2007/08/29

◎バンコクはヒトとクルマ、バイクが渾然一体の街


にしても、東京・蒲田に帰って街中を自転車で走るのが怖くなった。スイスイ走れるのはいいが、安定感に欠け、何かバランスを崩してふらついてしまう。

バンコクとは街の造りが違うことに思い当たった。
バンコクの街は車の渋滞でも知られるように、街全体が混ぜご飯の趣きが強い。まず、車道と歩道の区別があるのは幹線道路の一部だけで、横断歩道とか、信号などもほとんどない。どうみても、クルマ優先で、ヒトの存在を全然考慮していない。それに、狭い道路が多いので、一方通行路が多いし、行き止まりの路地が大半だ。
日本と違い、道路はいわば広場・・・、そこに人も車もバイクも入り乱れて、それこそごった煮状態になる。カメのお肉も車のメカと肌を接してしまう。バイクの後ろに乗った際、開いた膝が他の車やバイクと接触するのではないかという恐怖に捉われてしまった。道路を歩いていても、足の甲をタイヤに踏まれそうになるなんて、日常茶飯事で、これでよく事故につながらないものだと、妙に感心してしまう。
バンコクの街は、ヒトとクルマ、バイクと異質のものが渾然一体となった広場のような空間で、そこでお互いに支え合いながら構成されているようだ。

そんな街で1ヶ月近くも過ごしてしまうと、そちらに慣れてしまい、どうも東京の街に馴染み難い。東京の街では、早く自立しなければならないのだが、まだ何とも不安定で、自分の足で立っているのが、しんどい。

2007/08/28

◎水のボトルが1本120円だって???

にしても、今回は長かっただけに、リハビリにはしばらく時間がかかりそうだ。
成田空港に着いて、喉の渇きを癒そうと売店をのぞいて、いや驚いたのなんの・・・。水の小さいボトルが1本120円だって。いや、はや・・・、バンコクではハーバー(5BT)、ないしは7BTだったのに・・・。
財布を開いて、慌てて1000円札を出したらお釣りに硬貨がパラパラ、おいおい、こりゃどうなっているんだと不可解な顔をしたら、逆に不信がられてしまった。500円硬貨がまじってはいたのだが・・・、ピンとこない。たかが、水のボトルでなぜ、こんなことになるのか。いやはや、リハビリにはしばらく時間がかかりそうだ。

2007/08/26

◎またこの体たらく、携帯電話が消えた・・・

にしても、大トロ、大甘、ノー天気な徘徊老人はもう長くはないな、と思った。三途の川の船頭さんは「帰すんじゃなかった」とほざいていることだろう。
はや、年を超せるかどうか、ちょっと心配になってきた。というより、何ともいやはや情けない。
もう、学習能力が完全に枯渇したようだ。4GBのフラッシュメモリーでは、あれほどショックを受け、危機管理の重要性が身に染みたはずなのに・・・。一夜開ければ、またこの体たらくだ。もう、手におえない、ね。
報告するだに恥ずかしい・・・、成田空港で受け取った大型バックのポケットから携帯電話が消えていたのだ。不思議なことに、一緒に日本円やマンションのカギが入った皮の財布は無事だったのだ。

バンコク国際空港で航空券のチェックインの際、バッグにカギをかけておいて、また開けられたりしたら面倒だと、気にはなったもののカギもかけずにバッグをそのまま渡してしまい、まさか、まさかの二の舞・・・。
後で考えれば、これら大事な品は手荷物のDバッグに入れても十分なだけの余裕はあったのに・・・、なんともノー天気なことよ。
携帯は、そんなに最新のものでもなく、珍しい機能がついているわけでもないが、やはり現地では珍しいものにはつい手が出てしまったのだろうが、カメのトロさにはもう呆れるほかない。カメにしてみれば、今回の場合、カメにとってみれば、実は財布に手をつけられた方がダメージは大きかった。

で、結局、携帯だけは明日にでも買いにいかなきゃならないんだよなぁ。ほとんど使っていないのに、これだけはいまや、みなさまと一緒でなくてはならないお肉の一部になっているようだ。
しょうがないんだよなぁ。

2007/08/25

◎歩いた、歩いた、五里霧中バンコク徘徊老人


にしても、歩いた、歩いた!!!五里霧中バンコク徘徊老人だった。帰国の日を迎える朝、ベッドの中でぐずぐずしながら、そう思った。やはり、ティーニーティーナイ(ここはどこ?)、ポムアライカップ(私は誰?)状態が何よりの快感なのだ。

