◆嬉しい・・・さくら水産のサンマの塩焼き
にしても、サンマの塩焼きはこのところさくら水産で食べるのが恒例となっている。食べ盛りの子供のころは2、3本食べないと満足しなかったし、当時は安価な魚だった。成人してからは“高級魚”になってしまい、それなら肉を食った方が満足感は得られた。
それが、さくら水産ではその日のお勧めメニューに載っていて、何と塩焼き一本190円だ。他のメニューと違ってちょっと時間がかかりすぎるのが難だが、それでもカメのお気に入り・・・。感謝感激の味だし、しばし郷愁に浸れる。この時期になると迷わず最初にオーダー、同時に、同じ値段のサンマのたたきも・・・。
で、いつも、さくら水産にはお世話になる感じで、客ヅラは憚れる。客単価はせいぜい2000円と踏んでいるのだが、その満足感からいえば、他の店なら4、5000円は取られても仕方がないボリュームと品揃えだ。時に、これで商売が成り立つのかと、余計な心配までしてしまう。
先夜、銭湯帰りに寄ったら・・・、老人クラブの帰りか、お年寄りの男女10人(男女比5:5)がテーブル席に陣取り大声で何かわめきあっていた。多分、散々飲み食いしたあとだろうが傍若無人・・・、カメがオーダーしてビールの大瓶1本空けて、勘定するまでその席からの新規オーダーはなかった。
カメが店長だったら、とても見逃せないし、何とか席を空けさせようと悶々とするところだが、そこはさすが商売・・・、鷹揚に構えている。
カメはもう腹立たしくて、早く死んじゃえよ、と思ったものだ。確かめたわけではないが、多分、見た目はカメも同じ年恰好に見えただろう。