2007/03/17

◎ホリエモンへの判決は厳し過ぎ・・・


にしても、新しい時代の寵児への判決は執行猶予がついて欲しかった。ライブドア(LD)事件で証券取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載、偽計、風説の流布)罪に問われた堀江貴文被告(34)に対し昨日だされた東京地裁の懲役2年6月(求刑懲役4年)の判決は厳しすぎる。
堀江被告の「無罪主張」は無理な話だと思っていた。代表取締役として決算書に署名押印していれば「知らなかった」ではすまない。ただ、長銀など他の粉飾決算事件と同様に執行猶予はついてもいい。なのに、堀江被告はそれはプライドが許さなかったのだろう、あくまでも無罪主張を貫いてしまった。法廷戦術で、潔いといえば確かにそうだが・・・、何とも悔やまれる。
アナログからディジタルへ、時代の流れが大きく変わりつつある時に登場したホリエモンは何しろ格好かった。颯爽として、これからの新しい時代の息吹を感じさせてくれた。特に、株式市場にちょっと首を突っ込んでいたカメは瞬く間にホリエモン、あと村上“信者”となっていった。
ニッポン放送株で散々煽られ、その学習効果もないまま、今度はLD株を握ったまま、地検の“強制捜査”をTVのニュースで「なぜだ!」と呻き見る羽目に・・・。
この間、損害は総額いくら・・・とご報告したいところなのだが、恥ずかしいだけで・・・。だからでもないが、ホリエモンを憎む気にはなれない。新しい時代の寵児として大いに応援したくなる。いいパーソナリティーだと思う。