日本の国民総生産 (GNP) は米に次ぐ世界第2位になっていて、その上、国民の90%が「中流」意識をもてるまでになれば、これ以上の幸せはないだろう。ただ、そんな状態を長く続けることは難しく、生態系システム、法則に則って衰退期を迎えるのは当たり前、必然の結果だ。それも、平和呆けという言葉に象徴されるように、難しいことは考えず、ただひたすら働き続けて、そこまで達成してしまった日本だから、これからは坂道を転がり落ちるだけだよなぁ、とカメなどは悦に入っていたものだ。
そして、バブルの時はみんなで狂乱し、株を買い、アメリカの土地まで買いまくり、お立ち台で踊りまくるのが日本人で、みんな、そんな空気を読んで訳もわからずはしゃいで、その後は「空白の10年」が「20年」になり、政権の座が民主党に移ってからは、日本の衰退ピッチに拍車がかかり、転落の様がリアルタイムに見せつけられるようになった、と思う。あぁ、どうにもならない衰退途上国ヨ・・・。

2010/10/26

◎「軽蔑」のポスターが脳裏に浮かんだ



にしても、今朝いつものようにNetでテレビ番組表をチェックしていたら、13:00からの衛星映画劇場に「軽蔑」とあり、瞬間的にブリジット・バルドーのポスターが浮かんだ。その助平な絵柄が、突然甦ってきたのだ。とはいえ、映画館でも、その後、DVDが登場してからも、実は映画そのものを見た記憶はない。ポスターの印象だけが強く脳裏に残っていたのだ。それは、いつごろのことだったか。マリリンモンローも同じころだったのではないか。でも、カメはバルドー派だったよなぁ。となれば、ひょっとすると、バルドーがカメのイタ・セクスアリスの原点だったのではないかと思うと、もう居ても立ってもいられなくなり、Netで「軽蔑」のポスターを探してみたら、簡単に見つかった。ともかく、フムフムだ。何とも、懐かしい。画像をちょっと大きくして見て、そう、助平女だったよなぁ。カメ、高校時代だったかなぁ・・・。買う気はないが、そのポスター、折り目のない中古良品で6万5000円とあった。
で、その映画、真面目に調べたら 1963年の制作(ゴダール監督)。1963年となると昭和38年、となると、カメは既に高校は卒業していて、大学2年。その上、マリリン・モンローは前年に死亡していて、バルドーはポスト・モンローの最右翼だったか。となると、さらに、カメのイタ・セクスアリスの原点どころか、「たけなわ」だったか・・・なんてことはなく、この辺の記憶は既に混沌としていて、全ては一緒、ごった煮状態だ。それは、それでいい。何も差しつかえはないのだから。
でも、何故その映画を見ていないのか。それはしっかり覚えていて、何とも不思議だ。記憶の糸をちょっと紡いでいくだけで・・・、糸球がほぐれていくさまを認識するのも、郷愁を限りなくそそられ、面白く、楽しい。

2010/10/19

◎衰退途上国に相応しいお粗末・菅内閣・・・


にしても、先ごろ耳にした衰退途上国という言葉、誰が言い出したのか知らないが、実にいい言葉、言い得て妙なりで、感心しきりだ。まさにそうなのだ、そうなんだよなぁ・・・って。勿論、今の日本の国の姿で、カメはこれまで喉につかえていたものが一気に外れたような気がして、すっきりした。
チリの鉱山落盤事故で地下約700mの避難所に退避した作業員33人全員が69日ぶりに地上への生還を果たした際、「ビバ! チリ (チリ万歳)」などとひときわ大きな歓声が上がり、生還した作業員らは「チリ人であることを誇りに思う」などとコメントし、駆けつけた家族をはじめとする関係者も一様にチリ人の「誇り」を口にした。日本でも、テレビカメラに向かって在日チリ大使が同じセリフを口にするのを、そうだろうなぁと羨ましい思いで眺めていた。
それに引き換え、日本はどうだ! という話だ。この 9月7日、尖閣諸島で中国漁船と海上保安庁の巡視船が衝突、公務執行妨害容疑で逮捕した船長を除く船員14人は13日に釈放、24日になって、那覇地検は拘置していた中国人船長を処分保留で釈放したという、国家の威信を傷つける何とも腹立たしい案件で、さすがに、日本人であることが恥ずかしく、珍しく憤りも感じた。もう、こりゃ、国家の態をなしていないと情けなくなった。そんなカメの思いを10月6日の衆議院本会議で代表質問に立った稲田朋美議員(自民)が声高らかにぶつけ、その内容がNetにアップされていたので、得たりとそのエキスを再録させていただく。稲田議員、総理の座を目指しているとかで、その論たるや、歯切れ良く勇ましく、衰退途上国に打ち沈んでいるカメの胸も高鳴った。
こんな具合・・・(http://blog.goo.ne.jp/2005tora/arcv)・・・菅政権は外交安全保障政策に対し、あまりにも無責任かつ、無策です。その現れが尖閣問題における無様な外向的敗北なのです。残念な事に、この国では国民の怒りを共有する事ができない政治家が総理をし、官房長官をし、外務大臣をしているのです。今回の釈放は中国の不当な圧力に屈して国内法の適用をねじ曲げた主権国家の名に値しない恥ずべき政治判断でした。・・・総理、及び菅内閣の閣僚は、釈放は那覇地検の独自の判断であったと言い、検察当局も同じ事を言っています。誰も信じない卑怯な責任逃れです。そもそも外交問題を理由に釈放を決めることは検察の越権行為になると考えます。・・・判断を検察当局に委ねた事は、あなたが理想とし、政権交代の大義である政治主導の自殺行為ではありませんか?・・・政治は結果です。・・・菅内閣が腰抜け、ブレた、という国民の批判を恐れ、検察に政治責任と説明責任を押しつける卑怯者内閣であること、国益を守るという政治意志を示すことのできない意志のない内閣である事を国民に知ってもらう為に、逮捕、留保、釈放に至る事実関係は明らかにしなければなりません・・・と。
確か、95年 1月 の阪神・淡路大震災の時、何だかんだいっても、結局、国は国民の命と財産を守ってはくれないと感じたものだ。それも、時の総理が村山富市氏で、いわば左翼政権だからかと思ったり、総理の器の問題かとも邪推しつつも、災害の規模のでかさに、当時は圧倒されていたのだが、今回の菅内閣のお粗末さは日本人の気概、心意気に触れるものだけに、何とも情けなく、まさに衰退途上国という言葉に相応しい顛末だと、1人得心している。

