2008/01/20

◎TVで見た「電車男」は「かったるい」のひと言


にしても、テレビで初めて見た「電車男」は「かったるい」のひと言だった。とはいえ、なるほど、ねえ、これがあの電車男ねぇ、と最後まで見てしまった。
話の内容に比して何とも時間が長過ぎ、もっとバサッと削れるのではないか。そんな、その程度の話だった。ま、これが現代、今風なのかもしれないが・・・。
Netから生まれた純愛実話、単行本化、ヒット、映画化・・・とさんざん話題になり、関心は持ってはいたが、本も買わず、映画も見ずで、昨夜のテレビ上映まで待っていて『正解』だったと自画自賛した。
その底の浅いストーリー、偏狭で純な登場人物は多分、現代の日本そのもの、日本の社会、日本人を象徴する作品になっていて、それにスタッフをはじめ、その何人が気づいているのかが気にかかる。
何とも情けない現実に、でも、それを「そんなもの」「しょうがない」と是認して自虐的な薄笑いを浮かべ、手をこまねいたままで、さらなる現実を追認してしまう、そんな日本の行き末がはっきりと見えてきた。あぁ~。