2006/11/20

◆懐かしの横浜・清正公通りは消えていた・・・


にしても、横浜・伊勢佐木町通りに近い長者町の清正公通りはアーチ型の看板と洒落た雑居ビルの名前にしか残っていなかった。それも、アルファベッドで・・・。
今日の昼下がり、伊勢佐木町にある有隣堂本店に行った際、懐かしの清正公通りに寄ってみたのだが、その景色は一変、かつての面影は何も残っていなかった。
30年ほど前、横浜勤務の3年余、清正公通りにはよく通ったものだ。当時はいまの洒落たビルの一角は細い路地が入り組んで、小さなスナック、居酒屋が軒を並べ、サラリーマンの憩いの場だったのだが・・・。ちなみに、清正公とはあの加藤清正のことだ。
再開発の話は当時から耳にしていたが、カメなど安サラリーマンは一様に、いつまでもこの小さな飲み屋の一角はなくならない、いつまでも続くような気がしていた。行きつけのスナックのママがお婆ちゃんになった姿も水割りの肴にわいわい楽しんでいたものだ・・・なんて思い出すうちに、当時の飲み仲間の顔なども浮かんできて懐かしさが募り、お目々がちょっとウルウル・・・。
この寒空の元、有隣堂へでかけたのには、朝刊で見たある雑誌広告の刺激的な見出しがきっかけ。ところが、その雑誌は年間予約購読制のため、簡単には手に入らない。とにかく、今日中に読んでおきたくて、ホームページをチェックしてみたら、テスト販売とかで、八重洲ブックセンター本店をはじめ都心のビジネス街にある書店の名前が挙げてあった。交通費を計算すると横浜・有隣堂が最も安いし、時間もかからない。
で、目指す雑誌を見つけたものの、定価1000円(税込み)に、さて、さて・・・。立ち読みしてみたら、おどろおどろしい見出しとは裏腹に、カメが知っていることばかり・・・、なんだぁ、とホッとして、雑誌は買わずに清正公通りに寄ってみた次第・・・。
パソコンで悟った、慌てず、焦らず、急がずの3原則を改めて認識した。