2010/10/15

◎パンティー1枚のPCがもう愛おしくて・・・


にしても、新しい高速ノートパソコンを手にして丁度1週間になる。何せ、DELLのこのPC、パンティー1枚身に纏って現れたもんで、ブラジャーやら何やら慌てて用意してあてがってみては、その具合を確かめつつ、また変わった下着をつけて、・・・なんて、もう愛おしくて愛おしくて終日その温もりを感じつつ、あれこれ世話を焼いて、それがまたまた新たな快感を湧き上がらせながらも、さすがに疲れてきた。外道カメのメインPCの座は昨夏購入してすっかり馴染んでいるAcerのノートPCが占めているので、 今度のPCはどう楽しもうと、ウフッ、カメの思いのまま、勝手気侭でいいのだ。
念のため、正式な型番はDELL Studio Notebook 1558。「高速」(intel COREi7プロセッサー)の謳い文句に釣られたわけだが、まだ、それを実感できていない。最後のお楽しみにとっておいてあるような気もするのだが・・・。
最近のPCは、やたらセキュリティに神経過敏になって、数多くのソフトが出来ていて、それらがどの程度実効あるのか判然としないまま罷り通っていて、そんな生半可な知識があるものだから、そんな些細?なことも気になって、わかるはずもないのに説明を読んでみたりして、いや、時間がかかること。いったんインストールしても、具合が悪いと、それも操作ミスなのかもしれないのに、アンインストールしてみたり、とっかえひっかえして、いやはや時間のかかること。
カメにとっては、OSがパンティなら、ブラウザはブラジャーか、なんて大事なブラウザですらIEはそっちのけで、フリーのFirefoxをDLして使い始めたものの、いまいちしっくりこないので、ツールバーを一つ削除してみたら、どうもそれが原因なのかどうかは不明だが、不具合を生じ、復元するためにあれこれトライしてみたが、結局は面倒臭くなって削除、IEに移行してみたが、やはりこちらも調子に乗ってあれこれ手を加えているうちに動きが不自然になって・・・、ギブアップ。
こんなこともあろうかと、最初から取説にはさまれていた黄色い紙のメモ「システムリカバリディスクの作成」に従って作成しておいた、要は初期化ディスクを先ほど挿入して、PCを工場出荷時の状態に戻し、いま、復活作業を急ぎつつ、メインのノートPCで本稿を認めている次第・・・。

2010/10/04

◎小沢氏、強制起訴へ・・・何たる「呆痴国家」


にしても、これが法治国家のやることかと、一瞬、呆気にとられたが、なるほど「呆痴国家」ならさもありなんと、何となく1人得心した。東京第5検察審査会が4日、小沢一郎民主党元幹事長の資金管理団体「陸山会」の政治資金収支報告書の虚偽記載について「供述は不合理で信用できない」と、小沢氏を起訴すべきとする2回目の議決(起訴議決)を公表、今後、東京地裁が指定す る検察官役の弁護士が強制的に起訴するという。何とも無茶苦茶な話で、とんでもない市民裁判になってしまう。世論は、始めに有罪有りきで、果たして裁判官が無罪判決を出せるのだろうか。こんな素人優先の制度が容認されていけば、次に標的になるのは何方だろうか。人相の悪い政治家は早急に整形した方がいいかもしれない。
審査会は傲慢無知としか言いようがない。この日の議決書で審査会は、検察官が説明した起訴基準に照らしても、本件において嫌疑不十分として不起訴処分とした検察官の判断は首肯し難いとし、この制度は検察官が起訴に躊躇した場合、いわば国民の責任において、公正な刑事裁判の法廷で黒白をつけようとする制度であると考えられる・・・などとしているが、これでは、以前にも指摘したが、小沢憎しで、悪役が似合う小沢氏への市民裁判になってしまう。素人を取り込んだ司法改革の弊害で、何とも、心もとないし、バカバカしい。

