2013/09/23

◎老醜3傑とは田原総一朗、みのもんた、永六輔か

にしても、老醜は決して晒してはならないと思うのだが、この老醜という奴、セクハラと似ていて、当の本人の感性に委ねられる部分が大きく、何とも厄介だ。先夜、といっても、先月の最終金曜日の夜のこと、小便起きで目覚めた際、テレビを点けたらちょうど「朝まで生テレビ」の放送中だった。テーマは「消費増税」で例の田原総一朗が口をパクパクさせながら仕切っているのだが、ヘラヘラしていて、何ともキレがない。79歳、 「壇蜜さんとの対談で興奮したせいか脱腸の傷跡から出血、入院」とか、「AKB」について論じたりと、奥さんに先立たれてからは強持てをかなぐり捨てて、積極的にメディア露出を図り、もうそろそろフェードアウトした方がいいんじゃないのかと、カメなどは感じていたのだが、たたまたま見た「生テレビ」ではもう干乾びた好々爺の図で、楕円のテーブルを囲む論客たちは論議を盛り上げるというよりは、お互いの様子を窺いながら、みんなで好々爺をあやしているようにしか見えない。何とも不様でみっともないし、滑稽、不快だった。
で、テレビはオフタイマーにして、そのまま就寝、本ブログに直ぐアップすべきかとも思ったが、何故か躊躇していたら、今度はみのもんた、だ。やはり奥さんに先立たれたばかりの69歳、「朝ズバッ!」でのセクハラ疑惑に加え、31歳の次男でテレビ局社員の不祥事とくれば、ねぇ。「夜の帝王」「傲慢」などと揶揄されながらも「わが世の春を謳歌」していたわけだが、そろそろ「年貢の納め時」、もういいんじゃないのと思う。ま、田原総一朗と比べれば、まだ血の気は多いか・・・。
また、46年間続いたTBS系のラジオ番組「永六輔の誰かとどこかで」が9月末で打ち切られるそうだ。スポンサーの降板がきっかけらしいが、嫌いな永六輔は80歳、野坂昭如の手紙のコーナーがあるので時々ダイヤルを回していたが、永六輔はもう呂律が回らず、聞きずらく、リスナーをなめていると思って腹立たしく、最近はご無沙汰していて打ち切りはニュースで知った次第・・・。

ちなみに、ちょっと振り返って老醜を感じさせない、まだテレビ番組に出演しても許される著名人を思い浮べてみると、黒柳徹子、さんま、タモリ、桂文枝(三枝)、笑福亭仁鶴、西部邁、加山雄三、石坂浩二・・・といったところか。ただ、この中でさんまにはその兆しがチラチラ見え始めているし、タモリは黒眼鏡でかなり救われてはいるが、この2人には自ら引き際を考えて欲しい。