2007/06/30

◎古館一郎には超ムカツク・・・


にしても、世の中の不条理の全てを自分が背負い、その重さに押しつぶされそうになるのに必死に絶えているような古館一郎を見るのはもう不愉快でならない。超ムカツクっていうやつかも。
それも、首筋に血管を浮き上がらせつつ、空虚な美辞麗句をマシンガントークでわめき散らすだけ。それほど入れ込む必要性もないと思うのだが、中身が何もないんだよなぁ。それに、ヘアスタイルから眼鏡に至るまでキチンとスタイルを完璧に決めて、何とも辟易する。これって、スポーツ畑が長かったから、ニュースに対する構え方が肩に力が入りすぎて、右から左に流せばいいのに、それができない。まるで、歌舞伎役者を見ているようで、重々しく、時に痛々しくもみえ、いたたまれずチャンネルを変えることも多い。

古舘については、久米さん全盛のころから注目してはいた。ポスト久米は古舘しかいないな・・・と。でも、オファーがあっても断るだろうな、とも。ところが、どっこい、嬉々として登場して・・・。
直後、オノ・ヨーコへの独占インタビューが企画され、その席で古舘はオノ・ヨーコが取り組んでいる平和活動について「(イラクだったかのニュースを見て)空しくなることはありませんか?」だって。
煽りたいだけの愚問中の愚問・・・で、古舘のバカさ加減と器のほどを浮き彫りにもした。どうしてそんなことを聞くの? そんな聞き方をするの? と冷めた視線で、不快感を露にしたオノ・ヨーコの反応に共感、喝采したものだった。
そのやりとり以来、古館に成長は見られない。相も変らず・・・である。暗く、重々しく、仰々しい口調は変らない。
ただ、不思議なのは視聴率で、一向に落ちない。それどころか、久米時代よりもいいようだ。
といいながら、カメも時々だが、チャンネルを回しているように、古舘のこのキャラは「まあまあ・・・」が大好きな日本人の平均的な政治的凡庸さを体現しているのかもしれない。