2010/09/30

◎2年前購入のデスクトップPCが2万で売れた



にしても、実感はないが、中古のパソコン市場は活況なのだろう、今回DELLの高速ノートパソコンを発注したので、これまで使っていたAcerのデスクトップパソコンをダンボール箱につめ、川崎の量販店に持ち込んでみた。正式には、Core 2 Duo搭載 超小型パソコン+19インチワイドモニタセット。08年6月に7万9800円で購入したマシーンだ。本欄でもその時の気持ちを「ワクワク、ウキウキ、高揚感・・・」なんて報告していた。その1年後にはAcerのノートパソコンを入手して、あまりにも遅くなったデスクトップには、なかなか触ろうとしていなかったのだから当然の流れで、廃棄物で処分してもいいかなと考えたが、それには数千円かかるし・・・、で、少々かさばるが、ま、1万円までいけばオンの字かと、川崎のビッグカメラにあるソフマップまで運び込んだのだ。
ちょっと、ドキドキしながら書籍コーナーで待つこと30分余で、カウンターまで出向いたら、査定の結果は、ナ、何と、2万320円!!! だって。いや、驚いた、ねぇ。年金外収入っていうわけだが、これって・・・どう処理すればいいのか、なんて、ね。
なに、2年前、8万ほどで新品を買って、いま2万円が戻ってきたっていうわけだ。2年間の使用料6万円ってわけなのだが、これを幾らで、売ろうというのか。新品はWindows7が全盛で、いまさらVistaを買おうというお客さんがいるのか。ちょっと丹念に探せば、5万円前後でかなり高性能のパソコンが買えるはずなのにねぇ、とカメはパソコンの中古市場が不思議でならない。

2010/09/28

◎陽気の急変で生活のリズム狂い、辛い


にしても、このところ生活のリズムが完全に狂っている。因果関係ははっきりしていて、陽気のせいだ。猛暑が長引くのはいいし、苦にならない。でも、北西の風、冷たい雨、寒さには滅法弱い。それも急激に変わられてはついていけない。朝、布団の上で、意味もなく周りを見回して、また伏せる。でも、寒いからそれも長くは続かない。といって、何を着るか、考えてはみるが、思い浮かばない。結局は、手近かにあるいままでの半袖のTシャツをとりあえずは纏う。体がなかなか陽気に順応しない。寒さに慣れるのに時間がかかる。外は、また雨だし・・・、身動きとれず。意思とは裏腹に、引き篭もりを強いられている感じ、だ。辛い、ね。そんな朝が続いている。
それでも、昨日は弱い雨の中、よんどころなく、JR蒲田駅前の銀行へ行かなくてはならず、そのためだけに昼前、部屋を出た。用件は、DELLのオンラインショップで購入することにしたノートパソコンの支払い。通販はほとんど代引きで利用しているが、DELLは強気で、前払い、振込みなどで入金を確認して初めて注文が確定するそうだ。そんな傲慢な支払い方法は本来ならスルーするのだが、今回はCPUに拘っていま「最速」のタイプを選定し、比較したらDELLのそのタイプが最安値だったというわけ。
だから、積極的に振り込む気にもならず、雨も降っているとあって、逡巡しながら、それでも自転車で出かけてもいいように、ゴルフ用の上下レインウエアを下着の上に纏い、マンションの外に出たら、いやはや寒いこと、寒いこと。こりゃ、自転車じゃかなわないと、国道を渡って向かい側にあるバス停でダイヤを確認したら、蒲田行きは1時間に1本で、30分待ち。そりゃないよ、と京急の梅屋敷駅まで歩いて京急蒲田駅まで。
駅前の銀行ATMの行列に並んで、 慎重に時間をかけてDELLへ振り込んだあとは、駅ビルと駅前商店街をウロウロして、2日は引き篭もれるだけの食料を買い込み・・・なんて、部屋に戻ったら16:00を過ぎていて、いや、はや、疲れた、ヨ。

2010/09/25

◎中国漁船は「領海侵犯」ではないのか


にしても、腹立たしい限り、呆れてモノもいえない、ここまで堕ちてしまったのか、とスルーするつもりだったのだが、このニュース、実にわかりやすく、単純明快なだけに、やはりひと言、いわずばなるまい。そう、尖閣諸島沖で中国漁船が日本の巡視船に(と=ではない)衝突、逮捕されていた中国人船長が何と那覇地方検察庁から処分保留で釈放 された件。ええっつてなもんだ。
TVのニュースで記者会見する次席検事を見たら「我が国国民への影響や今後の日中関係を考慮すると、身柄拘束を継続して捜査を続けることは相当でないと判断した」だって。これって、地検の会見だろ。政治向きの話を何故、地検がやるのか、越権行為じゃないのか、と。
で、留守役の仙谷官房長官は記者会見で「地検独自の判断だ。それを了とする」と繰り返した。NYの菅首相、前原外相も同様のコメント、法相も「指揮権を行使した事実はない」と、地検が勝手にやったことと、地検の判断を追認する有様。外交になると、まったくお手上げの菅内閣、さながらサンドバック状態で打たれっ放し、当事者能力が欠如していることを露呈してしまったのだ。
「領土問題は存在しない・・・」「国内法で粛々と・・・」と、それはそれでいいのだが、その前、前段に何故「領海侵犯」という言葉が出てこないのか。何とも情けない国になったもの、ヨ。というより、これじゃ、もう国家の態を成していないよなぁ。ト、ホホ・・・。

