◎老衰死は何歳から可能になるのか・・・
にしても、とりあえず余命10年ってとこかと思った。先日、例の「奥様お嬢様が泣いて喜ぶ・・・」高崎一郎の訃報を目にしたときの事。「老衰で死去、82歳。」とあった。82歳で老衰か、いいよなぁと羨ましく感じ、そういえば、つい最近も見たぞと記憶を辿り、NET検索してみたら、やっぱりあった。「てなもんや三度笠」や「三匹の侍」
でお馴染みの長門勇の訃報で、この6月4日「老衰」でとあり、
享年81歳だった。
カメ憧れの自然死、老衰だ。枯れ木が朽ちるイメージで、死ぬとき苦しいことはなく、痛みも感じない、眠るがごとく、だ。そして、年齢は90歳は超えていなければなるまい。もっとも、死ぬとき「苦しかったか」とか「痛かったか」などと死者に聞いた強者もいないんだよなぁ。ま、それが、80歳を超せば可能らしいと知って何となく安堵し、あと10年かと独りごちた。ひょっとしたら、70代でもありかな、とも。
で、その老衰が実際はどんなものか、NETサーフィンをしてみたら、結構話題にはなっているが、学術的な定義は曖昧模糊として、まだ確固とした定義はないようだ。
老衰(ろうすい)とは、年老いて死ぬ事。死因が、外傷や病気などでなく、自然に亡くなった場合(自然死)の事を言う。生物学・医学的には個体を形成する細胞や組織
(生物学)
の機能が老化に伴って低下し、恒常性の維持が不可能になることが原因である。通常、病死とは異なるものとして扱われる。
Wikipediak のこんな定義が一番もっともらしく聞こえるのだが、果たしてそうか。あれこれ拾い読みしたところをまとめると、どうやら老衰とは正確には死因を表わす病名ではなく、細胞臓器の機能低下、衰弱により生命維持が難航している症状を指すようだ。で、そんなに衰弱した体で何か病気になって死ねば老衰死というわけで、それは死亡診断書を作成する医師の腹次第のようだ。そうか、老衰死とは痛みも感じられないほどお肉と脳の細胞が衰弱してしまったということ。カメは「寿命が尽きた」といって欲しいと思った。