2013/07/29

◎邦画はやっぱりつまらない、お粗末、安っぽい・・・

にしても、陽気のせいかどうかは不明だが、このところ邦画を鑑賞することが増え、何とも腹立たしい思いが続いている。邦画は終わったと感じたのは何時だったかといえば、もう彼是、30以上前になるか。振り返ってみれば、あの「蒲田行進曲」あたりか。映画館に足を運んで楽しんだ記憶がある。その後、邦画からは足が遠のき、年に1本も見ていなとい思う。何故か、簡単にいえば、つまらないのひと言だ。もっといえば、お粗末、面白くない、安っぽい、底が浅い、奇を衒っただけ・・・等々、要は、企画が貧弱なんだろうなと推察する。ところが、このところ、他人に薦められたり、メディアで推奨していたり、そそられた映画があって、HDD録画などして、視聴した。それぞれの視聴直後の短評メモは・・・。

<嫌われ松子の一生>
これ以上の不幸はないだろうという女の不幸話と知人に教わり、どんなものか、つい見たくなり、検索してみたら、GyaO! で引っかかってきた。
内容的に、こりゃ何なんだって映画。1行づつの経歴をA4用紙にあれこれ綴っているだけで、ドラマ性もなく、何を伝えようとしているのかが不明、ただ奇を衒っているだけ。阿呆らし。

<コント55号と水前寺清子のワン・ツー・パンチ 三百六十五歩のマーチ>1969年制作
東京で一旗揚げようと、母親の残してくれた遺産金を抱えて九州から上京してきた坂下二郎は、駅でスリに遭いそうになったところを板前の萩村金一に助けられ、やがて意気投合・・・ 名匠・野村芳太郎監督による喜劇演出、との触れ込みに何となく懐かしくなって、視聴。
まっ、こんなもんか。ただ、見慣れた顔触れが次々に出てきて、懐かしい。

<大鹿村騒動記> 原田芳雄さん三回忌追悼
南アルプスの麓に位置する長野県・大鹿村。300年以上も続いてきた村歌舞伎が自慢のこの村では、村歌舞伎の公演を5日後に控えているにもかかわらず、リニア新幹線の誘致を巡り村民の意見がまとまらず、歌舞伎の稽古にも身が入らない・・・とかで、何時だったか、確か、西部邁ゼミナールで紹介していたような気がしていて、チャンスがあれば見てみようと思っていたら、テレビ東京の 午後ロードで上映され、ライブで視聴した。
つまらないよなぁ、馬鹿馬鹿しくて、笑っちゃうほどつまらない。結構いい役者は揃えていて、よくぞ真面目に取り組んだよなぁと、こんな台本を渡されて、ある意味感心した、ヨ。それほど、仕事がなくなっているということか。やっぱ、酷いよなぁ。これって、西部だったか、誰かが話題にしていたんだよなぁ。おかげて、何時寝てもいいのだが、最後まで頑張って視聴した、よ。

 KT (金大中)  2002年制作
197388、日本に滞在していた金大中・元韓国大統領候補(当時)が、九段のホテル・グランドパレスから突然姿を消す・・・5日後、ソウル市内の自宅前で目隠し・傷だらけの姿で発見された事件で、カメ30歳、娘が生まれた年でもう立派な大人になっていたはずなのに、内容については全く理解していなかっただけに、TBS木曜デラックスの番宣で見て、無性に見たくなって・・・。
お粗末、酷い作品やなぁ。途中で何度か、録画を削除してもいいよなと思った。話がまさに阿呆らし、や。ほんま、阿呆。ま、邦画なんて、こんなもんやが・・・、ついつい、惹句に惹かれて見てもうたが・・・。監督: 阪本順治だって、よ。これじゃ、佐藤浩市が気の毒、可哀相だ。

2013/07/19

◎ 個人情報保護法なんてあって無きが如し・・・

にしても、近ごろ浮世に気にかかることがあり、ついひと言・・・警鐘を鳴らしたくなった。あれほど、しつこく、口を酸っぱくして徹底を繰り返していた「個人情報保護法」の件だ。
日本で法律は運用次第というか、勘違いとか見て見ぬ振りとか、阿吽の呼吸が優先されてしまう面もかなりある。あれこれタブーにして違法行為を黙認しているケースも幾つかあるが、ここでは触れない。
このほど「個人情報保護法」がらみの、まさに噴飯ものの事件が発生した。新聞の見出しでいえば「ローラさんの父親国際手配」。これって、カメの大好きなローラは何も悪くないし、手配された父親とは完全に別人格だ。警視庁の捜査で、バングラデシュ国籍の53)が浮上、国際手配したとしても、それはそれでいい。それがニュースになるかならないかのバリューはそこで考え、判断すればいい。「バングラの53歳男を国際手配」では、ベタ記事にもならないだろう。警視庁が、そんなことがわからないはずもない。53歳男の個人情報を紐解けば、何といまテレビで大受けのローラじゃないか、となったことは想像に難くない。素知らぬ顔で「ローラの父親」と決して嘘ではない、個人情報を付加し、ネタの欲しいマスコミはマスコミで無批判無思慮に有り難く飛びついてしまう。