2010/09/23

◎久々にお肉が震えるほどの高揚感・・・


にしても、485円で買えたデスクトップパソコンを買い損なってしまった。写真でご覧のれっきとしたDELLのワイド液晶一体型デスクトップで、市場価格は9万9800円とか。いま使っている2台のパソコンのうちデスクトップPCが遅くてイラつくので、中古の買い取り価格をチェックしたら1万円ぐらいで引き取ってもらえそうとなったら、もう新しい方に目が移って、あれこれサーフィンしていて辿り着いたのが、ペニーオークションとして知られるインターネットオークションサイト「エンオク」。欧米で人気になっているネットオークションで、画面上のボタンを1回クリックするだけで、1円とか30円といった少ない単位で入札金額が引 き上げられる仕組み。そのクリックに伴ってオークション終了時間は数十秒延長され、ポーカー並みにスリリングなゲームのようだ。
エンオクの場合、入札にはエンオクが発行するコイン(1コイン=75円で購入)が必要。オークションは全商品0円からスタートし、1回入札するごとに1コイン(75円)が消費され、入札価格は5円上昇し、同時にオークションの残り時間が10秒延長される仕組み。で、残り時間が0になった時点の最終入札者が落札者となり、落札価格で商品を購入する権利を得られるわけだ。人気商品で、入札者が増えてくると、落札者になるのはなかなか難しいと思った。


ひと通りルールを飲み込んだところで、エンオクに登録(無料)して、20コイン(無料サービス)をゲットしてから、開催中のオークションを閲覧、その中にDELLのデスクトップを見つけたのだ。リアルタイムのオークションは初体験、あっという間にのめりこんで熱くなっていた。久々に、お肉が震えるほどの高揚感にとらわれたものの、直ぐに生来の吝嗇が首をもたげてきて、300円台だったかで、このピッチでいったら、無料サービスのコインを使いきって元も子もないと、とりあえず矛を収めていたのだが・・・。熱くなって100回もクリックしたら、それだけで、参加費が7500円にもなり、ほどほどで収束しないと、大変な金額になって、儲かるのは結局、主催者だけという構図が浮かんで、いい商売だよなぁ、とまで思い至ったのだから、カメも成長したものヨのう、ノウ。
で、1時間近くたってその夜、再びエンオクにアクセスしたら、22:31に「480円」で終了していたんだよ、ねぇ。不覚といえば、不覚、でも、ねぇ、だ。
実は、その傍で、白熱していたのが東芝dynabook(市場価格15万4800円)で、価格は5円刻みで上がっていて、とても参加する気にもならず、ログオフしていたのだが・・・。翌朝、開いてみたら、その東芝のdynabook、09:12に3万6350円で「終了」していたのを見て、何と一晩中クリックが続いていたんだと、呆れつつ大きなため息がでた。この落札者、いつから参入して、一体何回クリックしたんだろう。まさか、徹夜ってことはないよなぁ。

2010/09/16

◎村木元局長と鈴木代議士の違いはどこ・・・


にしても、改めて、人生運否天賦というしかない。最高裁判所による鈴木宗男衆院議員の上告棄却決定と議員失職、厚生労働省の村木厚子元局長に対する無罪判決、いずれも、傲慢・検察によるミエミエの「国策捜査」で、それも、村木元局長の判決の日程を見据えての最高裁の決定発表ときては、呆れるほかはない。この順番が逆になれば、聡明な国民の目には「鈴木代議士も無罪なのでは・・・」との疑念を抱かれないようにとの深謀遠慮だったのか・・・。
村木元局長と鈴木代議士の違いはどこにあるのか。 最も重要なのは運だ。村木元局長は運が良かったが、鈴木代議士は運が悪かったのである。 サッカーの勝敗を最後の最後にPK戦で決めるようなものだ。運だけ、「国策捜査」なんて、そんなものだ。


ただ、身に覚えもないことで無理矢理、全人格を否定されてしまった鈴木代議士の無念さは、カメごときの推量の域を超えているだろうが、一方でこんなことが罷り通る世の中の底知れぬ怖さが老い先短いカメにすら覆い被さってくる。警察と検察から、被疑者ではなく参考人聴取されたことがあるカメは、検察官の思考方法はある程度わかる。非常に単純で、犯罪を構成する要因、要素が揃っているかどうか、だけだ。それらを組み合わせてストーリーを展開するシナリオライターという喩えは当っている。だから、何より整合性を重視し、大事にする。事実、カメの場合も被疑者か参考人か、逡巡、検討した結果、参考人になったんだぞ、と後で聞いたが、その理由は噴飯モノ。でも、笑えない。自然体が良かったと、密かに自己分析はしてみた。
村木元局長にとって、大阪地検特捜部による逮捕は青天の霹靂だったろう。ある日、歩道を歩いていて、突然交通事故に遭ったようなものだ。さらに、周辺で集められた証言を元に連日、追及されてはたまったもんじゃない。ただ、特捜部の傲慢は、時として杜撰さも伴う。まさに、それは奢りである。今回は公判で供述調書が証拠採用されず、さぞかし周章狼狽しただろうが、担当した検事は既に全員交替したと聞く。反省もない。市民の安心と安全は何処に行ったのか、である。
実は、もう一つ、ずっと放置されている、手強い、大きな問題がある。事件が発生する度に被疑者に群がるマスコミの存在だ。無冠の帝王とか第4の権力とかを気取っての傲岸不遜振りは半端じゃない。いったん「逮捕」「起訴」と聞けば、あとは猪突猛進、被疑者は極悪非道の大悪人、人権も何もあったもんじゃない。「逮捕」をお墨付きに書きたい放題、「起訴」ではそれみたことか・・・だ。
キャリア公務員として過ごしてきた村木元局長にとっては、経験したこともない奇妙奇天烈、無茶苦茶なマスコミ攻勢、マスコミの狼藉に晒されたに違いない。その一部始終をこの際、明け透けに告発しては如何だろうか。ぜひ、お願いしたい。次に改革の波をかぶらなければならないのはマスコミである。

