2013/01/30

◎中古リゾートマンションを買うか・・・

にしても、もう一枚の『古希の壁』は厄介だ。古希を迎えたその日、選択肢は2つあった。1つは、いわずと知れた川崎・南町、もう1つは千葉房総は御宿・・・だ。南町情報に関しては年明けから2ちゃんねるなどにアクセスして探ってみたが、4、5年前と出てくる名前はほとんど変わっていない。要はみんなで歳取っちゃったってとこで一気にトーンダウンしていた。で、ちょい思いついてタンス預金、臍繰りやら何やらを整理統合してみたら、大きな束が1つまとまった。古希の孤老には不要不急の金である。フッと笑みが漏れた。ヒーラーの知人と飲んだ際、もっとマンションが近いといいのにねぇなんて話したことを思い出していた。ひょっとしてと思って、Yahooの検索窓に「中古マンション」と入れてみた。ある、ある。検索条件に何と「100万円以下」まであるじゃないか。一気にヒートアップして、辿り着いたのが「御宿」だった。
95万円 駅歩7分 12階建 / 5階 38.98m²」。どんな事情があるのかは知らないが、これなら即金で今直ぐ買える!!!と心拍数が上がった。
ここに至る前、チェックしたのは熱海、伊豆、湯沢などで2030万円の物件がゴロゴロあり、最も安いのは5万円だったか。これらのリゾートマンション、確かに安いのだが、管理費と修繕積立金が高く、ほとんどが10万円超とあっては、とてもノミネートは出来ない。御宿は月額2万円を切っている。となれば、もうカメの妄想は広がる。メールで内覧を申し込むとともに、Netでホテルも予定通り古希を迎える日に予約した。12食付 ¥7,500 セミダブルルーム 夕食は本格プレンチコース・・・とある。

古希を迎えたその日、昼過ぎに出かけ、千葉駅でドジを踏んだ。外房線・安房鴨川行きへの乗り換え時間は5分。駅は改装工事中で、方向が良くわからない。外房線ホームに着いた時、列車はとうに出ていた。次は1時間後だという。それを聞いても腹は立たなかった。
御宿の中古リゾートマンションを内覧して、ワクワクした。忘れていた血湧き肉踊る感覚だ。不動産の若い営業マン相手に「100万円だと、思い切って使えるんだよなぁ」と呟き、怪訝な反応に「1,000万円になると、使えない」なんて1人ごちた。手付けでも置いていこうかと問うと「書類を作るのも面倒ですし、この手の物件は縁のものですから、その時はその時で・・・」と返された。
で、シーサイドホテルの渚の見えるレストランでコースディナーに舌鼓を打つ。珍しく生ビールで興を添えた。至福の時なのだが、ちと食い過ぎ。もはや、量が多すぎる。
いま、気分は購入に傾いてはいるが、まだ決断には至っていない。この古希の壁、どうする???