2013/12/31

◎プーケットの夢幻の世界を遊弋・・・

にしても、プーケットに来て「此処は何処、私は誰・・・」の常套句に新たに1つ加わった。「今日は何曜日」。はて、さて、今日は何曜日?とか、今日は何日なんてことが気にならなくなった。南の温暖な島で過ごしていると、そんなことはどうでもいい、気にならない。気にしなくても過ごせる。何より、テレビも見ないからなぁ。それでも何不自由ない。南の島に来て、思い当たることといえば、早寝早起きか。こればかりは、お肉が自然に反応してしまうから、どうにもならないよなぁ。苦手なはずの早寝早起きが当たり前になってしまう。
体が寝ていられない。昨夜もビーチ沿いのメイン通りを歩いていて、「今夜ファイト」「今夜ファイト」と街宣車からキックボクシングの対戦を告知、ボリューム一杯に叫んでいたが、念のため、試合開始の時間を確かめたら午後8時、そういえば、激戦が展開されるスタジアムはついさっき通ってきたところだ。そういえば、プーケットでのもう1つの看板イベント、世紀のオカマショーは午後10時開演とか。カメとは生活のリズムか違いすぎる、よ。
先夜は、YouTubeでプーケットの動画を視聴していて、一体何をしているのかと、まさに夢、幻の世界が混在している、そんな摩訶不思議な瞬間を体験した・・・。ウフッ、おバカさん、やぁ。

2013/12/29

◎「微笑返し」怖くタクシーに乗れない

にしても、プーケットでカメが難儀しているのは足の便だ。チェンマイでは着いたその日にトゥクトゥクでスーパーのBigCへ行き最安値の自転車を買って重宝していたのだが、プーケットではまったくといっていいほど自転車を見ない。南北に50kmある島(東西20km)の中央は山が幾つかあって、これを上り下りしないと隣の街、隣のビーチには移動できないから、自転車が用を為さないのは納得。交通機関といえば、公営のバス(1時間に1本程度)の他はミニバス(バン)、リムジンタクシー、メータータクシー、バイクでこれの運行の仕方、料金は交渉次第とかでチンプンカンプン、理解不能で特に騙されないよう端から疑っているから、乗る気にならない。それに、今夏からバトンビーチの道路は渋滞解消策として一方通行になったとか、乗る場所によってはとんでもないことになりそうだ。
勿論、双方向のコミュニケーションがとれればいいのだが、これが実は最も難しい。流行り言葉でいえば「微笑返し」だ。微笑みの国だけあって、話すときに微笑みは絶やさない。世間話ならそれもいいが、何か頼みごととか、教わる際はその微笑がネックとなる。バンコク、チェンマイでも体験したが、タイ人気質というやつ、他人に嫌われたくない、善い人と思われたい、だから微笑んでいるに過ぎないとしか思えない。たとえば、右も左もわからぬカメが観光地図を広げ指で指し示し、道順を聞いても微笑が返ってくるだけで、それが正解なのかどうかはわからない。かつて、そんなドジは幾つも踏んだ。微笑みに隠された危険性だ。お互いの勘違いがどんどん膨らんでいって、ついには手に負えなくなる。その解消法にカメは拙い英語を使った。これだと、突っかかりながらも、違う道をお互いに微笑みながら進んでいくことはない。

2013/12/27

◎「ちょっと贅沢」がとんでもないことに・・・

にしても、疲れて、疲れて、もうぐったり。世界的にも知られた南の島、プーケットのビーチに来て3日、まだ海にも入っていないというのに、この体たらく、参った。でも、とりあえず無事に到着したお知らせだけはしておかないと、ねぇ。毎日更新し続けたチェンマイと違って、ここではちょっと奮い立たないと、大好きな更新も途絶えてしまいそう。
今日は夕方、昨日歩き過ぎた祟りで脹脛がパンパンに張って、足は浮腫み、歩くとよろける始末。こりゃ、もうヤバイと宿に近いマッサージ店で誘われるまま覚悟を決め入店人肌恋しいとまではいかぬが、それでも掌の感触は心地良いフットマッサージ。ま、まぁの腕か。まぁ、よかった。
1時間足らず、しめて250THB(750)は高いのか、安いのか・・・。まっ、チェンマイではよほどのことがない限り、マッサージは不要だった。
今回のプーケットは、なんせ、年間で最も割高なピークシーズンなもんで、それを承知の介、いつもはケチなカメが思い切って「ちょっと贅沢」しちゃおうかなと心構えは出来ていたのだが・・・。
現地入りして目前に展開される光景は、「ちょっと贅沢」なんて生易しいもんじゃない、ヨ。まずはホテルなどの宿泊費はチェンマイに比べ3~5倍で、何より、2段ベッドにシャワー、トイレ共用などのゲストハウスはほぼ見つからない。

何より欠かせない食事がやたら高い。こちらもチェンマイ比で3~5倍。これは辛い。チェンマイでは数多い道路に展開する屋台群がビーチ周辺にはなし。さらに、チェンマイでは普通に点在し賑わっていた大衆食堂が存在しない。ビーチでは多分、それらが全て中流店に衣替えしているようだ。まだ、食事の回数は重ねていないが、味、量ともにまぁまぁ、満足度は高いが、値段も・・・って、とこ。「ちょっと贅沢」がとんでもないことになっている。

2013/12/16

◎お肉の劣化甚だしく無事に行けるだろうか・・・

にしても、寒くて寒くて身も心も収縮しているうちに、ほとんど忘れかかっていたプーケット行きが目前に迫っている。もちろん、準備は何も進んでいない。旅慣れたからかと思いたいが、今回はよくよく考えると、どうもそんな簡単なことではないような気がしてきた。肉体の衰え、筋肉の腐食が尋常ではない。古希を過ぎてから顕著になったような気もする。スーツケースを持てるだろうか、なんてことが脳裏をフッと過ぎったりもする。
特に、自転車で走っているつもりでも、どんどん抜かれてしまう。時に、追いかけてもみるが、追いつけない。それが、口惜しくも情けない。不思議でもある。スーパーのレジで小銭入れの1円玉を夢中で数えて、周囲の視線も意に介さない。最たるものは、1人暮らしだから何日間も喋らないことも多い。喋っていないと、誰かに何か尋ねようとしても咄嗟に声が出てこない。それでも、スーパーなどで買い物するには差し支えない。目にする必要なものを篭に入れてレジまで運べばいいわけだ。こりゃ、もはや、日本にいても社会とのコミュニケーションはとれていないわけで、タイでの日常生活と一緒じゃないかと、妙に得心したものだ。タイ語会話が相変わらず出来ないのもむべなるかなである。
先日は、HISから「渡航先情報を事前にご確認ください 」とメールが届いた。現在、バンコク・カンボジアに於いては既に「十分注意して下さい」が外務省より発令されております・・・とある。 念のため、外務省の海外安全ホームページにアクセスしてみたら、手取り足取り、これでもかとあるのだが、腐食した脳には刻まれない。かつてヘビースモーカーだっただけにちょっと気になる禁煙情報といえば「禁煙が強化され」とあり、禁煙場所が多く、そこで吸えば罰金とかで、要は「吸うな」ということのようだ。了解、了解・・・。