カメは元々、歩くのは嫌いではない、それ以上に、ケチなのである。バンコクでは、東京のように足の便が整備されていない。だから、合法のタクシーの他、トゥクトゥク(オート三輪)とかバイクが多数横行し、各所にたむろしているのを見ると意地でも乗りたくなくなる。
ただ、地域によってその様相は変わってくるようで、例えばパタヤではタクシーがなく先般、画像をアップしたが、バイクに頼るしかない。ここでのタクシーはバンコク行きだけで、800BT取るそうだ。

昨日も歩いた。昼過ぎから、気になっていたマンションを地鉄で2つ先の駅まで見にいくことにした。地鉄を降りて歩いて10分くらいだったか、それらしきマンションを見つけて訪ねてみると、かなり本格的に営業していて月額の家賃は1万3500BTだという。参考までに部屋も見せてくれた。
バスでチンタラ帰ろうと、乗ったのはいいが、相変わらずの大渋滞、そのうち豪雨。降りるに降りられず・・・、179番、結局車庫まで乗る羽目に・・・。素直にそこから同じ番号のバスに乗れば元に戻るのはわかっていたが、それもちょっと癪の種で、雨が止んだので歩き始めた。
と、あるは、あるは・・・、何処まで続く? 多分、ここはラマ9世通り。なら,地鉄の駅も直ぐ近くにあるはずと思えども、延々と・・・。途中、交番があり、警察官がいたので、ラマ9世通りを確認、励みにしたのだが、ついにギブアップ、フラフラ状態でバスに乗ったのはいいが、間もなく右折したら、そこが地鉄の駅。何とバスに乗ってひと駅、見通しの悪い道路で、というより、もっと早めにバスに乗っていればよかった?といった按配・・・。

◎日本食堂街の競争熾烈に・・・


にしても、ショッピングモールに日本料理の激戦区が現れていた。地鉄・タイカルチャーセンター駅そばのまだ新しいエスプラネードビル地下をのぞいたら日本食堂街と化していた。
バンコクではお馴染みの老舗・FUJI、最近バンコク各地に進出著しい大戸屋。それに魚昌、築地銀たこ、ラーメン店まで・・・。いずれも、店外でお客が待つ盛況ぶりだ。特に、大戸屋あたりになると、東京では店に入るのに周囲を気にしたりするが、バンコクでは東京でのメニュー価格をそのままBTに移行させた感じで、れっきとした日本料理店だ。
そこに割り込んだのがタイで最大のレストランチェーン・MSKグループの日本食堂・Yayoiだ。なんせ、安い。早速カメは入ってみたのだが、さすが、勝負している。サバ焼きとか、天麩羅とか、カツ丼とか、メニューは99BTが最高で、全てはあの大戸屋のほぼ半値だった。味も遜色なかった。
コレ、いずれ決着するでしょうが、勝負の行方は?

◎タイ人は辛いより、甘いもの好き?

にしても、訪泰してずっと腹一杯になるほど食ったことがなかったが、最近になってやっと腹一杯になる食い方がわかった。
何のことはない、2品食えばいいだけの話だった。例えば、混ぜご飯とスープ麺の組み合わせだ。屋台群だと、一品20~30BTだから、二品で50BT前後になる。贅沢しても60BT・・・、日本円で200円余りだ。

ただ、旨いものにあたったことはほとんどない。タイ料理は基本的にはやたら辛い。香辛料を大量に使って辛くした料理は南国系で特に多いが、辛くすると素材の旨さは抹殺されて、全ては同じ味になってしまう。
ここ、タイでは何を食っても辛さだけで、素材は同じ味だ。各自、テーブルで酸味、甘みなども加えるが、調味料そのものの味がするだけで、素材との調和とか、微妙な味の変化はない。砂糖は、あくまで砂糖だ。
カメの独断と偏見でいえば、タイに限らず、東京でも、南国系のレストランは辛さを売りにして、安い素材を多く使っているだけだ。安くはないシーフードなどは本当にもったいないと思う。

タイ人の食能に一つの疑問が生じた。これほど辛いもの好きに見えるが、実は甘いものの方が好きなのではないか・・・という点である。フードセンターなどには必ずケーキや甘いものコーナー、パフェやアイスクリームコーナーがあって、若い女性で賑わっているし、食堂のテーブルには調味料として必ず砂糖が置いてある。
最近、日本茶が受けているそうだが、それも砂糖を加えたものだそうで、そのボトルの隣りにはちゃんと日本人用に「ノンシュガー」タイプも用意されているそうだ。

