2014/11/19

◎高倉健の訃報とモンロー・ウォーク・・・

にしても、高倉健の訃報には驚いたものの、それをこれでもかと伝えるメディアの狂奔ぶりには呆れ果てた。カメにとって高倉健といえば網走番外地や日本侠客伝が全てで、三本立ての映画館で胸躍らせていたものだ。その後、フリーになってからの名作の数々の中で観た映画を振り返れば、まず「君よ憤怒の河を渉れ」か・・・。というのも、19日午前1130分からの「FNNスピーク」で大好きな斉藤舞子アナが高倉健死去の続報を伝えるニュース原稿で「君よ憤怒の河を渉れ」に突っかかり、隣の野島アナに目で助けを求めたものの無視されて「フンドのカワ」と承知の上で無理読みしてしまった、どうしようもなく愛くるしい斎藤アナへの恋情あってのこと。続いて、「鉄道員(ぽっぽや)」「幸福の黄色いハンカチ」 「駅 」「八甲田山 」あたりか。でも、これらは確かに作品の質は高いが、残念ながらあの「高倉健」の匂い、体臭は伝わってこないんだよなぁ。だから、カメの中で高倉健は既に亡くなっていて、改めて訃報に接しても戸惑ってしまうのだ。特に、遺作となった「あなたへ」などは何度もテレビであれこれ紹介されて、その「老い」を見る度に胸を締め付けられるようで、何とも辛かった。
で、19日朝、何時ものようにテレビの番組表をチェックしていたら、予想通り追悼番組がある。テレビ東京の何時もの昼過ぎの映画、 高倉健さんを偲んで…2日連続特別企画と銘打って「網走番外地 北海篇」。なかなか魅力的で、何時もなら迷わず録画するところなのだが、ちょっと左を見たら、NHKBSにプレミアムシネマ「ナイアガラ」とあった。ヌ、ヌヌッ、「マリリン・モンローの出世作」とあり、「モンローの官能的な魅力が際立つ。有名なモンロー・ウォークもこの映画から生まれた」とあれば、ねぇ。1953年制作といえば、カメ小学4年生、途中でウトウトしないように録画をセットして、モンロー・ウォークをライブ視聴したのでした。