◆トイレットペーパーでちょっと贅沢・・・
にしても、ブランド品には手を出せない。その商品の機能が満たされていれば、ブランドの有無は気にならない。ブランドにやたらこだわる人も多いが、気が知れない。生来、ブランドものや高価なものには拒否反応が強いのだ。
ただ、日用雑貨品で近ごろ贅沢しているものがある。トイレットペーパーだ。それまでは、ドラッグストアーの目玉になっていて、300円を切っているかどうかが選択基準になっていた。時に、298円(12ロール)で買って帰る際、他の店で同じ品296円の値札が付いているのを見ると、物凄く損した気になるし、300円以上の値札を見てほくそ笑んでしまう。2円、3円・・・、せいぜい10円の範囲内なのだが、その差が気になる。根がケチだから、その程度の差だとわかりやすいのだ。
居酒屋でビールを飲まずに家で飲めばもっと安く飲めるのは承知で、居酒屋で飲むのはこだわらない。
それが日用雑貨品となると、気になるのだ。で、一度試しにトイレットペーパーの高級品を買ってみた。といって、目玉品より100円も高いわけではない。使ってみて、驚いた。何より、肌触りが良く、快適だった。なるほど、と納得したものだ。安ければいい・・・というケチな根性が恨めしくなり、以後、トイレットペーパーは贅沢している。
実は、トイレットペーパーに関してはもう一つ伏線がある。ウオシュレットの登場である。その快適さは信じられないほど・・・で、癖になる。ウオシュレット付きの新築マンションで育った子供など、大人になって旧来のトイレや、キャンプでのキジ打ちなどは信じられないだろうな、心配したものだ。カメも自宅のトイレをウオシュレットにリニューアルしたくなって、よくよく見たら、ワンルームマンションでユニットバスとあっては、そうそう簡単にはいかないのだ。見当も付かないほど、巨額の改修費がかかることは目に見えていて、あっさり断念していた。
で、トイレットペーパーでちょっと贅沢しているわけで、何とも切なく情けない話なのだが・・・。