2010/09/13

◎ 谷啓の訃報に接して「ガチョーン」とカメも・・・


にしても、谷啓の訃報に接して、あのとぼけた笑 顔が浮かび、また、その死に方が、自宅で階段を上ろうとして足を踏み外し、階段のへりに顔面と頭を強打しての脳挫傷、体力の衰えから手を先につくこ とができなかったと知って、いかにも、谷啓らしいと嬉しくなった。あっ、あぁぁぁ~~~、ガツン、「ガチョーン」とやって、倒れ伏したのではないか。

手をつけばなんでもないのに、手が反応しなくてよろけることは、近頃、カメもしばしば体験している。くわばら、くわばら・・・。幸いというか、かつて柔道の受身を習得しているカメは、何度か、そのおかげで命拾いもしている。そんなことも思い出した。
谷啓といえば、何といってもクレージーキャッツ、「大人のマンガ」と「シャボン玉ホリデー」で、その中で一番好きで笑ったのが、いつも自然体で、斜に構え、飄々とした谷啓であり、それがカメの青春の原点だったような気がする。
我が家にテレビ受像機が入ってきたのは、確か、カメが高校2年か、3年の時だ。受験勉強なんてそっちのけで、テレビに釘付けになっていて、特に浪人時代は昼、確か12:50ごろだったか、毎日生で放映されていた「大人のマンガ」を見ては、若い転げ、高度経済成長の波に無思想、無批判、
無責任にタダ乗りし、気楽な家業と思い込んだままサラリーマンを続けてこられたのも、谷啓とクレージーキャッツのおかげだと思う。
最近の谷啓は体調がすぐれず、足腰も弱くなり、外出もままならず、自宅療養中だったそうだ。本稿をまとめようと、Netで写真を検索してみたが、「谷啓」ではカメが熱中していたころの物はほとんど見つからず、「クレージーキャッツ」で検索、見つけた写真を使わせていただく。

2010/09/08

◎チキン野郎・菅直人と悪代官が似合う小沢一郎


にしても、侍(さむらい)が見当たらなくなった。侍はスポーツの世界で求心力を発揮しているだけで、本来ならごろごろしていて欲しい政界からはとうの昔に姿を消してしまったようだ。
円高、株安なんのその、コップの中の茶番劇にうつつを抜かす民主党の代表選、連日報じられる低レベルの内容に辟易しながらも、やはりひと言いってみたくなったのが、冒頭の侍がいなくなったよなぁ・・・だ。で、侍には程遠い、チキン野郎・菅直人と悪代官といったほうが似合う小沢一郎ときては、もう噴飯モノ、選挙権もない身には、もはや予想通り亡国の坂道を転がり落ちている途中のひとコマにしか映らず、早々にドロップアウトしたカメは民主党代表選を横目に、ベニア製の看板に「Sell to Japan」と英語で書き込んで粋がり、売り歩く準備を整えているのだが・・・、先日のTOKYO MX 、西部邁ゼミナール 「菅直人,いかなる人物か」(8月28日放送)では、何度も膝を叩き大いに溜飲を下げたもので、ぜひご報告しておきたい。
ゲストは、菅直人首相とはお互いに20代後半からの知り合いで、堂々と批判もしてきた旧友である佐高信で、民主党の代表選自体がマイナスでの選択、いまの時代は政治家の人物論が必要なのではないかと、意思の疎通を図った上での佐高氏の菅直人評・・・。「あの時代に市川房江を担ぎ出すという感覚は、大志を抱く若い男のやることじゃないんじゃないか、市民派というわりには奇兵隊が好きだったり、息子に児玉源太郎が好きだからと、源太郎と名前をつけたり、本筋から外れた市民派じゃないか。模型いじりが好き。官僚には扱いやすい。状況主義、何かになることが好きで、実際になってどうこうじゃない。人間的厚みがない,奥行きがない」
西部邁は直接菅に会ったことはないとのことだが、会ってみることもないだろう。番組中では1度飲む席を申し込んでみようかといっていたが、時間の無駄だ。佐高の話だけで、菅の人間としての器が見える。それも、一国を預けるに値しないタマなのだが・・・。
西部には「小沢一郎は背広を着たゴロツキである。私の政治家見験録」(飛鳥新社1,575円)なる著作があり、その中で小沢について「大口笑い」と「不気味な沈黙」 とも評している。
番組で、佐高が自分の語録の中ではこれが有名といって披露したのは・・・クリーンなタカよりダーティなハト・・・。亡国の坂道の先にあるものは、一体何なのだろう。 

