◎いいね、いいね、バンコクセレブ旅
にしても、2泊5日のバンコクセレブ旅、人生72年にしての初体験の多さに呆れつつも、今更ながら生き様の多様さに眩暈した。
飛行機のビジネスクラス、この差別化は何よりたまらない。格差社会ならではだ。いいね、いいね。イメージだけで、外から中身が見えないのもいい。実際に乗って、椅子に座ってみて、おっと、その前、機内に乗り込む前があった、よ。
そう、ビジネスだと、HISでの予約時に座席指定ができたし、空港ではビジネスクラス専用のチェックインカウンターがあったし、出国審査の手荷物、ボディチェックではいつもは何度も鳴る警報音が不思議なことに一度も反応しなかったよなぁ。ビジネスだと審査が甘いってことでもないだろうに、特別扱いされたようないい気分・・・。
さらに、空港の専用ラウンジ、搭乗するまでのひと時を寛げる空間で、軽く腹ごなしもできる。ビール、ウイスキー、ワインも揃っていて、ソフトドリンクも豊富、全ては無料。利用しない手はない。生ビールにミニサンド、カレー煮、焼売、ゼリー、ミニ寿司、麻婆豆腐、野菜サラダと、いずれも少量づつ取り分け、夕食にあてた。
そのあとは、ロッカーに手荷物を入れて身軽になり、免税店をのぞいた。と、あるよ、あるよ、かねてより探し歩いていたコンパクトでお洒落なスーツケースが、ウイスキーのノベルティグッズとしてあれこれ展示されていたのだ。選んだのは、CHIVAS REGAL 18Y GOLD SIGNATURE 700mlを2本。こんな高価な酒は飲んだことないよなぁと困惑しつつも、ゲットしたスーツケースにしまい込んだ。同行のセレブ熟女は化粧品をしこたま買い込んでいた。
さて、JALビジネスクラスの席はシェルフラットシートと呼び、寝返りがうてるほどのスペースを確保しているそうだ。ともあれ、初体験の物珍しさからおどおどとキーボードを操作、なかなかしっくりフィットしないまま、今度はテレビに気をとられているうちに、軽食サービス。あとは、映画のプログラムをあれこれ選ぶのに時間をとられて結局は決めきれず、うつらうつらしているうちに早や熱いおしぼりとともに和朝食が運ばれてきて、ビジネスの初体験は不完全燃焼に終わった。でも、帰途の機中ではフラットシートを自在に操り、熟睡できた、よ。ウフッ。ただ、バンコク・スワンナブーム空港のJAL専用ラウンジはちょっとお粗末でした、ねぇ、なにも、かも・・・。