2010/10/04

◎小沢氏、強制起訴へ・・・何たる「呆痴国家」


にしても、これが法治国家のやることかと、一瞬、呆気にとられたが、なるほど「呆痴国家」ならさもありなんと、何となく1人得心した。東京第5検察審査会が4日、小沢一郎民主党元幹事長の資金管理団体「陸山会」の政治資金収支報告書の虚偽記載について「供述は不合理で信用できない」と、小沢氏を起訴すべきとする2回目の議決(起訴議決)を公表、今後、東京地裁が指定す る検察官役の弁護士が強制的に起訴するという。何とも無茶苦茶な話で、とんでもない市民裁判になってしまう。世論は、始めに有罪有りきで、果たして裁判官が無罪判決を出せるのだろうか。こんな素人優先の制度が容認されていけば、次に標的になるのは何方だろうか。人相の悪い政治家は早急に整形した方がいいかもしれない。
審査会は傲慢無知としか言いようがない。この日の議決書で審査会は、検察官が説明した起訴基準に照らしても、本件において嫌疑不十分として不起訴処分とした検察官の判断は首肯し難いとし、この制度は検察官が起訴に躊躇した場合、いわば国民の責任において、公正な刑事裁判の法廷で黒白をつけようとする制度であると考えられる・・・などとしているが、これでは、以前にも指摘したが、小沢憎しで、悪役が似合う小沢氏への市民裁判になってしまう。素人を取り込んだ司法改革の弊害で、何とも、心もとないし、バカバカしい。