2006/11/14

◆慌てず、焦らず、急がずはリラクゼーション・・・

にしても、慌てず、焦らず、急がず・・・はカメの久々の箴言ではないか。これは、パソコンとの付き合い方で悟ったもので、昨日付けのブログにアップして、その含蓄に我ながら感心した。
実は、日常生活でも、それを無意識に実践していることに思い当たったのだ。あらゆる動作がノロノロ、グズグズ・・・、テンポが遅い。ま、何かしなくてはならないことがないのだから、それでも不都合、不具合はない。
いつごろからだったか、起床から体が目覚めるまでに最低1時間はかかっている。タバコに火を点け、新聞を手に、トイレでしゃがみ、次に歯磨き、洗顔、頭皮にトニックを噴射してセット、入れ歯の装着・・・、あとは、アイスコーヒーを飲みながら、タバコを吸いながら新聞に目を通す。これらが朝の定番メニューでたっぷり1時間はかかる。パソコンを開くのは、その後だ。
身体機能の衰えは否めない。そのつもりでも、その通り体が反応しない。ゴルフに例えれば、イメージと実際のスイングが合致せずバラバラというわけ。そこでイライラしても、どうにもならない。結果は、結果で、そんなもの。それは、しょうがないことなのだ。
日々、脳細胞も急ピッチで死滅しているのを実感する。先日は、Webで見つけた脳年齢テストにトライしてみたら、脳細胞はすでに全滅していて、本人が死んでいることにも気付いていない、生体反応だけで生きている・・・との評価に唖然としながらも納得したものだ。
何かをしようと思いついて立ち上がったものの、何をするか失念しているなんてことは日常茶飯事だ。でも、慌てず、焦らず、急がず・・・、目に入った、別のことをして事なかれ、である。
自転車に乗って街に出ても、キョロキョロしてなかなか真っ直ぐ進んでいない。ペタルを目いっぱい踏んでスピードを出すとちょっとした恐怖感に襲われる。ランチタイムの食堂に入っても、食事に時間がかかる。かつては早飯で鳴らしていたというのに、後から合席した若いサラリーマンの方が先に立ち上がる。駅前にある立ち食いソバ屋で食券を買おうと自販機に硬貨を投入したままボタンを押すのに時間がかかり、後ろに行列ができることも多い。肉ソバを食べるつもりが、自販機のボタンを探すうちに他のメニューが目に入って迷ってしまうのだ。
振り返れば、同様のケースはまだまだ数え切れないほどだ。でも、この慌てず、焦らず、急がず・・・3要素のお陰でまだ生き永らえている。まさに、この3要素は、いまのカメの信条であるリラクゼーションに通じている。