2010/04/26

◎91歳、中曽根康弘のテカテカの肌・・・



にしても、人の生き様、死に様はさまざまだと、改めて思い知らされた・・・なんて、外道に身をやつしたカメにいわれたくはないだろうが、先夜、BSテレビで中曽根康弘のインタビューを視聴して、中曽根康弘の91歳とも思えぬテカテカの肌といい、ゆっくりだが歯切れの良い語り口、的確な内容に驚嘆した。さすがに昭和の妖怪も少しソフトになったかなと感じつつも、不気味であったのだが、その後、『徹子の部屋』(テレビ朝日系)が5月からゴールデンに進出すると聞いて、これまたびっくり、黒柳徹子ももう90歳近いよなぁと思って、改めて確認してみたら1933年生まれの76歳とまだまだお若く、またまたびっくりさせられたのだが、長寿は番組の方で1976年にスタート、放送35周年というわけだった。また、カメが尊敬する石原慎太郎は77歳、先日は新党「たちあがれ日本」の結党会見で「おい若僧、ジジイ新党なんて呼ばせねぇ」 と喝を入れ、密かに喝采したものだ。
一方で、「サンデープロジェクト」の76歳、田原総一朗 は売りの不良っぽさも滑舌の乱れが目立つようになってはリタイアも致し方ないだろう。遅過ぎたとの声も聞く。
喜寿を迎えた永六輔はTBSラジオの土曜ワイドでメインパーソナリティをいまも務めているが、マイク越しにも、もはや息も絶え絶え、周りのスタッフがハラハラして見守っている様子が浮かんでくるような放送。時に、ソファーに寝転んで喋るような光景もあるようだ。
これは、今秋に喜寿を迎える同好のオナニストとしても著名な野坂昭如の病床からの手紙が番組内で紹介されると聞いて聴取してみたのだが、往時のウイットは露ほども感じられなかった。
さらに、永六輔のラジオ放送に関しては、アングラNetであれこれ姦しいそうだが、アクセスしてみる気にもならない。
ま、これら月旦は、古希も間近かになったカメの眼といったところで、敬称は勝手に略させていただいた。
と、そんなカメ、一体いつまで、幾つまで生き続けるのか。人道主義が罷り通るいま、手厚いセーフティーネットをあれこれ張り巡らせていただいて、何とも有難いことなのだが、その目的が「長生き」だけにとらわれているのがいささか気懸かりではある。