2016/03/21

◎邦画界 ガンだったのか 野垂れ死に

にしても、先日、yahooニュースに「73歳H・フォード再びインディ」とあり、首を捻った。73歳はカメの歳やし、Hとくれば、何となく気になって、クリックしてみたところ、こうだ。
『インディ・ジョーンズ』第5弾は2019年公開!ハリソン・フォードが再びインディ役
参ったねぇ。何のこっちゃ。見事にはぐらかされた。もはや、門外漢のようだ。というか、今の世の中から完全に弾かれている、脱落している、社会から落ちこぼれていると感じた。
昨日、同じような体験をした。BSで再放送された藤山直美主演の映画「顔」(2000年)で、録画して、夜じっくり視聴した。藤山直美主演に興味があった。番宣によるあらすじはこうだ。
クリーニング店を営む母親を手伝う冴えない40過ぎの女性。家にとじこもりっきりで、恋人はおろか友人さえもいない。そんなある日、母親が急死してしまう。通夜の晩、ホステスをしている妹がいつものようにきつい言葉を彼女にぶつける。カッとなった彼女は妹を殺してしまう。彼女はその場から逃げ出し、初めて外の世界へ出た彼女の逃亡生活が始まった・・・。監督は阪本順治、藤山以外の出演者は豊川悦司、牧瀬里穂、大楠道代、中村勘三郎(勘九郎)、國村隼、岸部一徳、佐藤浩市、内田春菊・・・。
暗い画面が続き、話も暗く、メリハリもなく、何ともつまらない展開。「何なんだ!!! 何をどうしたいのか、さっぱり見当もつかぬ」と腹立たしくなり、視聴を中止しようかとも思った。それでも、藤山直美の存在感に引っ張られ最後まで視聴してしまったのだが、彼女が浮き輪をして泳いでいるラストシーンにいたっては、「ええ加減にしてくれ、よ。これで終わりかよ」と独りごちていた。一方で「これだけの顔ぶれを揃えたら、かなりな作品が作れると思うのだが…。映画界、才能が枯渇してしまったんだろうなぁ」とも。
気になって、今日はNetでレビューなどをチェックしてみたが、2000年度の日本映画では作品賞; 監督賞; 主演女優賞など賞は総なめにしていて、レビューの評価も高いのだが、カメとしては違和感を禁じられず、もはや世間様と同じ空気を吸って吐いている気がしない、と改めて思い知らされた。


2016/03/14

◎プーケット 転地もサプリ ビジネスや

にしても、先週初め、ちょっと春めいた日、夢現の中、気が付いたらタイ・プーケットのホテルを予約していた。4月21日から5日間、いつものバトンビーチの南、より欧米色の強いカタビーチ、磯遊びができそうな地形に惹かれた。1泊600THB、部屋の広さは40㎡で、何とバスタブ付き。日本円で2000円しないんだから、驚きだ。これなら、5日分で1万円足らず、後でキャンセルしてもいいかと、夢幻状態だったのだが・・・。ノートパソコンを抱えたまま、夜になったら、迷わずHISにアクセスして、プーケットまでの往復航空券を検索していた。それも、迷わずビジネスクラスだ。クレジットカードを使えば、ホテルの予約も航空券の予約も一発即決、簡単この上ない。
正規割引航空券 タイ国際航空=ビジネスクラス=23万余円
往路  TG661   2016/04/21  00:20 羽田空港発
復路  TG682    2016/05/22  06:55 羽田空港着


イノチの残り時間はあと僅か。来年の正月を迎えられるか・・・など、考えたら切りがないし、詮無いから、確かに考えていない。日々の体調に怯えつつ、疲れないように務め、ゆっくりゆっくり息をして、対症療法に明け暮れているわけで、プーケットもいわば転地療法になることは間違いない。特に、気温が30℃近くで安定しているのが魅力だ。冬場の日本では空気の寒暖差が器官に響き、辛い咳き込みに見舞われる。で、冬場に出かけるのが最も望ましいことは承知の助なのだが、人気のリゾート地はハイシーズンとあって、貧困老人は二の足、三の足を踏むしかない。
肺がん宣告を振り返ってみると、きっかけとなった声の掠れから各種検査の結果、肺がんが確定。次の抗がん剤と放射線治療を断って、病院との縁は切れたのだが、この間医師処方の咳止め薬を服用し続けただけで、他には何もしていない。あとは、素人の民間療法のあれこれにトライしつつ、市販の医薬品(喉、鼻)を時々使っているのだが・・・。体の現状をチェックすると、声の掠れの他は、疲れやすい、呼吸不全、咳き込み、血痰時々、といったところか。