2010/09/07

◎新メニュー「牛鍋丼」を味見してきた・・・


にしても、何故か気になる存在の吉野家、起死回生となるのか、新メニュー「牛鍋丼280円」の大量のPRを見ていて無性に応援したくなり、発売初日の7日夕、平和島店へ自転車で行ってみた。吉野家の牛丼は元々、大好きだったのに、ライフスタイルが変わってからは最寄駅に近い「すき家」党になって・・・、もう久しい。日差しが弱まった午後5時過ぎの平和島店、カウンターは2つで30席ほどの店内にお客さんは2人、何れも20代の単独男性。歩道からも店内は見渡せ、大森に出かける際、自転車で通る度にのぞいているが、カウンターが埋まっているのを見たことがないし、いつも閑散としている。店が広いだけに、それが侘びしく、いつ「閉店」になるのか、それが気になるような店舗だ。

カウンターに出てきた牛鍋丼、写真で見る通りなのだが、箸で肉片をちょっと摘んで口に含んだだけで、こりゃアカンと感じた。牛丼の牛じゃない。肉が違う。肉質が違いすぎる。オーストラリア牛を使って、低価格を実現したとPRの中で告知はしていたから、販売戦略通りなのだろうが、それで、せっかく古い、昔のお客を店に呼び戻せたものの、ま、リピートはしないよなぁ、とがっかりさせられた。もちろん、牛鍋丼の味が不味いわけではない。でも、もう一度食いたくなるほど旨くはない。ホンマ、商売は難しい、ヨ。
それ以上に、吉野家の今回の戦略、何か社運をかけたような悲壮感というか、もっと踏み込めば、捨て鉢のような気分が漂っているようにも感じるのだが、大丈夫だろうか。何か、自民党と民主党の政権交代と構図も似ているような気もした。勿論、吉野家が自民党である。

2010/09/02

◎8つの球体が入った竹製の重ね玉・・・


にしても、上海パック旅行では、何を勘違いしたのか、トチ狂ったのか、市内観光のマイクロバスで立ち寄った総合民芸館で、これまで体験したことのない大枚をはたいて写真でご覧の竹工芸品を買ってしまった。いま、改めてNetであれこれ検索し続けているが、その正体にはまだ辿り着けていない。直径10cmほどの竹の球体、その中にやはり竹の球体が8つ入っている細工物。どうやら、重ね玉と呼ぶようなのだが、その作り方は勿論わからない。
振り返れば、たしか箱根の木工品で中から小さい箱が次々に出てくる工芸品とか、ロシアの民芸品で、人形が何体も出てくる人形とか記憶にはあるが、これはちょっと違う。外側の球体の中に一回り小さい球体が入っていて、さらにその球体の中にもう一回り小さい球体が入っていて・・・、それらは、それぞれ飾り模様の大小の穴が開けられていて、外側の球体の穴に突っ込んだ指で内側の球体をグルグル動かせるのだから、何とも不思議だ。勿論その先の球体も、さらにその先、8つ目の小球体まで動かせるのだ。素材は竹、よくぞといった按配ではあるが、はたして価値はあるのか。要は、何でも鑑定団に持ち込んでも恥ずかしくない一品なのかどうか、だ。


台座に乗っているのはカメの胴体と龍の顔のコラボでカメの甲羅の上にあつらえられた円形の竹製皿に重ね球体が載っていて、実のところ、そんな龍顔のカメの姿を見て、外道のカメが脳裏に浮かび、故なく舞い上がってしまった気がする。普段のカメなら、こんな民芸品に金を払うような嗜好も習慣も持ち合わせてはいないのに、一体どうしたことか。領収書まで書いてもらって、いまだに信じられない・・・。果たして、高かったのか、安かったのか。実は大枚をはたいて・・・と書いたわけで、カメにとっての大枚、いくらだったか的中させた方には50%OFFで進呈してもいいかな、なんて。ウフッ。

2010/08/31

◎旨かった!!! 骨付き豚唐揚げのせ麻婆豆腐ご飯


にしても、中華料理って一体何なんだ・・・、という気になった。東京で食う中華料理は確かに旨いし、横浜の中華街だって旨い。大好きだし、テーブル以外は何でも食うという食への貪欲さには頭が下がるし、空恐ろしい。その本場に行くのだから、さぞや旨い料理、舌がとろけるような食感を楽しめるのではないかと期待していたのだが、全て裏切られた。
何せ、3泊4日の上海パック、食事は朝3回(ホテルのバイキング)、昼1回、夜1回、機内食2回が含まれていて、自分で選んで食べられるのは上海に着いた夜と、3日目の夜の2回しかチャンスはない。それに、ホテルの立地がいくつかある観光スポットからは離れた下町のため、近所で歩ける範囲にはそうした中華料理のレストランとか、妖しげなネオンも見当たらない。

初日の夜、とりあえずはガイド本による上海の目抜き通り、レストランなどが立ち並び、夜はネオンの洪水という「南京東路」(東京なら銀座か)にタクシーで出かけたものの、どうやら地下鉄で一つ手前の人民広場辺りで降りてしまったようだが、もうそこはネオンの波がうねり、人の波が不規則に押し寄せて、老体にはいささか辛く、ヨロヨロ足をもつれさせながら歩く有様。新橋の俗にいう赤提灯の店ならば、外からでも何となく店内の様子はうかがい知れるのだが、上海ではビルばかりでビルを覆うきらびやかな電飾板に気圧されて、足はすくむばかりだ。そのうち、幾ら歩いても、疲れるだけで事態は好転しないと、目に付いた雑居ビルに入りエレベーターで5階の中華料理店に腰を落ち着け、とりあえず青島ビールを頼み、メニューを見たのだが、漢字ばかりで内容の見当もつかない。それでも、写真がついていた豚の角煮とふかひれスープをオーダーした。もう少し、あれこれ食べてみたかったが、近頃では食が細くなっていて、ねぇ・・・。料理は2品ともまあまあの味で、可もなく、不可もなく、か。上海ならではのインパクトはなし。