2007/08/24

◎カメの全てが置き引きされた・・・


にしても、最初は異郷の地で心臓をそっくり外し取られた気がした。それほど衝撃は大きく、この世の終わり、一時はパニクった。

いつものNetルームに行って忘れていた“社長令嬢”の画像をアップしたあと、料金を払っていると、それまでそこにいたスタッフのような女性がカメの使っていたPCを触りはじめていた。
それを横目に店を出て50mほど歩いて、ポケットにUSBフラッシュメモリーが入っていないことに気がつき、ヤバイ!と戻った。
と、店から、先ほどの女性が出てきて、カメに気づき、顔を隠し走って逃げたように見えた。
だからといって、彼女がフラッシュメモリーを抜いたとは、その時は露ほども疑わなかった。店に入って、直ぐカメが使っていたPCを見たら、ない。その時、即座に抜かれたと思った。振り返ってみたが、当然、女の姿はない。もしかしたら、店に入る前に何か声でもかけていれば展開は変わったかもしれない。

いずれにしろ、参った。4GBのメモリーである。価格ではない。カメが使っているPCのデータの大半は取り込んである。内容は、ただ恥ずかしいだけのもので、公のデータはないし、公開されても、カメが少し恥ずかしくも誇らしく思うぐらいのものだ。
とはいえ、この中指1本ほどの大きさの4GBのフラッシュメモリー一本にカメの全てが詰まっているわけで、いまさらながら恐ろしくなった。
どこかへ忘れること、紛失することなんて、想定外、考えたこともなかった。相変わらず、甘~い、甘~いカメの危機管理である。

実際に、その危機に遭遇して慌てふためいた。でも、言葉が通じない。受付に残っているのは可愛い女の子が1人だけ。多分、アルバイトかとも思うが、カメの必死の形相になんとか応答しようとしてくれる。でも、タイ語だ。マイカオジャイ(理解できない)を繰り返すばかりで進まない。
それこそ、警察に届けようかとも思ったし、大使館に届けてみようかとも本気で考えたのだが・・・、平静になったいまは、カメが赤っ恥をかくだけか。

途中で諦め、後でまた来るとだけいって、店を出た。また新たにUSBフラッシュメモリーを買おうとしたのだ。それがないことには、せっかくここまで続けてこられたブロガーの更新がストップしてしまう。電気街との触れ込みもあるこの地区を回ってみたが、携帯電話だけ、メモリーなんて洒落たモノが売れる土地柄ではなさそうだ。
いささか、疲れて、帰国前にと思っていた床屋に入り、今回は高校生以来かと思うバリカンを使ってもらった。頭を刈られながら思い浮かべると、今回の訪泰に持参した携帯電話と、もう一つ、使ってはいないがシグマリオンⅢも持ってきていた。いずれも、SDカードが装填してある。カードリーダーは当然使っているし、こちらでトライしてみたら・・・と思いついたら、気持ちが急速に穏やかに落ち着いた。

ここバンコクでは忘れたら、忘れたことを忘れろ・・・だ。とはいえ、容疑者の姿を見ているだけにねぇ。あぁ~~~

2007/08/23

◎お土産には時計もどきの木工品・・・


にしても、何となく気忙しくなってきた。実は、このままロングスティを継続してもいいかなという思いもある。各種手続きを揃えられれば、という条件付だが・・・。何もしない、のんべだらりのこんな生活が性に合っているし、気に入っている。ま、東京でもこんな生活なのだが、陽気がやはり違う。四季があるだけにけじめがあるが、こちらは陽気ものんべんだらりなのである。

で、やっぱり、帰国するにあたってお土産の一つもと、タイ文字ナンバーの時計を見にいくことにした。雑誌情報によれば、地下鉄で3つ目の駅から歩いて20分とあった。割引もしているとか・・・。
ここの時計、確か、以前、通販で購入したことがあったが、直ぐに時計は動かなくなってしまったのだが、壁にはかけたままだ。インテリアとしては、見られる。なんせ、タイ文字の数字は雰囲気がある。
๑๒๓๔๕(タイ文字で入力してみましたが・・・)

