2014/01/01

◎古希超して スカル纏いて いつ死ぬか


にしても、人生の運不運なんて、これまで幾つも見てきたつもりだが、改めて、一体いつ誰が評価するのだろうかなんて、ふと頭に浮かんだ。世界に名だたる南洋のリゾート、ブーケットの浜辺を首からデジカメぶら下げ歩いていて、勝手ながら今この浜辺で展開されている光景は苛酷な地獄絵図そのもののような気がしたのだ。それは、運不運なんて生易しいもんじゃないと思った。
写真をご覧いただければ、特に説明の必要もないと思う。功なり遂げて巨万の富も手にし、プーケットへの飛行機は多分ファーストクラスに違いない。そんなセレブだろうに、ここにいる老夫婦、目を凝らしてみれば、何かの祟りか、とつい思ってしまう。欧米人の容姿容貌の変化には言葉を失うのだが、かつての美男美女が「何故?」とはならないのか。後悔はしないのか。それとも、とうに諦めているのか。何とも度し難い。ビーチパラソルの下で老夫婦がドリームベッドに大股広げて寝そべって眉間に皺を寄せている図を見るにつけ、それほどまでにして義理を果たさなければならないのかとも思うし、独りで来て若い娘との出会いを楽しんだっていいじゃないか、そう思うにつけ、独り身の気楽を謳歌できる身の幸せがじんわり身に染む・・・なんてカメは一体、何を考えているのかと含み笑いしつつ、その挙句に1句・・・というわけで、ん! 良い出来かと・・・。ウフッ。
いつ死ぬか スカル纏いて 今でしょ
1句の出来が気になっていて、3日午前10時(日本正午)以下に修正、見出しも。お粗末の一席・・・。

古希超して スカル纏いて いつ死ぬか

ともあれ、プーケットからおめでとう御座います。