◎自殺に見せかけた他殺なんて、ねぇ・・・
にしても、ウクレレ漫談の牧伸二氏(78歳)の訃報には驚かされた。なんせ牧伸二といえば、かつて実家に初めてテレビ受像機が搬入された時からの顔馴染みで身近かに感じていたのと、多摩川に飛び込んだという丸子橋はいまの居宅に近く何度か自転車で行ったこともあって、何となく他人事とは思えなかったのである。それに、あんな橋から飛び降りて、ほんとに死ねると思っていたのかという疑問も浮かぶ。それは、とても信じられないし、同じころ中高年者の山の遭難も相次いでいて、それは天候などから考えれば、覚悟の山行きにしか見えず、僭越ながら、死ぬ気ならもっと確実な方法があるだろうに、何故不確実な死に方を選択するのか、不思議でならなかったのだ。
あくまでも、カメの選択する死に様は「事故に見せかけた自殺」であり、それはカメのオリジナル箴言でもある。そして、その方法は数限りなくあるのだが、いずれにしろ課題は確実な死だ。時に、天災や事故に巻き込まれて息絶えるのはいいが、不本意な形で生きながらえてしまうこともあるだろうが、こればかりは避けられない。運命、天命と、諦めるしかないし、或いは脳を損傷するなどして尊厳が失われていれば、これはこれでもはや致し方ない。
と、まあ、そんな風に考えているから、丸子橋から多摩川に飛び込んで死ねるとはとても思えないのだ。いまの牧伸二氏に何があったのかはわからない。Netサーフィンをしてみると、自身が会長を務める東京演芸協会で数百万円の使途不明金があるとか、認知症気味だったとかの情報はあるが、自殺とはとても結びつくとは思えない。そんな中、やっぱり2チャンネルでこんなスレッドがたっていた。【自殺に見せかけた他殺】「第1報の速報の時点で自殺断定の報道。これは間違いなく他殺だ」・・・と。だとしても、誰が、何故と疑惑は深まる・・・。