ま、ソイの一番奥にある工房と店舗を訪ねた。イメージより小さめの掛け時計、置時計が店舗を埋めていた。
手っ取り早く、値段を聞き始めた。同じような大きさでも値段が違う。何故か。どうやら、時計という機械ではなく、木工品なのである。手が加わっている装飾の複雑な品が高価なのだそうだ。
画像で紹介している女性にニッコリ、人懐っこく微笑まれながらでは、買わないわけにはいかない。ひょっとしたら、この品の良さ、社長のご令嬢やもしれぬと・・・。もう、それだけで畏れ入ったのであります。

2007/08/22

◎ロングスティのスタートはココだな・・・


にしても、バスタブなんて何日ぶり? ウフッ。昼下がり、早速1人でお風呂に浸かって、シャワーを浴びて、シーハービールを飲んで、ベッドにゴロンとなって、NHKのBSを見ていたら、少々昼寝・・・かぁ。

新しいマイホーム・・・。凄い!!! これで、月極め5000BTならいうことなし、や。大満足・・・。
直前のゲスハ1泊300BTの倍、1泊600BTにしてもこの設備、清潔さなら、断然安い。円で2000円余になるが、そろそろ、カメのお肉にも配慮が必要になっている。これなら日本のビジネスホテルでも1万円近くは取れるんじゃないの? ダブルベッドを置けるということは、それだけ部屋が広いということなんだよなぁ。改めて、気がついた。
そう、ちなみに月極めなら1日約167円・・・安いよなぁ。

◎ティーニーティーナイ(ここはどこ?)状態・・・


にしても、何とも、バラエティー?に富んだ一日となった。途中で懸念していた三半規管がやられ、何度もティーニーティーナイ(ここはどこ?)状態に・・・。といって、聞けばいいのだが、聞いてもマイカオジャイ(理解できない)では、先に進めない。結局、地獄のソイ(路地)体験を汗だくで、たっぷり味わうことになったのだ。

ゲスハでのラーストデイ、ここはMRT(地下鉄)と国鉄のファランポーン駅から歩いて5分ほどに立地する。脈絡もなく、昼前にチャオプラヤーの川旅を思い立った。実は、雑誌で見ていて、それもいいかなとは思っていた。
で、MRT・ファランポーン駅→MRT・シーロム駅乗り換えBTS・サラデーン駅→BTS・サバーン・タークシン駅→サートン船着場→チォオプラヤーを川上り→プラアティット船着場→懐かしのカオサン通りを一回りして遅い昼食とビール→バス(65番)→バス(65番)→バス(65番)→国鉄・バンスー駅→列車→ファラムポーン駅(10分遅れで到着)→駅舎の食堂で夕食のラーメン→セブンイレブン→ゲストハウス

ティーニーティーナイ(ここはどこ?)、ポムアライカップ(私は誰?)状態で、よくぞ無事に戻ってこれたもんだ・・・。

2007/08/20

◎若々しく、逞しい・・・嬉し恥ずかしアップ


にしても、カメはずっと、この汁のあるラーメンが食いたかったのだ。中身は問わない。スープを飲みたくて、何度かトライしてみたが、そこはタイ語は発音が出来ない、ボディランゲージは表現力に乏しいカメのこと、ライスが出てきたり、焼きそばだったり、これまでお預けを食っていたのだが、今回は違う行動に出た。
たまたま、屋台で中年女性がその汁ラーメンを注文し、作っているところに出くわしたのだ。コレコレとばかりに指差しだけで注文、ウフッ、さっぱりしていて、やっぱり旨かった。
若いウェイトレスにシャッターを押してもらったが、ご覧の表情、カメ自身が驚くほど若々しいし、逞しい。多分、汁ラーメンに大満足しているのだろう。
近頃、何とも珍しく、嬉しいカットで、恥ずかしげもなく、ついアップしてしまった。

◎薬に滞在期間を知らされた・・・


にしても、今朝、いつもの例の飲まねばならない薬を飲むとき、空の板ケースが20錠分・・・。新しく手にした最後の10錠分のパックから1錠押し出しながら、ほう、そうか、もう20日も経ったか・・・と妙に感慨深かった。
最後の10錠はたしか2錠残して帰るんだよなぁ・・・と、薬に滞在期間を知らされた。ちゃんと飲んでますよ・・・。

また、今朝は隣室が埋まっていた。目覚めたらシャワーの音、気色悪いったらないヨ。そのうち、部屋で荷物を整理するような音がしばらくしていたが、まもなく鍵を閉める音がして、あとは音沙汰がない??? 
国籍も、性別も、年齢も、何もかも不明、姿も見ていないし、声も聞いていないんだから・・・。ウフッ。