2日目の夜は、バスによる市内観光の最後のコースで、広東料理とのことで、種類はあれこれ出てきたが、味に特徴がなく、どれも同じよう。特に、旨いものもなく、やはり、可もなく、不可もなく、やはり、上海ならではのインパクトはなし、か。

3日目、ラストナイトは上海万博でクタクタになってホテルについた後、何を食うかとなったら、マックを食いたいと言い出した相方の後輩(済・還暦)とはわかれて、ホテルの近所を歩いて明るい中華食堂に入ってみた。ここで旨いものを食えるかどうかは、コミュニケーション次第と、少し気負いつつ、周りを見たら、日本風のラーメンを啜っていたり、麻婆豆腐かけご飯を食べている方を確認して、寄ってきたウエイトレスにメニューを要求したらメニューはなくて、指を差した先を見たら入り口のレジカウンターの壁に書き出してあって、それを目で追って、何となくわかった麻婆豆腐ご飯(17元)をオーダーした後、もう一つと思って、下の方の一品(4.5元)を指で指して・・・。合計21.5元、日本円で約300円。出てきたのは写真でご覧の、骨付き豚唐揚げのせ麻婆豆腐ご飯で、うふっ、結構旨いよ、やはり少しでもコミニュケーションが取れればといったところで、今回の上海行きでは何より一番旨かった。

2010/08/30

◎炎天下の上海万博、老体にさすが堪える


にしても、上海万博は海外行のきっかけで、万博自体が好きで、期待していたわけではないが、パック旅行で入場券付きとなれば、行かないのもバカバカしく、炎天下、丸1日を潰す結果となった。

万博会場の開幕当初の混雑は既に収まり、このところの入場者は1日約40万~50万人で推移しているそうだ。それに、毎日、開園時間にはかなりの行列が出来ているが、一時間も経てば、その列もさばけるので10:30分以降なら楽に入れるとの、添乗員情報によって出かけてみた。
なるほど、入り口に行列はなく、すんなり入れたが、何より、日差しが強く、暑い。日本館は3時間待ちとかの情報は時々、アナウンスがあり、重宝したものの、いずれにしろ会場か広過ぎ、移動する気力が続かない。


途中、昼飯ぐらい、少々高くても旨い物を食いたいなぁと小鼻を利かせていたつもりで、入ったところは、看板が目に付いた紹興飯店だったか、大外れ。インフォメーション館の2階、ちょっとした大食堂なのだが、入り口のカウンターでウエートレスと見事に話が通じない。メニューらしきものは掲げられていて、レジも設置されているのだが、何をいっても通じない。聞く耳持たぬ・・・という態度が歴然としていて、腹立たしいのだが、ここで怒り狂っては飯が食えない。なんだかんだ、メニューをとっかえ、ひっかえしていたら、何かAB二者択一風のメニューが出てきて、Aを指差して、やっと支払いが出来て、その出来上がったセット料理をそこで受け取って、っと食堂のテーブルにつけたのだった。
また、会場で見かける外人は少なく、大半は中国人で、それも家族連れが多かった。
結局、パビリオンに入ったのは、行列の出来ていないところばかり。あとは、涼みがてらに入り込んだところで、感動したり、感心した展示との出会いは何もなかった。

2010/08/28

◎上海から携帯電話をかけ東京の友人と話した・・・


にしても、ちょっとした上海ミステリーを体験した。上海から東京にいる友人に携帯電話をかけて、話が出来たのだ。
ま、海外でのその手の登録なり、契約をしていれば当然なのだが、何せ困窮甚だしいカメのこと、そんな気の利いたことをしているはずもなく、それどころか、昨年末、ほとんど使っていない携帯電話の使用料に悲鳴を上げ、dokomoとの契約を必死で見直し、電話の送受信だけの契約にしてiモードとかメールの契約は破棄、以降の月額使用料金を700円ほどに押さえ込んでいたのだ。でも、端末の携帯機器の性能は多分向上しているのだろう、カメラの機能は立派に作動し、何枚か撮影してみた結果、携帯端末で見る分にはいいのだが、これをPCと接続しても端末を認識せず、写真を取り込めない。また、時に、TV電話の機能が勝手に作動して、話している相手の顔が見えたりもして、驚かされたりしていた。ことほど左様に、せっかくの優れものの携帯端末を邪険に扱っていたのだ。
ただ、この端末は時計代わりにも使っていて、今回は羽田空港で電源を切り、上海のホテルに入った夜、時計がないことに気づき、携帯電話のスイッチを入れてから寝たのだ。で、翌日の昼下がり、マイクロバスでの上海市内観光の途中、ショッピングビルに入った際、携帯電話を開いてみたら、北京時間と東京時間がデジタル表示され、その上、何と、アンテナが3本も立っているじゃないか。どういうこと? ひょつとしてと、悪戯心を刺激され、東京にいる友人の携帯番号にアクセスしてみたのだ。その際、「変換して・・・繋げますか」とかの表示が出てOKしたら、友人の番号の頭に「+81」が追加されていた。「+81」は日本のコールナンバーだ。
友人は突然の電話に驚いていたが、とりあえずは話が出来たことを確認して満足、すぐさま電話は切ったのだが・・・。さて、はて、だよなぁと、首を捻りつつも、まずは良かったと安堵した。
市内観光を続けて間もなく、ちょっと気になって再び携帯電話を開いたら、アンテナの位置に何と赤字で「圏外」と表示されていて、1人大いにほくそ笑みながら、納得した。なるほど、なるほど、だ。何処で、誰が、何をどう間違えたのかはわからないが、完全にdokomoのコンピュータミスで、それも、ひょっとしたら賢い携帯端末が勝手に反応してしまったのかもしれないと思った。何よりの証拠に、その後も、携帯を開くと、時間表示は北京時間と東京の時間が併記されていたのだ。
ちなみに、羽田空港に着いて、通関を終えてから携帯を開いたら、確か「元に戻しますか」と聞かれ、「OK」をクリックした。さて、この上海→東京の一件の通話料金はどう請求されるのか、されないのか、或いは事故で処理されるのか。ウフッ、である。

