2010/01/30

◎日本のテレビ番組が無料で見られるとは・・・


にしても、終の棲家が決まってしまうと、時間も気分も余裕ができ、その上、インターネットも無料とあっては、やることは一つ、東京での生活とほとんど変らず、部屋に引き篭もってNet三昧の日々が始まったと思ったのもつかの間、海外で日本のテレビが見られる無料インターネットテレビ視聴ソフトがあると知って、ダウンロードしたら、なるほど、なるほど、リアルタイムで日本のテレビ番組が見られ、ラジオ放送が聴けるじゃないか。いや、驚いた、ね、もう。
ちなみに、このソフト、KeyHoleTV(キーホールテレビ)といって、アンテナもテレビチューナーも不要。P2P技術によってパソコンで地上波アナログ・テレビ放送を視聴することができるソフトウェアで、総務省の「次世代 P2P型コンテンツ流通高度化技術に関する研究開発」によって開発されたそうだ。全く知らなかったが、これをつかって、自分で音声・映像を発信してこの KeyHoleTVに配信することもできるそうだが、こちらはテレビ、ラジオの視聴だけで十分満足だ。何か、原口総務相にお礼のメールでも送りたくなった。
いとも簡単にノートパソコンにダウンロードできてしまい、まずはいつも聞いているラジオ放送、そして民放テレビにアクセスしたら、土曜日の午後とあって、いつも視聴している番組が見当たらず、さて、はて・・・やった。
ま、夜の特番でもあれば、こちらでは2時間の時差があるので夕方からのテレビ三昧ともなりそうな気がしている。

2010/01/29

◎ これがまあ終の棲家かロイクロ通り



にしても、チェンマイでやっと終の棲家を手に入れた気がする。これまでの汗と涙の結晶、というか、ご褒美やな。この2ヵ月近く、日がな一日、Netにアクセスして、チェンマイのゲストハウス、サービスアパートメント、ホテルをサーフィンしていた。
その中で、ちょっと目に付いたゲストハウスに年明け早々予約を入れた。チェンマイに到着した夜と翌日の2泊(一泊200B=600円)で、2日目にリストアップした終の棲家候補を見て回ってから、その後の予定を決めるつもりだった。予約したゲストハウスは近くでサービスアパートメントも運営していて、まずは、そこから巡回してみようと思っていた。
予約したゲストハウスに着いたのは午後6時過ぎ。確か、前回訪チェンマイの際、このロイクロ通り近辺は探索していた。チェンマイ唯一の繁華街、ナイトバザールへ徒歩10分圏内で、ビアバー(オープンバー形式の飲み屋)が密集した欧米人の歓楽街、ホテルやゲストハウスも多い地区だ。
ゲストハウスの第一感は古くて、古くて・・・。何せ、1泊200B(600円)、ま、しょうがない、か。とにかく朝4時起きで、トータル8時間余のフライトでクタクタとあっては、別の選択肢を探したり、怒ったりする余力はもうなし。と、ほほ。2日分400B(1200円)を払って、狭い部屋に。荷ほどきする気にもならない。ナイトバザールへ突っかけでブラブラ、ちょっつと迷いつつも、タイレストランでチャングビールのLとカオソイチッキンをオーダー。なかなかのもんやった。170B(510円)。で、早寝、多分、9時過ぎ、や。


    2日目の朝、跡継ぎ息子の案内でそこから歩いて5分足らずのアパートへ。
そこは5階建て、薄いピンク色の洒落たマンションだった。狭いが、中庭には水を張った小さなプールがあって、プールサイドには木製のデッキチェアーまであった。建物に入ると、床はピカピカのタイル張りで、もうそれだけでOKの気になった。
部屋は2階の角部屋で、20㎡余りのワンルームと4㎡余のユニットバスルームにベランダ付き。設備は、ダブルベッド、エアコン、テレビ、冷蔵庫、扇風機、木製のサイドボード、洋服かけ、ソファー、バスタオル2枚、ミニ石鹸、温水シャワー、トイレ、洗面台、とこの値段でこれ以上は望めないというレベルで、OKと即答した。


これまで散々見てきた体験からして、これ以上探してみても、この部屋を上回る物件は、まずないと思った。リストアップした中に、ひょっとしたらあるかもしれないが、それらはいずれも郊外で立地で劣る。何かがないにしても、ロイクロ通りのように、いかにもありそうな、そんな立地がお気に入りのカメだけに迷いはなかった。
で、賃貸契約書を作成し、1ヵ月の家賃6000B(約1万8000円)、他に保証金4000B(退去時に返却)を支払った。あと、水道代が1ヵ月100B、電気代は使用分だけメーターで支払うとのこと。単純に計算すると、実質28日間滞在するとして1泊215B、光熱費を含めても1泊250B(750円)程度だから、こたえられない。ちなみに、この部屋、Daily Use/1dayは600B。
その上、有難いことにインターネットは無料(無線で接続サービス)で、部屋に入ってノートパソコンを開き、パスワードを入力してもらったら、何とあっという間に繋がった。カメにしてみれば、これだけでも大儲けしたような気になった。

