2015/10/10

◎がん検査 重ねる度に 近づく死

にしても、肺の影をそっくり切り取ればOKなんだろうなぁ・・・なんて努めて気楽な気分で東京労災病院へ、この日は先日のPET検査の結果を中心に肺がん状況の診断、かなりな事が分かるはず。そのカラー画像を見せながら医師の説明はやはり専門用語が多く、浅学非才の脳にはすんなり入ってこない。どうやら、肺に挟まれたところ、縦の隔壁、じゅうかく(縦隔)というんですね、こういったところのリンパ節も取り込みがあって、転移だろうということなんですね。外科の先生とも話したんですが、取れなくはないだろうが、場合によっては、左の肺は全部切除するかもしれない、それを避けてガンのある上肺だけ取って、下肺を助ける、開けてみないとわからないが、下肺だけ残すのもできるかもしれない。縦隔への転移については、術後に取り切れていない場合もあるので、術後に抗がん剤をやった方がベターかもしれない。外科的には、本人がリスクを承知なら手術をすると話していた、と。
続けて、考えは決まりました? もう、お任せ、身を預けようかな、と苦笑いで返していた。正直、そうなんですよ、ね。そんなに選択肢はないんですよねぇ、と。まあ、それなら、一回入院して内視鏡でのぞいて、ブツを取って調べるところからスタートしましょう。来週は大丈夫ですか?
そこで内視鏡検査の手順などを説明しているうちに、水を飲み込む際に激しく咳き込む事が多いと答えたら、それは胃カメラですねともう一日かけて胃カメラ検査もと手配し、二泊三日の検査入院が決まり、その後は、介護士と事務方から改めて手術の概要、入院の注意点などを説明されたのでした。
その夜再び、NET検索して探したところ、似た症状を見つけた。
がんは、発生した場所で大きくなるだけではなく、リンパ管や血管に入り込んで移動し、さらに大きくなることがあります。がんが発生した場所の近くにあるリンパ管に入り込んだがん細胞は、リンパ管からリンパ節に流れ込み、そこでまず止まります。白血球やリンパ球の攻撃によっても排除されず、生き残ったがん細胞はリンパ節で増え始めます・・・と。
いや、はや、恐ろしい。身が竦む、ねぇ。