2007/11/19

◎亡国・日本を見届けられそうもない・・・

にしても、日本の終幕が間近かに迫っていると強く感じたのでひと言・・・。
産経新聞1面の連載「【やばいぞ日本】第4部 番外(下)」を読んでのこと。東大法卒の元外務官僚で立命館大客員教授、宮家邦彦氏の寄稿文で、「『国のため』気概失う若手官僚」なる見出しにピンときて読んでみた。
http://sankei.jp.msn.com/life/education/071118/edc0711180328000-n1.htm
既に指摘されていることだが、東大法学部出身の国家公務員採用者が激減していて、現在の上位100人の多くは外資系企業や弁護士などに流れ、公務員は皆無に近いそうだ。
宮家氏は「東大法学部で最も優秀な若き“エリートたち”が国のために働く意欲を失っているのだとすれば、実に由々しき事態ではなかろうか・・・『国のために働く気概』を失いつつあるのだとしたら、実に深刻だ」と指摘する。
確かにそうだ。それはホリエモンと村上ファンドで身に沁みた。宮家氏には気の毒だが、『気概』なんて言葉はもはや死語ではないのか。
いまの世の中、全ては金、金、金の世界、金が正義、金がオールマイティの世界を見せつけられた。自分のため、自分さえ良ければ、それが正義であって、国のためなどという発想は露ほどもない。金だけを追い求める風潮は既に世界標準になっていて、その風向きが変わることはないだろう。
では、どうするか・・・。ペシミズムが大好きで、余命いくばくもないカメはこのまま行くところまでいけばいいと開き直っている。行き着く先は亡国、日本崩壊だ。
宮家氏は「真の意味の『エリート官僚』を新たに養成するしかない」と寄稿文を占めていたが、カメは、もうそんな時間は残っていないと思う。あぁ~、お先に・・・。