2014/12/08

◎「清須会議」で笑えないわけ・・・

にしても、つまらない映画を延々2時間余りにわたってテレビで観続けたカメを自ら褒めてやりたいと思った。いつもなら、途中で寝入ってしまうのに、暫くはパソコンを開き「ながら視聴」で辛抱したのが功を奏したようだ・・・なんて、阿保らし。
一昨日、土曜の夜、フジテレビで放映された「清須会議」だ。このところフジテレビにチャンネルを回すことは滅多にないのだが、その夜はこれといって食指の動く番組がなく、番組表に「清須会議」を見つけ、そういえば、いつ頃だったか、三谷幸喜監督がやたらテレビに出まくって、宣伝していて、ウザイと思っていた記憶が甦った。三谷作品は「ステキな金縛り」と「THE 有頂天ホテル」をやはりテレビで観たが、まったく笑えなかった。ひと言でいって、面白くないのだ。三谷監督は根が生真面目なのだろう、笑いが教科書通りで弾けない、クスリともならないどころか、鳥肌が立つことすらある。「清須会議」は17年ぶりに書き下ろした小説を自ら映画化した群像喜劇で、本能寺の変で織田信長が亡くなった後、織田家後継者を決めるため柴田勝家や羽柴秀吉らが一堂に会した清須会議の全容を描くとあるのだが、さて、さて、だ。劇場公開前、メディアを通して「面白い」とか「深い」などと散々煽っていた時から、どうせ期待外れとカメは冷ややかに眺めていたのだが、この夜は本当に選択肢がなく、渋々観てみることにしたのだが・・・。無様というか、その酷さには呆れた、ヨ。また、エンドロールに「制作 フジテレビ 東宝」と出てきたのを見て、かつて、絶好調のフジテレビが「面白くなければテレビじゃない」と豪語していた時代が懐かしくなった。
やっぱりねぇ、だ。