2007/08/19

◎楽チン、楽チン、誰か文句あっか・・・




にしても、こうも堂々と巨体を腕枕で横たえられては誰も文句はいえまい。いかにも怠け者の風情で、カメも好きだし、よくするポーズだ。
日本では雑誌や教科書でも見たような気もするし、旅行帰りの誰彼となく何度も見せられ、珍しくカメでも知っている海外の仏像と出会えたのは何となく懐かしくも思えた。
その巨体は画像でご覧のように想像以上に、とにかくでかい。顔と足を除いて体の大半は何故か黄色いベールで覆われていた。
ツアコンによれば、この黄色いベールは「黄金の代わり」だそうだ。

◎恍惚と苦悶の表情は紙一重・・・


にしても、巨大な菩提樹に取り込まれてしまった仏頭の湛える柔和な笑み、静かに目を閉じ全身に疼くお肉の快感を味わい尽そうとしているようにも見えるのだが・・・。ま、恍惚と苦悶の表情は紙一重・・・、女王様の股座に顔を挟まれ、ぐいぐい締め付けられて恍惚の表情を浮かべているといった方が当たっているだろう。
仏頭の傍らには男性の警備員が1人いて、仏頭の上からシャッターを押させないし、同行の若い女性が仏頭にお尻を突き出し、可愛いポーズで記念写真を撮ろうとしたら、止められた。ウフッ。

◎崩壊寸前、多分、爪のひと弾きで・・・


にしても、気がついたら立て続けにシャッターを押していました。出来上がりは、こんなもんですが・・・。
崩壊寸前・・・、多分、爪のひと弾きで・・・。己を振り返り、何ともイヤハヤなのであります。
もはや、二度と天に向かって隆とはならないでしょうねぇ。あぁ・・・。

◎仏像の微笑みはいまのタイ人が受け継ぐ・・・



にしても、世界遺跡に指定されているというアユタヤまでHISのオプショナルツアーで出かけてしまった。ま、話しの種にはなるだろう。
日本の片仮名で書けば「アユタヤ」だが、正確な発音をツアコンに聞くと「アヤティ~ア」だとか。
荘厳、華麗な雰囲気が漂う遺跡群の中で、仏像の頭が壊され欠けているのは何とも切なく痛ましい。ビルマ軍による狼藉とのことだが、多分、その仏像の柔和な笑みは、いま、微笑みの国といわれるタイ国に引き継がれているのだろう。

◎パソコンをセットしたらマイルームに・・・


にしても、汗だくでやっとたどりついたゲストハウスの部屋にパソコンをセットして、湯沸かし器を置いたら、あっという間にマイルームになった。ホッ。ウフッ。現金なもんだ。

地下鉄・フアラムポーン駅から歩いて5分ほどの4階建てのゲストハウスで、中華街への入り口に当たる。
先乗りして見聞して4階のこの部屋に決めたのだが、さすがに狭い。4畳ほどの部屋。多分、隣りとは白塗りベニヤ板一枚で仕切った感じ。ベッドはシングル、70cm角の可愛いテーブルと椅子、天井の丸い蛍光灯と大型の黒塗りファン、それにカーテン・・・といったところ。
トイレとシャワーは共用。4階は2部屋だが、本日は空室のよう。これなら、結構、毛だらけなのだが・・・。
部屋にないものは・・・クーラー、テレビ、冷蔵庫、たんす、鏡台、テーブル、ソファーといったところか。
清潔感があるのが救いだが、今後のロングスティの選択肢にここは入らない。

2007/08/18

◎64歳のバックパッカーは何ともキツイ・・・


にしても、64歳でのバックパッカーは写真でご覧の通り(左手にも大きく重いバッグあるも入っていなかった。腕のしなりでご想像いただきたい)、何ともキツイ。いったん背負ったら、降ろせないし、そうでなくても腰、肩にズシン、ズシンとくる。汗をかいても拭けないのは勿論、あと、何故か、気管支が何度か反り返って、ヒューと小さく鳴った気がした。

これ、金といえば金、金じゃないといえば金じゃない・・・。ケチなのかといえば、そんな気もするが、そうでもなさそうだ。どういうことかといえば、途中BTSの車中でこんなふうに思った。
何故こんな重い思いまでして移動するのか? タクシーを使えば、多分300BTかからないだろうに・・・。多分、そうだろう。でも、いま向かっているゲストハウスの1泊の料金はいくらだと思う? 300BTだぜ。これって、変じゃない? これほどバイク便があるのだから、宅配便でもあればいいのに・・・とも思った。
移動はあと1回残っている。やっぱり、バックパッカーしてみるつもりだ。

