2007/04/25

◎笑える「真価問われる日本の警察」

にしても、日本の警察の真価が問われている、といっても過言ではない・・・との社説には笑えた。
英国人女性ルーシー・ブラックマンさんら10人の女性暴行事件で、準強姦(ごうかん)致死罪などに問われた織原城二被告に対する裁判で、東京地裁は24日、検察側の求刑通り無期懲役を言い渡したものの、注目されたルーシーさん事件については「被告と犯行を結びつける直接証拠はない」として、同被告を無罪としたのだ。
この判決についての社説をチェックしてみたところ、朝日、毎日、読売、日経、東京新聞ではいずれも触れていない。産経新聞だけ「真価問われる日本の警察」との見出しで、千葉県市川市での英国人女性の英会話講師殺人事件も引き合いに出して檄を飛ばしている。
実は、織原被告の行為はSMプレイであり、それも多分対価を伴ったものと推測される。その世界を少しだけ垣間見たことがあるカメは、この事件の第一報に接した時、これは事件ではなく事故であろうと瞬間的に感じたものだ。
でも、現代の法治国家ではこうした行為は容認してはならない。勿論、温度差はあるが、そうした行為は理解できないし、理解したくもない人々が大半だ。
織原被告逮捕に至る捜査に無理があるのは当然のことで、恐る恐る見守っていたのだが・・・。公判も関心はあったが、一度ものぞいたことはない。
いわば、10人が織原被告の毒牙にかかり、うちルーシーさんら2人が死亡、ビデオはルーシーさんを除く9人の陵辱画像が残っているそうだから、逆に、殺されたのはルーシーさんだけ、という推測は無理だろうか。つまり、犯人は織原被告以外にいる。これが、カメの推理だ。