2009/05/01

◎pa~i pai pai pai pai pai pai pai


にしても、外国語はやはり現地で実際の使われ方を体験しないと、なかなか身に付かない気がした。その時、その言葉の使われ方を目撃体験してなるほど、なんだ、そうかと、いたく感心。自信を持って、これからは使えるなと思った。

タイ語で「pai」という言葉、良く使われるし、会話の入門編には必ず出てくる。英語では「go」、日本語で「行く」なのだが、何より使い勝手がいい。
「私は行く」「☆☆へ行く」「買いに行く」「行きません」「行きますか?」「行かないんですか」「行くんですか」「行くつもりです」「行きました」「行ったことがある」・・・
文法的には、「pai」一つで、肯定文から否定、疑問、過去、過去完了などタイ語の使い方のあらゆる分野を網羅してしまう。と、まあ、そう書いて、カメは、確かにそうなのだと、改めて思う。実は、これが、カメの大好きな能書きで、もちろん実践が伴っていないのだが、なんとも、はや・・・なのである。

それが、昨日の午前中、ホテルを移動する際、ボーイに行き先のホテルの名前を告げてタクシーを呼び入れてもらった。と、最初の車の運転手はホテルの名前を聞いて行ったことがないと首を捻ったら、一発で追い返された。それでも、カメが手にしているホテルの地図に目を留めて、未練たらしく、2~3m走ったところでドアを開けて戻ろうとしたら、ボーイが早口で「pai pai pai pai pai pai pai pai」とリズム良く叫んだ、というか唱えたのだ。合計7回、最初の「pai」だけは「パァイ」と強かったが、そのあとは犬を追い払う時のように右腕を軽く上げ、手の甲で振り払うように「シッ、シッシ」という感じだった。

カメは「pai」の意外な使い方に接して、そうか、それでいいのか、と妙に感じ入った。なら、タイ人は、例のアノ時も「パイ、パイ」というのだろうか。ちょっと気になった。