2007/08/17

◎Netで2時間かけて、予約手続完了・・・


にしても、ホームレスへの恐怖感はかなりのものだったようだ。もともと、ホームレスを嫌っているわけではない。その一線を越えてしまうと歯止めがかからなくなるカメ自身の性癖が怖いのだ。ま、一つの決断ではあろう。社会人になって3年経って会社を辞めるときがそうだった。勢いで辞めてみれば、あとはどうなれ・・・、辞職に対するイメージが変わった。一回辞めれば拒絶反応はなくなり、二回、三回目も同じだという気になる。いわば、タブー破りだ。

実は、ホームレスになってまで、カメは生きながらえる気はない。だからだろう、アパート探しの汗に懲りたカメは徹底的にNetサーフィンに挑んだ。何と、昼前に2時間かけ、ゲストハウスとマンションを各1件見つけた。
昼過ぎの強雨が止んだところで、現地にゲストハウスを見聞に出かけ、300BTの部屋を幾つか見せてもらってから、3日分予約した。ここのゲストハウスは、トイレとシャワールームは共用。選んだのは一番上の4階の部屋でベッドはダブル、小さいテーブルもあり、電源のコンセントも素早く見極めた。コンセントがない部屋もあった。もちろん、エアコンはなし、ファンは大きいのがついていた。ま、ハウス自体に清潔感はあったし、300BTでは贅沢はいえない。

続いて、そのあとの予約もしようと繁華街にあるNetルームに立ち寄り、午前中に選んでおいたマンションにアクセスした。こちらは、一晩600BTで、週極めだと3500BT、月極めだと5000BTというのが気に入っていた。仔細はあとで調べることにして、魅力的な価格だ。
なにより、いまの部屋もいいし、もうこれ以上ウロウロするのも往生だ。そのマンションのHPから、あちこち引っかかりながらも予約を入れた。途中で、面倒臭くなり投げ出そうかとも思ったが、何とか手続は完了できた。
これで25日最終日までの宿が確保できた感じで、とりあえずは、ホッ・・・。あとは、グダグタしてるぞぉ~~~

2007/08/16

◎ひたすら歩いて、あわやホームレスの恐怖・・・


にしても、埃まみれになりながら、ひたすら歩いて歩いて、陽が落ちてからはホームレスの恐怖に襲われた。
昨日、丸一日かけて宿探しにあたったのだが、適当なところがなかなか見つからない。なんせ、条件が厳しい。BTSか地下鉄の駅から歩けて、1泊500BT前後だもん、ね。そう、バックパッカーのメッカであるカオサンに行けば、そんなに汗をかかずに見つけられることは知っていた。
でも、今回の狙いはロングスティできるかどうか、だ。
当地には、サービスアパートメントという不動産の分類があって、日本でいえば賃貸マンションといったところで、空いている部屋があればデイリーユース(日貸し)もしましょうというシステム。東京でNetを使って情報収集したところ、デイリーユースで500~1000BT、1ヶ月で5000BT前後から1万前後、さらに上は天井知らず・・・だった。
もちろんカメの場合は、デイリーユースで500BT、1ヶ月で5000BT前後が狙い目、というより選択肢はそれしかない。
実はいまはそのサービスアパートメントに暮らして3日目。明日はチェックアウトしなくてはならないのだ。ここの前もやはり、近くの同様のサービスアパートメントで、そちらにいる時「FOR RENT」の看板を見て飛び込んでみたのだ。500BTのデイリーユース代は一緒だが、月家賃ではいまいるところの方が1000BTほど安い。

昨日は、ちょっと都心に近い立地にこだわり、BTSのアソーク駅から盛り場としても知られるナナ駅にかけて・・・。甲子園球児以上に汗と埃にまみれ、息を切らしながら、歩いて歩いて・・・、ソイ(路地)は地獄も実感させられた。行き止まりをまた戻る切なさ、情けなさ。でも、戻るっきゃないんだよなぁ。全部で6~7軒はあたっただろうか。

結果は、やはり1泊1000BT~2000BT。何軒かで実際に部屋を見せてもらったが、ちょっと格差が大きい。やはり、見ないで決めるのは止めた方がいい。損する。最初に見た1000BTの部屋など、他の2000BTにも匹敵する。というより、2000BTの部屋が半分にするのが正解だと思うのだが・・・。あるマンションでは、ファミリー向けだけで、スタジオタイプ(ワンルーム)はなかった。