と、今度は広島県呉市で16歳の少女が元同級生を殺したと供述している事件、何とも複雑怪奇、奇妙奇天烈、最初に自首した16歳の少女、そして元同級生、その後逮捕された21歳男の他は少年、少女いずれも16歳の合計7人・・・。その上、殺された16歳少女の身元も特定されていないようだ、などと書いてみても個人の属性が16歳と少年少女だけではチンプンカンプン、事実関係が何も伝わってこない。ところが、テレビのワイドショーを見ていたら、逮捕前の少年少女本人、それに少年少女らを知る近所の人までがテレビのマイクに向かってモザイク越しにあれこれ証言しているのだから、何ともはやネタ元は明らかで、個人情報保護法なんてあって無きが如し、マスコミのやりたい放題。こんな按配では、個人情報保護法の庇護の下に「なりすまし」とか、「やらせ」なども横行しかねない。あぁ~~。

2013/07/17

◎無精髭と手足の爪だけは無駄に元気・・・

にしても、早や微かに死臭を放つようになったカメの身体に張り付き、いまなお活発に自己主張しているのが無精髭と手足の爪で、無駄な努力と思いつつも、何とも煩わしくも面倒な存在だ。手入れするのは億劫だし、出かける当てもないので、ほったらかしているのだが、鼻髭は1週間もすると唇の先端に当たり始め、チクチクムズムズしてきて、そのうち食事の邪魔になってくる。まっ、その辺で、流石に手入れをするのだが、面倒臭いことこの上ない。電動バリカンと鋤剃刀、鼻毛カットはさみまで準備してあるのだが、近頃ではいっそ全部スッキリ、剃毛してまうかとの誘惑に駆られることが多くなった。でも、無精髭を蓄えだして間もなく1年、ここまで続けたら、もう少しとの想いも残っているし、なにより剃毛してしまうと、今度は何日おきかに髭剃りが必要になってしまうわけで、剃毛には踏み切れない。それより何より、この髭面にこのところ馴染んできていて、実は秘かに気に入ってもいるのだ。
爪は如何ともしがたい。引き篭もりを続けているのをいいことに、気にはしながら、まだ、まだで、1ヵ月は直ぐだ。そのうち、スニーカーを履こうとすると爪が引っかかったりして、さすがにヤバイ想いに陥るのだが、手の爪は伸びたら伸びたで、実は便利この上ない、ちょっとした道具として使えるから何とも愛おしく、切るのが惜しくなる。と、夏は爪の季節でもあるのか、新聞の家庭欄に「爪のトラブル 原因多様…異常無視せず受診を」なんて見出しの記事があり、専門医が「こまめなケアでトラブルを防いでほしい。夏なら、手の場合は2~3週間に1度、足なら3週間に1度、お手入れすることをおすすめします」なんてコメントをしていた、よ。

2013/07/06

◎ママチャリが振り返って「大丈夫ですか?」って

にしても、昼下がりの蒲田で風呂上り、例によって自転車に跨って用水に架かった橋を渡ろうとした際、橋の端に至るせいぜい2~3mほどの上り坂に往生しフラフラしていたら、後ろからママチャリが1台、2台と追い抜いていき、なにくそとペタルに全精力を注ぎ込んでいたら、続いて追い越したママチャリがチラッと振り返って「大丈夫ですか?」と声をかけられ、はて、さて、何事と俄かには事態を把握できず、それでもやっと橋の上に到達でき、ほっとしたところで気がついたのだが、どうやら自転車で橋の坂を上るのにどうやら悪戦苦闘していたらしい。確かに、立ちこぎでペタルを踏めばいいのに、それが面倒臭くて、サドルに座ったままエッチラコッチラ力を入れても、なかなか自転車は進まないし、時に自転車が立ち眩み状態になって、そこで立ち往生してしまうこともある。確かに、そんな姿を後ろから見ていたら、大丈夫なのかなぁと、不安になるのかなぁと、感づいた次第で、ほう、ほう、加齢による体力の衰退はついにここまで来たかと唖然とした。
振り返れば、なるほど、近ごろ自転車で走っていて、抜かれることが多い、それも幼児を乗せたママチャリにも、だ。というか、抜かれてばかりだ。何をそんなに急ぐことがあるのかと首を捻りつつもマイペースを崩さずぺダルを踏んで何の疑問も感じていなかったのだが、体力の衰退はこんな形で現れていたのかと、ママチャリに指摘されて恥じ入り、いささか驚いてみたものの、まっ、それでも歩くよりは早いだろうと開き直るっきゃないよなぁ。