2006/11/05

◆日本で2番目に旨いラーメン見つけた・・・


にしても、久々に旨いものを食った。嬉しくて、嬉しくて、目蓋が熱くなった。感激だった。
近所の商店街にある中華料理店の広東麺・・・。肉、筍、白菜、キクラゲ、椎茸たっぷりのうま煮が載った細麺のラーメンで、豚バラ肉の厚切りがふんだんに使っているのが嬉しい。スープはうま煮のタレをベースにしていて、コクがありながら、さっぱりしている。カメにとっては、まさに感涙のラーメンだ。
700円は決して安くはないが、懐かしい味とコクで、やっと旨いものにたどりついた感じだ。
元々、ラーメンは大好き・・・。が、このところのラーメンブームに乗って相次いで登場する新興ラーメンではない。昔ながらの鶏がらスープに縮れ細麺タイプ・・・。
東京は荻窪生まれのカメは、いわばラーメンのメッカで育ったようなもので、当時ラーメンは御馳走だったし、その味についてはちょっと一言ある。なんせ、本当に旨い、癖になる、荻窪を離れてからも思い出す、日本一のラーメンだ。もっとも、それはあくまでもカメ個人の味覚である。それを吹聴するつもりはない。でも、マスコミでラーメン特集などが始まった当初はよく紹介されていて、秘かにほくそ笑んだものだ。
東京に札幌ラーメンが進出、その後は新興のラーメンが次々に登場して、その度にカメは一度はその味を試しているが、もはや、それらはラーメンではないと思った。まず何より高価で、ラーメンとは呼べない別の料理だ。だから、一度は試食してみるが、リピートする店は少ない。
そのうち気がついた。ラーメンに関して「日本一」というのは実に人さまざまで、ほぼ全員がそれぞれの「日本一」を持っているのだ。かつて、通勤途上の東京駅八重洲口にちょっと気に入っているラーメン店があり、スポンサー筋のエライさんに「日本で二番目に旨いラーメン屋」といってそこに案内し、感心されたこともある。
入れ歯の所為で食べる楽しみを失ったカメに、今回見つけた広東麺は何よりのご馳走になりそうだ。