2007/06/10

◎18歳ヒロインがホテヘル嬢に・・・


にしても、週刊誌の見出しを見てこれが日本マスコミの原点なんだよなぁ、と妙に懐かしく、久々に笑えた。
07年6月14日号の週刊文春で、その見出しは「あの『トリノ五輪の18歳ヒロイン』がホテヘル嬢になっていた! 」で、彼女の顔写真の目線には「源氏名コユキ」とあった。

カメにとってトリノ五輪といってももはやピンと来ない。多分、荒川静香が金メダルを取った大会かな・・・という程度の認識だが、それも自信はないのでWebで検索してみたら、確かに昨年2月にイタリア・トリノで開催された冬季五輪だった。荒川以外で覚えていたのは、安藤美姫と村主章枝ぐらいで、あとは誰も知らないし、興味もない。
18歳ヒロインと仰々しく謳われても、安藤美姫ならいざしらず、そんなヒロインを思いつくはずもない。
それに、ホテヘル嬢はどうなる? 何か道に外れたことでもしているイメージだし、そんな扱いだ。この落差が大きければ大きいほど、ニュースバリューは重く、深くなるわけだ。
実は、価値観が多様化、情報過多になったいまどき、そんな古臭いバリューは通用しないと思っていただけに、何とも懐かしかった。それだけで、週刊誌を買うことも立ち読みすることも考えなかった。

それでも、ちょっと気になって昨日Webで見出しを入れて念入りに検索してみたら、あるある・・・。この話、どうやら、ゴシップ月刊誌「BUBKA」がイニシャルで掲載した記事を見出しありき・・・で、週刊文春が何とか裏をとり、実名報道したようなのだが・・・。
ちなみにWeb情報によれば、ヒロインはスノーボード日本代表選手今井メロで、日本代表団メンバー紹介の写真も見たが、何とも、いや、はや・・・、やはり見出しのパワーは強大だ。