2009/06/22

◎「The Reader」は英語原版で一足早く機内観賞・・・


にしても、日本でいま公開されている映画をほぼ1カ月前に、何と字幕スーパーなしの英語原版で観賞していた。邦題 は「愛を読む人」となっているが、カメが見たのは「The Reader」と原題で、Yahooの映画欄でスチール写真を見て、これだよ、と独りごちた。
バンコクから東京へ帰るタイ国際航空機の中で、気紛れに選んだ映画だった。JALとかANAなら日本語吹き替えとか字幕スーパー付の映画を用意しているのだろうが、タイ航空では、日本語版は一切なしで、中国語スーパー付が何本かあり、時勢を感じさせられたのだが・・・。
機内の座席でイヤホンをつけ、小さいディスプレイと対面すると、集中力が増して、別世界に没入でき、言葉は分からないものの、映像だけで何となく分かることは分かる。若い高校生ぐらいの男の子が、アラフォー女の餌食になって・・・、その程度のことは伝わってきた。で、途中から法廷に画面が変わって、その女性が過去にナチスに関わっていたようなことが裁かれているようだったが、実際のところは判然とせず、それでも、この女優は気品が高く、フェロモンが漂っていて、映画のタイトルだけはメモして、東京に着いたら、DVDでも探してみようと楽しみにしていたのだ。
Net情報に接して、映画の荒筋は大きくは外れていなかったようで、カメは妙な自信を持つとともに、「愛を読む人」の 邦題にはちょっと違和感を持った。
原題のまま、「朗読者」の方が伝わってくるものが多いような気がしたのだが・・・。