2014/02/19

◎これぞ「浜辺のリラクゼーション」

にしても、プーケットでやろうと思っていて、出来なかったことがある。潮風を浴びながらヤシの木陰でぼんやりしていることだ。これ以上の癒し、リラクゼーションはないと思うのだが、この老醜体は初の異郷の地で委縮してしまったのかもしれない。
カメが宿を出てから、例えばビーチまで歩くと、その間100mほどの小路にマッサージ店が3店ほど並び、各店のマッサージ嬢が呼び込みだけでなく、中には体に触って来る強者までいる。それが毎度のこと。何とも刺激的で、騒がしく、なかなか、落ち着かない、のんびりする間もないといった方がいいかもしれない。実はビーチと逆方向に歩いてみても、幹線路に出るまでの200mほどにマッサージ店は8店ほどか。確かに、タイはマッサージが盛んで、その数はやたら多い。海岸では木陰に屋台まで設えているほどでリラクゼーションの象徴的存在になっている。なのに、性根がケチのカメはそんなマッサージは癒しにならない。お肉がリラックスするよりも、料金が気になって、お肉の筋肉が突っ張ってしまう。その想いが年がら年中脳裏に張り付いているからリラックスできる環境を整えられなかっのだ。

ところが、な、なんとの光景に遭遇してしまった。夢か、幻か。プーケットはパトンビーチで撮ったご覧の写真。こりゃ、間違いなく、お宝というか、特ダネというか、ブログにはアップしないでおこうと秘かに決めたのだが、帰国して間もなく1ヵ月近くもなると、つい、ちょっと自慢して見たくもなるものでして、ウフッ。撮影日時は1月18日午後4時2分。引き潮の時間帯で、首からデジカメを下げて浜辺を歩いていたら、すぐ目の前にこの光景、俄かには信じがたく、心臓が止まるかと思うほど衝撃を受けたものの、そこはそれ、立ち止まって膝を突きデジカメを構えるようなことはせず、歩幅も変えず、あくまでも平静を装い、臍の辺りでブラブラしているデジカメをさり気なく右手で支え、一か八かでシャッターを押していた。
仕上がりに自信はなかったが、如何でしょうか(クリックすると拡大)。妄想に歯止めはかけられないが、写真にタイトルをつければ「浜辺のリラクゼーション」とでも。翌日、同じ時間、同じ場所を訪ねてみたが、姿は見えなかった。

2014/02/08

◎「あぁー疲れたぁ」と「気持ちいいー」

にしても、やはりこの寒さ続きからだろう、プーケット滞在時のブログや写真を眺めるたびに目頭が熱くなる。できるものなら、このお肉だけでもプーケットに置いてきたかったなんていいつつ、書き忘れたことを思い出すままに・・・。

プーケットでは毎日決まって、誰に向かってというのではなく、何度も自然に口をついて出た言葉が2つある。「あぁー疲れたぁ」と「気持ちいいー」だ。浜辺を歩きながら、街を巡りながら、食事をしながら、部屋に戻ったときなど、何ということもないのに笑みが洩れ、気がつけばそんな言葉を1人ごちて、酔い痴れていた。アァ。

心残りが1つ・・・。時計型とかボールペン型とかアレコレ持っていて、プーケットへ行くからというわけではないのだが、昨夏、NET通販でゲットした高機能のビデオカメラを、ニタニタしながらDバッグの底に潜ませて持ち込んだものの、ついに一度もスイッチを入れなかったのだ。蚤の心臓、とりあえず浜辺を歩いてみたのだが、周囲の目が気になってビデオカメラがウロウロ出来る雰囲気はまったくない。カメラを回すならそれなりに覚悟を決め、カメラをカモフラージュしなければなるまいと首をもたげた倫理・道徳感にあっさりギブアップしたのだった。ウゥーン。

今回のプーケットでは、やはり排ガスか、喉をやられて、ウガイ薬を買おうとチェーン展開する薬屋をのぞいてみた。翻訳ソフトで調べたタイ文字をメモ帳に書いて見せたら、モンダミンなどマウスウォッシュのコーナーに連れて行かれ、違う違うと喉を指差すのだが、口に含んでグチュグチュする格好をしてタイの微笑だ。他の店員にもタイ文字を見せたが、同じ反応で諦めた。ウガイの習慣がないのかとも思い、別の薬局に行ってみたら、やはりマウスウォッシュだ。不満の表情を見せると、レジ横から大きなノートを取り出し、そこには平仮名で体の部位とか症状が書いてあって指差し診断、ウガイ薬はなかったものの、喉スプレーはゲットできた。異郷の地で、薬だけは普段使っているものを持参するのが常道で、正露丸とキンカン、それにムヒはいつも忘れないのだが・・・。グスン。