◎やっぱりニュースは気になるが・・・
にしても、生活苦から新聞購読を止めてもう1年になるか、ニュースはYahooトップページで十分と思っていたのだが、昨11日は正午からのTVニュースを見ていて、いささか泡を食った。井上ひさしさんの訃報(75歳、肺がん)と、タイの反政府デモの続報でロイターの日本人記者を含む18人が死亡したというニュースだ。その直前に見たYahooトップページにはなかった話だ。
念のため、直ぐにYahooトップページの[トピックス]を確認すると、11時50分に更新されていて、そのメニューはこうだ。
* 普天間 首相の責任論不可避に
* スーダンに陸自ヘリ派遣検討
* バイクで警官ひき10m引きずる
* 金総書記、三男を幹部に紹介
* 第一生命株価に「初値の壁」
* マスターズ 池田+3で31位浮上
* 高見盛 子どもに負けひざ負傷
* 北陽・伊藤も今月中に結婚へ
パソコンを起動してから、Yahooのトップページは朝から何度も見ていて、首相の責任論と第一生命株価はクリックしていたから、記憶違いではない。カメの最大の関心事であるタイの反政府デモの続報となれば直ちに詳報にアクセスしているはずだし、井上ひさしは「手鎖心中」で直木賞を受賞した際、一時的に読み漁り、その後は嫌いになっただけに彼の動向は気にしていたものだ。その代わりというか、7本目と8本目に高見盛のケガと北陽・伊藤の結婚なんて、ちゃんちゃら可笑しいのだが・・・。
その後、Yahooの[ニュース]にアクセスしたら、勿論この2本のニュースは直ぐに見つかった。これはやはり、 Yahooのニュース担当者のセンス、能力の問題かとも思い、真面目にクレームをつけてみようかとも思ったが、それも大人気ない。確かに世界はグローバル化が急ピッチで進んで、かつてニュースの価値判断で大きな比重を占めていた「距離」「地域」のバリアが既にフリーになっているのだ。例えば、福岡とか札幌での交通事故とか火事はローカルニュースとして、東京では報道、オン・エアされなかったものだ。それが、時間帯によってはTVで明日のニューヨーク、ロンドン、パリ、モスクワの天気予報まで知らせてくれて、つい、笑ってしまうのだが・・・。