2014/10/21

◎アダルトビデオ500本も廃棄なんて・・・

にしても、「いよ!ご同輩」と 思わず声をかけたくなるような事件をNet上で見つけた。18日配信の産経新聞、見出しは、アダルトビデオ500本捨てる 「廃材と一緒に捨ててくれると思った」。以下本文・・・。
 大阪市西成区萩之茶屋の通称・三角公園にアダルトビデオのテープ約500本を捨てたなどとして、大阪府警西成署は17廃棄物処理法違反容疑で会社役員の男(70を逮捕した。同署によると、容疑を認め「7年くらい前から公園での炊き出しボランティアにかかわっていた。ここに置けば、廃材と一緒に捨ててくれると思った」などと供述しているという。
 逮捕容疑は同日午後1時ごろ、知人の岡山県の介護士の男40=同容疑で逮捕=とともに、三角公園にビデオテープや雑誌などが入った袋17個(計約200キロ)を捨てたとしている。
 同署によると、公園にいた複数の人が2人がトラックの荷台から袋を捨てたのを目撃し、110番するとともに「何してるんや」と言い寄った。2人は袋を回収し公園から逃げ去ろうとしたが、駆けつけた西成署員が身柄を確保したという。

いまや、ビデオテープといえば、アダルトショップに110円で並んでいて栄枯盛衰、まさにカメなどは目頭が熱くなる。ビデオ作品のカバー写真を頼りに妄想を膨らませながら大枚はたいて買ったはいいが、一生使うものでもなく、そういえば「これ一本で一生抜ける」なんてキャッチコピーもあったっけ・・・、狭い部屋に溜まりに溜まって収納場所がなくなり、次を買うためにショップに売りに行ったものだ。110円で引き取ってもらえばいい方で、DVDに席巻されてからは、テープは引き取ってもくれない。それでも好き者だけにテープは増えて廃棄処分に頭を抱えるのだ。カメの場合、踏ん切りがつかずに、ついつい残していたのが日活ロマンポルノの「谷ナオミ」もの、10巻ほどだったか。いわば、わが青春、性春そのものであり、何とも愛おしく、とても廃棄に忍べず、10数年ほど前、六本木でハブバーを開店した知人男性の店に託したのだが…。


2014/10/11

◎“老後破産”なんて、ほんとにあるのか

にしても、先夜、例のNHKスペシャルに取り上げられてしまった。タイトルは老人漂流社会「“老後破産”の現実」。カメの顔は映らなかったものの、生活の実態は余すところなく暴かれて、些か恥ずかしくもあり、ちょっとした快感でもあった。番宣にこういう。
独り暮らしの高齢者が600万人に迫る勢いで急増している。その半数近く、およそ300万人が生活保護水準以下の年金収入で暮らしている。
その通りで、300万分の1がかくいうカメである。ナレーションで生活保護の水準は月額13万円といっていた。カメの計算でもそうなる。その数式は1時間当たりの最低賃金×8時間×20日=生活保護費だ。実は、カメは年金を受給するずっと前から、それは承知していたのだが、実際に振り込まれた金額を見て、あまりの現実に二の句がつげなかった。何せ、13万円どころか、二桁を超した程度。とはいえ、受け入れるしかない。会社を二つ、三つ変わり、勝手気ままに過ごしてきての結果だ。今更愚痴っても詮無いこと。年金難民という言葉が身に染みた。大学を卒業して一流企業に入社して40数年勤め上げた竹馬の友との格差たるや、まさに語るも涙だ。
では、なぜ生活保護費を申請しないのかといえば、残念ながらなのかどうか、申請要件に欠けるのだ。何かといえば資産、貯金はないが、いま居住するワンルームマンションがあるからだ。このマンションを売って、多分350万円ぐらい、その代金を使い果たせば申請できるし、そのつもりではある。そうすれば、何より、医療、介護費用の個人負担がなくなるのは大きな安心だ。
いま必要な住宅費は管理費と修繕積立金だけ。NHKで取材していたケースでは、いずれも家賃が6万円ほどかかって、結果その残りで暮らしているわけで、カメはその点家賃分を自由に使えているから、破産寸止めといったところか。
最寄り駅の京急大森町駅前の不動産屋の看板を見たら、カメが住むマンションが張り出されていた。家賃は月額5万5000円、まさにNHKスペの通りの展開なのだが・・・。カメがある日突然、突発的に倒れて1カ月間も入院したら、病院への支払いでマンションを手放さざるを得なくなり、当然の如く生活保護費を申請して、カメは温かい社会に守られながら安心して暮らしていけるわけで、番組が指摘するような“老後破産”なんて、ほんとにあるのだろうかと思った。



2014/10/01

◎入れ歯更新に26万余円、 背筋凍った

にしても、はや10月、ブログの更新が滞りがちになってもさほど気にならなくなって、些か反省もしてみたが、ピンと来ない。さほど、脳の砂漠化が進行している証左かと思うと情けない。前回、新聞一面下のコラムを読む傍から忘れていく症状を愚痴って、それをアップした後で気がついたのだが、それって昨夜の食事の献立を思い出せないのと同じじゃないかと汗顔の至りなのだが、一面コラムの件が何故新鮮に思えたのかはいまだに謎だが、多分、ブログのネタに呻吟していたのかもしれない。
にしても、最近では珍しく正気に戻ったことがある。29日の昼下がり、JR大森駅近くの歯科医院でのこと。年初から始めた入れ歯の更新。月2回ほどの診断治療を続けながら何度か型取りをしてのやわらかい入れ歯、ループ・シリコーン義歯が、ようやく装着されることになり、窓口で次回の予約日を決めた後、「次回は、265000円、ご用意ください」と告げられ、一気に目が覚めたというか正気に戻ったというか、息苦しくなった。入れ歯の更新を決意したときに、まっ100万までだったらいいかなと覚悟していたのだが、それは半年以上も前のこと。26万円といえば、率直な感想では安く済んだといったところたが・・・。ちょっと振り返ってみても、10万円以上の出費といえば、20年ほど前のワンルームマンション(:現居住)購入を除いて思い当たらない。まっ、高額出費といえば5万円前後のノートパソコンと、7万余のタイ往復航空券ていどか。念のため、なけなしの預金通帳を開いてみたら、なるほど、まだ払えないわけじゃないが、ここから26万円を引いてみると、その残高はいかにも減った感じ、あと何年生き長らえるのか暗算できるようで、背筋が凍った、ヨ。