2010/08/27

◎上海パワーが世界を席巻する!?


にしても、機内アナウンスで着陸20分前を告げられた後、小窓に顔を寄せて見た上海の景色、眼前に広がる街並み、住居ビル群の広がりは、久々のカルチャーショック、すっかり涸れていたカメの体の深奥から生じる血湧き肉踊る小刻みな震動を感じていた。2、30階建てか、整然と、そして延々と伸びる巨大な団地ビル群、そのエネルギーは半端ではない。入道雲のようにモクモクと湧き上がってくる無言の圧力が窓越しにも伝わってくる。そのオーラは何とも強烈だ。こりゃ日本なんてチャンチャラおかしい、勝てるわけがない、こりゃ歯が立たないと痛烈に感じた。と、同時に、この街で、つい、ひと勝負してみたくなった。この街でなら、まだ、あと、これから10年あれば、十分結果を出せそうな気にもなって、1人、苦笑いしていた。いや、はや、年甲斐もなく、お恥ずかしい。

ま、これが、お国柄というものか、とも思った。何度か訪ねたタイでは、こんな印象を受けたことはない。タイの上空には怠惰の空気が奥深く淀んでいて、怠惰なお肉に包まれたカメは、大好きな怠惰と絡み合ったまま滑走路に進入、怠惰では負けないぞと意気込んでみせたもの。この差は何たるチアだ。
さらに、驚いたことに、「中華」のプライドなのだろう。インターネットで世界中を席巻していると思っていた英語がほとんど通じない。何といっても中国、上海語であることを思い知らされた。空港での案内表示板も漢字ばかりで、英語はあくまでも補助的な表示で、カメなぞは飛び飛びに見覚えのある漢字を繋ぎ合わせて推測するしかない。一連の通関チェックは終始無言で通した。向こうは一言、二言何かいっているようだが、カメはチンプンカンプンだ。
空港だけでなくホテルでも同様に上海語しか通じない。というより、こちらからフレンドリーに拙い英語で話しかけても、表情も変えず、話に耳を貸そうとしない。ま、カメの目からすれば、ツンツンしているように見えるのだ。それは、1人2人ではない。ほぼ全員一致している。これが、 東夷を見る目なのかとも感じた。Googleが撤退したのも、むべなるかなだ。やっぱり、マイペンライのタイがカメの肌には合うと確信した。

2010/08/26

◎東方航空の機内食で今夏初のうな重・・・


にしても、今夏は高くなり過ぎてとうに諦めていた大好物のうな重を中国東方航空の機内食で食べることになるとは、何とも驚きと同時に感謝感激の一幕となった。パーサーが昼食の配布を始めてから、耳をダンボ状態にしていたら、メニューは牛焼きとうな重から選択、迷わずうな重を受け取り、慎重に恐る恐るアルミ箔を取り除いた。ほっ!!! うなぎの蒲焼は写真でご覧の通り、小さな切り身が3片だったが、カメにとっては、今夏初のうなぎだ。他に付け合せは、日本そば、どら焼き、かっぱ巻き、エビ、漬物、たまご焼きなどとミネラルウオーター・・・。おい、おい、こんなにサービスしていいのかい、と東方航空に聞いてみたくなった、よ。
何せ、フライトスケジュールによれば、羽田空港13:30発→(直行)→上海・虹橋空港16:10着。なるほど、この安いパック旅行(総額5万4000円)だから、飛行機もこんな時間帯に運航すれば、食事なしのお茶サービスだけで済まそうという魂胆、さすが中国商法と恐れ入り、何があってもいいように、とりあえずはチェックイン前に近所で食事は済ませておいたのだが、当てが外れてウハウハのサービス。これじゃ、JALの再建はママならないよなぁと、余計なお世話・・・な思いがよぎった。
また、上海万博の会場に行ってみたら、船で移動したE地区だったか、中国東方航空の豪華なパビリオンもあり、入場待ちの行列が出来ていて、カメの企業イメージは一気に上昇してしまったのだ。
ちなみに、上海・虹橋08:55発の帰国便でもそこそこの朝食サービスは提供された。この程度のサービスは、もう当たり前になっていたからか、デジカメを取り出すのを忘れ、報告の写真はご容赦・・・。