2009/10/17

◎凄いヨ74歳、ノムさんの楽天、ヤクルトと対戦も・・・


にしても、野村克也・楽天ゴールデンイーグルス監督はさすがに凄い、よ。74歳だぜ。何という執念深いおじさんなんだ・・・。昨16日夕と今日17日の昼下がり、仙台市のクリネックススタジアム宮城で行われたパリーグのCS第1ステージ でソフトバンク を下したのだが、その2日間、カメはライブで第1ステージを中継したNHK/BSに釘付けだった。 次に楽天は、21日に札幌ドームで開幕する第2ステージでリーグ優勝の日本ハムと対戦することになったんだから、こりゃ、この勢いなら、ひょっとすると、日本シリーズで古巣のヤクルトと対戦することもあるなと、独りごちて、ニンマリした。
実は、 野村克也監督の選手時代はほとんど知らない。好きになったのは、ヤクルトの監督になってからだ。「長嶋がヒマワリなら、オレはひっそりと日本海に咲く月見草」とか「生涯一捕手」など味わい深い箴言には共感していたが、何故か、他人には公言することはなかったし、カメの周辺で野村監督を好きだという言葉を耳にしたこともない。何となく、公言することが、憚られたとしかいいようがない。それも、全てはヒマワリ・長嶋のオーラ、威光だろうと思った。
真っ当なサラリーマンにとって長嶋は憧れであり、目標になったが、野村は所詮、月見草で、目標には上げ難いし、それでも上げれば反動分子と見られかねない。ただ、どんな会社にも野村タイプの愚痴の多い駄目がつくようなサラリーマンは何ぼでもいた。でも、野村は、そんなひねくれて見える損な人生をこれでもか、これでもかと徹底して生き抜いてきて、選手時代には幾多の勲章・・・、三冠王をはじめとして、 MVP5回、本塁打王9回、打点王7回などの他、ベストナイン19回とキラ星の如く、だ。
それをいい得て妙なのが「月見草」というわけで、それらを承知の「監督」業もその延長線上にあり、何だかんだと五月蝿がられながらも、野村再生工場などと揶揄されながらも日本一に輝き、リーグ優勝も重ねてきて、いま74歳、楽天を第2ステージ進出にまで育て上げてきたというのに、何と、「今季限り」とのご託宣・・・。やっぱり、所詮は「月見草」って、救われないよなぁ。