2007/11/26

◎性的に淫らでないことが紳士の条件?

にしても、紳士の条件にまず性的に淫らでないことと指摘されたのには、久々に笑ってしまった。
今朝の産経新聞「透明な歳月の光」に曽野綾子さんが、「楽しい入院生活」を送るために 死ぬまで紳士を貫く・・・とのタイトルで、高齢者が入院してもてるための心得を書いておられた。
女性には珍しく歯切れのいい的確な論評に頷くことが多いのだが、今回の高齢者の入院に関しては笑わされてしまった。もちろん、納得はしなかった。というより、人間の尊厳を維持しようとする強く固い意思を垣間見た気がして、やっぱりと思うとともに、カメは自らの軽佻浮薄さを思い知らされつつ、外道の道の選択の正しさを再確認してちょっとした快感に浸った。
「性的に淫らでない」ことのほか、曽野さんによれば紳士の条件はユーモアはあった方がいいのだが、下品な駄洒落は敬遠される。教養もどこかで現れる・・・そうだ。
なるほど、なるほど、カメは性的に淫らな上、下品な駄洒落は大好き、さらに教養のかけらも見られない外道で、その方が人間らしいし、最も自分に素直で正直な生き方だと思っている。その価値判断は快感の有無、快か不快か、だけだ。
人間の尊厳とは何か・・・、論議を深めなければならないが、判断力が鈍って入院する方にとっての尊厳は、人それぞれであっていいと思う。
曽野さんのように入院してまでも紳士たれと他人にいうのは傲慢すぎるのではないだろうか。外道のカメはそう感じて、ちょっと一言なのである・・・あぁ~。