2014/07/26

◎日焼けにキンカン塗って気持ちいい

にしても、何故か、同級生の彼が帰国して急に気が付いたことがある。部屋の鏡を見たら、顔は真っ赤っか、両肩は赤茶け、ランニングの線が肌色に残っている。酷い日焼けだ。日焼けはヤケドの一種です・・・とは十分承知だし、外出時は野球帽を欠かさないし、この時期、長袖のシャツを羽織ることも多い。彼は家族からきつくいわれ、日焼け止めクリームを持たされていて、手入れは怠らないそうだが、部屋が別々のため、実際にクリームを塗っている姿は見ていない。とはいえ、彼の顔や体に日焼けした印象はなかった。クリームの効果だったのかどうか、彼の体を見てカメも同様に日焼けはしていないと思い込んでいたのか、一向に気にならなかったのだ。
何たって、リゾート地だ。真っ昼間の炎天下、ビーチに行くにも、ショッピングエリアに出かけるにも、同じ道路を行ったり来たり、1日に何度も、、やたら歩いた。確かに、日に焼けないはずはないのだが、彼から「お前、焼けたなぁ」のひと言はなかった。気付いていて、指摘しなかったのか。或いは、例の思いやりなのかもしれないし、単なる無関心なのかもしれない。
それでも、何となくだが、特に両肩、両腕がむず痒ゆく、頼りのキンカンを塗ってはスッとして気持ちいいといっていたのだが、日焼けかどうか確かめてみることはなかった。何といっても、キンカンが実によく効く。ちょっとした快感だ。これほどとは思っていなかった。

彼が去ってからの2日間、強い雨が断続的に降り続き、強い日差しはひと休みだが、キンカンは手放せない。