2009/05/03

◎高級タイ料理でAIDS予防とは・・・


にしても、タイ料理は、元々嫌いではなく、好きな方だったが、今回の訪泰でもっと好きになってきた。一言でいえば、食べ方がわかったというか、食べ方を会得したというか、ま、そんな持って回った言い方をする必要もないが、簡単なことだった。
ショッピングセンターのフードセンターや、勿論、屋台で食べる際、訳が解からないため、これまでは何となくコレとそれ・・・などとそれらしく注文していたのだが、いまいち不完全燃焼だった。
基本的には、指差し会話で、これとそれ、そして、あれ・・・と指で差して注文する方法に変わりはないのだが、今回、気がついたのは、周りに置いてある香辛料や調味料をあれもこれも迷わずかけてしまうこと。と、これがタイ料理という味になるから不思議だ。
素材も何もあったもんじゃない。この香辛料も素のままで、加工していない。口内には、その青臭さから苦さ、臭気、それに当然辛さ、それがやたら辛いので、ずっと噛み続けることになる。
はぁ、はぁ・・・って。火鍋のようなものを食べたときは、文字通り飛び上がるほどで、ミネラルウォーターを追加注文した。それどころか、辛さが一段楽したところで、入れ歯を少し緩めたら、またまた、激しい辛さが復活して往生した。

ま、それがタイ料理、それも大衆的な、と思っていたら、タイ料理にも高級店があった。BTSのNANA駅とASOK駅の間のソイを入ったところにあった「キャベッジズ&コンドームス」。情報誌の紹介によれば、コンドームによるAIDS予防を広めたい元保健相がキャンペーン用に開いたタイ料理店とのこと。
にしては、何より料理が高価な高級店で、AIDS騒ぎがあった往時の対応が何となく偲ばれる。
話の種にと、グリーンカレー&香りライス&水で300BT近い298BTは、噂にたがわず、やはり高かった。
でも、出口に、SORRY,WE HAVE NO MINTS PLEASE TAKE A CONDOM INSTEADとあったので、誰かのお土産にとニンマリ、パンフとともにいくつか頂いた。これで、お土産の心配はなくなった、と。