陽も落ちてきて、クタクタになって、ナナのネット喫茶でPCに向かった。次にほぼ決めているサービスアパートメントの場所を確認したかったのだ。この地区ではない。なんせ、明日は移動日だ。やっと、そこのホームページを見つけたのだが、何とそのPCはタイ語とアラビア語にしか対応していない。とりあえず、地図だけはプリントアウトし、それを頼りに地下鉄に乗ったのだが・・・。
で、曖昧・・・、だろう・・・で動くと、草臥れ損・・・というやつ。結果はついてこない。やはり、知らない街では、キチンと調べてから動かないと・・・。
ほんと、暗くなってから、タイ語を喋ってくれる日本人を探したくなった。

今朝、延泊を頼んでOK。ひとまず、ほっ! やはり、住めば都のようだ。もう、大きな荷物を抱えての移動はかなりシンドクなっている。

2007/08/15

◎一度に2つのことは処理できない・・・

にしても、タイ人は一度に2つのことは処理できないことを確認した。カメ同様、一つづつこなしていかないと、頭が混乱してしまうのだ。お笑いください・・・。

タイ語で伝えられないと暮らせない・・・の項で報告したが、5日間泊まったサービスアパートメントでの朝3時50分に鳴るモーニングコールは2日目も鳴り、フロントに身振り手振りでクレームをつけた際、たまたま日本人男性が現れ、代わりに説明してくれた。女性スタッフは微笑みながら、了解、了解といった素振りだった。
といって、ほんとに設定を解除してくれたかどうかは、明日の朝3時50分までベッドの上で寝ながら待つしかないというのも情けない話だが・・・。
半信半疑のまま寝たら、懸念した通りモーニングコールは鳴った。もう、怒るよりも呆れた。
また、クレームは当然クレームなのだが、こちらの事情がちょっと変わった。HISに水上マーケットのオプショナルツアーを申し込んだのだ。ちょっと離れたところにあるホテルへの集合時間は午前7時15分とかで、となると午前5時30分には起きなければなるまい。3時50分のモーニングコールを解除して、5時30分に変更してもらわなければならなくなっていた。
至難の業は承知で、モーニングコールの変更をくどくどと頼んだ。さすがに、3日間鳴ったモーニングコールの解除に関しては申し訳なさそうに微笑んでくれたのだが、5時30分への変更が伝わったのかどうか・・・。

翌朝、やはり不安だったのか、というよりションベン起きで5時ごろ目覚めたので、そのまま起きていた。5時30分のモーニングコールは予想した通り、鳴らなかった。

以前、タイ人は一度に2つのことは処理できない・・・と聞いたことがあるが、その通りだった。モーニングコールの変更のやり取りの際、女性スタッフはわかっている、わかっていると精一杯微笑み、実は、変更という2つ目の課題は意識していない、というより、眼中にない。
それがわかるんだよなぁ。あぁ~~~。

2007/08/13

◎水上マーケットは観光カラクリ小屋・・・


にしても、出来レースというか、水上マーケットは完全な観光カラクリ小屋だった。ひょっとして、国の観光施策??? といった臭いもした。というより、多分、ズバリ的中だろう。観光客を主役に巻き込んだ政府、旅行代理店によるちょっとした水上テーマパークだ。
水上マーケットというから、バンコクでいまも毎日行われている本物の市場取引をイメージしていたのだが、これが、これが、あくまでも観光用・・・。
何のことはない、バンコク名物の一つ、路上の屋台が運河に浮かぶ手漕ぎ船に移行しただけだった。
例の観光写真でお馴染みの竹笠、麦藁帽子から、フルーツ、陶器、雑貨、各種お土産類を並べた船が浮かぶ運河を、これまた手漕ぎボートに乗った観光客が押し合いへし合い買い物する構図で、もちろん岸辺からも買える。
マーケットには運河の上から陸地につながる大きな土産物小屋もあり、その大きな小屋が観光客の目くらましになっていた。

バンコクからマイクロバスに乗って延々1時間余、ココナッツファームに立ち寄ったあと着いたのがダムヌンサドアック水上マーケットの駐車場。結構広く、大型も含め何台もの観光バスが駐車していた。そこで案内されたのが、スピードボートの発着場で、5~6人乗りのボートに乗せられて狭い川幅の運河を次々に出航。水飛沫を上げながら、エンジン音を唸らせながら、いや、結構ワクワクした。
運河の周辺は椰子畑が多く、いまも水上家屋が軒を連ねる生活の場だ。スピードボートは水路を西に東に方向を変え、ジェット音をとどろかせながら、水面に水飛沫を上げる。乗っている方はほぼ水面の目線で、周囲はほとんど見渡せないまま、水上生活に思いをはせたり、生活格差を感じたり・・・。
俯瞰してみれば、矩形のビッグな水上遊園地に違いない。