で、Yahoo辞書に「終の棲家」を入力してみたら、例句が出てきて、つい拝借したくなって・・・
「これがまあ終の棲家かロイクロ通り」〈チェンマイカメ日記〉

2010/01/24

◎67、ただそれだけ・・・の誕生日


にしても、67・・・、ただそれだけ。 67歳の誕生日とあって、何か、もうちょっと感慨深い想いでも湧き上がってくるかとも思っていたが、何もなし。粛々と、時は流れ、もはや本24日も365分の1でしかない。昨日とも一昨日ともさほど変らぬ1日で、それ以上でも、それ以下でもない。
ちょっと気になって、昨年のブログを開いてみたら、やはり同様で、寒さで引き篭もりを続けているだけで、特別の感慨はない・・・としている。一昨年はどうかといえば、予想通りというか、65歳の「手コキ」を吐露していた。
なるほど、なるほどのこの1年、この2年なのだが、この「年」を、実は「日」に変えても、どうやら何も変らないようなのだ。ただ、毎日、毎日起きて寝て、寝て起きての繰り返しで、それは息が止まるまで続くわけで、日にちの感覚も、時間の感覚も、日々鈍くなっていくのを実感している。
何より、明後日は成田からチェンマイへ飛ぶというのに、荷造りも進んでいない。ま、慌てることもないのだが・・・。

2010/01/16

◎脳内の砂漠化が加速して何とも危うい・・・


にしても、このところカメの脳内には乾燥警報が出ずっぱりで、脳内の砂漠化が加速して、何とも危うい・・・と感じる。具体的には、時の流れがやたら速く、あれよあれよで、時間が過ぎていき、本ブログも年明けの更新は1件だけで、これが2本目、気が付けば、チェンマイ行きも10日後に迫っていた。あたふた、あたふた・・・や。
ちょっと振り返ってみれば、毎日、毎日、この寒さ、ほとんど終日引き篭もり状態を続け、夕方まではラジオを、夕方からはテレビをBGMに、パソコンと向き合ってコピペの日々。外に出るのは、風が止んだ晴れ間を狙って食料を仕入れに自転車で近所のスーパーに出かけたり、羽毛の防寒コートを着て銭湯に出かける程度。起床時間も乱れ、当然、就寝時間もまちまちになり、昼寝あり、夕食後の夜寝あり、生体反応のままに呼吸は続いている。
この間、「特捜部、石川知裕議員を逮捕」と「ハイチでM7.0の強い地震、死者数千人の恐れ」のニュースには生体が素直に反応してちょっと目が覚めたものの、そのテレビニュースに張り付くわけでもなく、相変わらずパソコンでチェンマイ情報をながめ、ゲストハウスのホームページをぼんやりサーフィンしているだけ・・・。
毎朝、起床後、午前中いっぱいかけて、ラジオとテレビの番組表をNetでチェックし、大まかな一日のスケジュール表を作っているのだが、今朝は、BSの番組表で「プレシャスタイム イノセント・ボイス~12歳の戦場~」と「サタデーシアター 陰謀のセオリー」の2本の映画がありHDDに録画しようとしたが、何となく見たことがあるような気がして、念のため確認してみたら、既に録画してDVDにダビング済み、といった按配だ。

2010/01/05

◎何もしなくても食える環境なんて・・・


にしても、新しい年明け、仕事始めの日を迎えて、特に何かしなければならないこともなし、のんべんだらりとしていられる身の幸せを改めて噛み締めている。近所の銭湯に自転車で行く途中、出会った背広にコートを着た何人ものサラリーマンの群れに同情とはちと違う憐憫の情をもよおしてしまった。こりゃ、日本のセーフティネットも捨てたもんじゃないとも思う、なんてね。ウフッ。ありがたや、ありがたや。何もしなくてもいい・・・、何もしなくても食える環境なんて、COP15あたりでも検討されたのだろうか。
とはいえ、年頭にあたって、何か・・・とは思うものの、この寒さ、部屋に篭りっきりで、テレビのニュースもうわの空では、脳細胞も全て休止、思考能力はゼロ、でも腹は減ってきて・・・といった毎日。これで、陽気が暖かければいうことなしの極楽なのだが、テレビのニュースで、我が敬愛する石原慎太郎都知事の年頭のあいさつが聞こえてきた。
「国民が自分の権利ばかり主張して政治家もそれにおもねっている。私たち行政を預かる人間はそういう風潮に流されてはいけな い」と。
恐れ入って、もっと詳しい内容を知りたくて、Netで検索してみたら、産経新聞に毎月一回掲載している一面のコラム「日本よ」(4日付)でこう述べていた。財政破綻は「その場しのぎ先送りの通弊であって革命か決定的破綻の到来以外には修復され ることはなさそうだ」とし、 「甘えというよりも逸脱、要するに国民の幼稚化でしかない」と断じ、「ろくな税金も払わずに、平和の中の安逸のまま、かさんでいく己の欲望を満たさせようとする国民を政治もそれをたしなめ抑制しようともせず、常識で考えればかなうはずのない財政運営をつづけ、気づいてみれ ば将来への借金たる国債のGDP比はかつては哀れんでいたイタリアを抜き去り世界最悪となりはてた。それにしてなお格差を踏まえて富める者たちの奢侈にも税金を課すこともなく、消費税率の改定は禁忌とされている」
 http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/100104/fnc1001040237001-n1.htm
まさに、おっしゃる通りで、カメは身が引き締まる思いなのだが、それもつかの間、自分さえよければいいカメは豊穣の世を満喫することに腐心してしまう。ウフッ・・・。