◎脳とお肉の衰弱甚だしく腕時計を購入
にしても、今回の訪泰では改めてカメの脳とお肉の衰弱を思い知らされた。全ての機能が劣化していて、動作は鈍く、もちろん決断も遅い、というか全て、一事が万事、ただ何となく流されている感じが強い。時間に後押しされているようでもある。何かをしたいといった強いモチベーションは希薄というより、湧いて来ない。気が付けば、状況は少しだが進んでいる。といって、状況が改善されたのかといえば、そうもいえない。時間が経過しただけで、まるで民主党政権を見るようで我ながらいささか情けなく、腹立たしいのだが、当然ながらそれが表出するほどのエネルギーはない。
最初にそれを自覚したのは時間だ。脳感時間も体感時計も感じなくなっている。機内でほとんど眠れず、何度か食事したせいもあるのだろうが、時間の感覚がさっぱりなくなっていた。東京・羽田を0:20に飛び立って、バンコクで乗り継ぎ、チェンマイに着いたのは09:10。宿についてホッと一息ついて11:00、時間を知ったのは宿のフロントの時計で、まだ昼飯前じゃないかと、何か随分得した気がしたものだ。
カメは腕時計を持っていないし、携帯電話を持ち歩くこともない。頼りはノートPCだけで、それもタイ時間に設定を変えれば機能するのだが、何となく馬鹿馬鹿しくてやらない。時差「マイナス2」でいいじゃないかと思っていたし、これまではそれで不自由を感じていなかった。ところが、今回はその引き算、暗算ができない。なぜか、引っかかるというか、ピンとこない。単純な暗算なのだが、これがやたら面倒臭いし、実感が伴わないのだ。やっぱりこりゃ時計が欲しい、必要だと強く思った。
機能が一つで、これほど価格に隔たりががある商品もないだろう。何せ、ン千万から100円ショップまで。勿論、カメが探すのは100円クラスなのだが、ご当地で時計店は目にしないし、ショッピングセンターや屋台などでも時計は少ないと知った。100円といえば、タイでは37.37B T(4日、為替)だ。いくつかの売り場で確かめると、安値は199BT。円では500円余か。2~3日は見て歩き、ショッピングセンタービルの売り場で購入したのが、アップした写真の腕時計、199BT。いまのところ、故障もなく、大いに重宝、納得している。目で見るだけで瞬時にいまの時間がわかるっていうのは、ホント便利だ。思考能力ゼロ・・・ウフッ。