2009/07/08

◎「傷だらけの栄光」を観て久々に知的興奮?


にしても、久々に映画らしい映画を見た。昨年亡くなったポール・ニューマンの初主演作で、ロバート・ワイズ 監督の「傷だらけの栄光」。 1956年製作といえば、カメ13歳、中学1年生といったところで、映画館で観た記憶はないが、タイトルは脳裏にずっと刻み込まれ、観た気にもなっていたのだが・・・。
昨深夜、BS11が妙な時間帯(24:40~)で放映、例によってカメは途中でダウンしかねないから、HDDに録画をセットしながら、ライブで視聴し始めたのだが、いや、さすが、凄い。
映画にグイグイ引き込まれていくのがわかった。これが、まさに映画、映画のテンポなんだよなぁ、と感心しつつ、リアルタイムで最後まで見てしまった。
実在したイタリア系のボクサー「ロッキー・グラシアーノ」。その自叙伝を原作に、彼の挫折を繰り返した日々から栄光をつかむ日までを描いている。P・ニューマンの名演、ルッテンバーグの白黒画面、ワイズ監督のテンポのいい演出と、どれをとっても一級品・・・との評も、納得、納得、だ。
青い目のポール・ニューマンが、またいい。これが、まさに映画だったんだよなぁ、と改めて思う。モノクロで、これだけ楽しませるのは、やはり話がしっかりしているから。時代背景といい、アメリカンドリーム、躍動する汗くさい人間ドラマがリアルに伝わってくる。郷愁だけでなく、やはりドラマ作りの面白さを、堪能させてもらった。
で、カメは久々に映画に興奮したのか、はたまた知的興奮?高揚感ってやつに浸って、ウイスキーの水割りを飲みながらも、目が冴えて、そのままBS11の爆笑問題の教養番組?「爆問学問」なんて番組まで見てしまって、寝つけない。ま、強いて寝ることもないのだが・・・。ウフッ。