20分ほども走ったろうか。その運河の一角で、さまざまな土産物を積んでけばけばしい様相の手漕ぎ船が押し合いへし合いしている光景に遭遇した。
市場の中心部にスピードボートは進入禁止で、押し合いへし合いする手漕ぎボートに乗るには別料金が必要になるそうだ。
でも、よく出来たシステムだ。限られた水上空間は一種異様な雰囲気を醸し出していて、観光客のテンションも上がり、財布の紐も緩む仕掛けだ。

ここで、1時間ほどのショッピングタイムが設定されていて、その時間が終わると、もう一度スピードボートに乗って帰るのではなく、土産物小屋の中の入り組んだ通路に並ぶ屋台の間を10分近くかけて潜り抜けると、そこはマイクロバスが止まっている駐車場だった。
ま、何枚か、いい写真も撮れただろうから、良しとしなければ・・・。

2007/08/11

◎満を持して・・・この体たらく・・・


にしても、満を持してのはずが、この体たらく・・・、あぁ!!!
いまのサービスアパートメントに着いた時から気がついていたのだが、6階のエレベーターホールの窓からこれまで行きつけのMP、“リビエラ”の屋上広告塔が見えたのだ。これは、東京でHPを見ていた時から、ひょっとしたらとは直感していた。でも、ほんとにそうなのか、いずれは確かめようと思っていたら・・・、今朝の間違えモーニングコールがきっかけになった。
午前3時40分・・・、その際、ションベンはいつものことだが、そこで実に久々の朝勃ちを見た。勿論、ションベンまでの命やったが、暫し、故知れず、奮い立つ、奮い立つ。今日こそは・・・の思いが湧き上がった。でも、焦らず、慌てず、急がずの3ズ主義は忘れるな、だ。
サービスの朝飯を済ませ、昼は近所で見つけた「ランチやってます」の日本料理店でミンチカツのランチには食指が動かず、カツ丼。ちと、高かったか・・・。
あとは、バスに乗って、実は2駅目なのだが、まだいくらなんでも早過ぎると思い、延々、でもないか? 地下鉄の駅との合流点で降り、時間潰しに20BT地下鉄に乗って降りたら、何と駅前の一角がMPのメッカ。これは、知らなかった(この件は改めてレポートしたい)。グルッとひと回りして地下鉄に乗り、再び同じコースを戻り、ほっ、ご存知、カメご贔屓のリビエラ・・・。
4時30分ごろだったか・・・。多分、いい時間帯なのだろう。金魚鉢のひな壇には泡姫が15、6名。結構いいタマが揃っているように見えた。
ススッと寄ってきた日本語が少しできるというコンチアが「2時間、1600BT」と耳打ちしてくれた。コレを高いというのか、安いというのか・・・。カメは断然安いと思っているからリピートしているのだが。
で、暫し息を整えようとビールをオーダー。ここは、大瓶のビール(150BT)が届く。このビールも安い(泡姫と一緒の部屋まで持ち込み可)と思うのだが・・・。なんせ、ビールを飲んで泡姫の品評をしてそのまま帰っても、ビール代だけでOKというシステムも気に入っている。といって、それを実践したことはまだないが・・・。
そのうち、何度か来て馴染みになっているつもりのコンチアが来て、カメは懐かしげに「サワディーカップ」。コンチアは「また来ましたね、お好きなんだから・・・」とばかりにニッコリ。先ほどのコンチアとは別の泡姫を勧める。といって、老眼鏡をかけても、それほど判別できない。
とと、席を移動させられ、ほれ、この泡姫ですよ、チャイディー・・・と。
ま、いいか、とフロントで1600BTを払うと、ご指名の泡姫が現れたが、さすが、予想以上の上玉。何より、美人だし、トランジスタグラマか(フラッシュのせいか。実物はもっといい)。
30歳ぐらい? ちょっと歳がいっているのがマイナスになるのか? カメにとっては、問題なしだし、こんな上玉が残っているなんてと、えらい感激、感動の始まりなのだが・・・。
ま、そのコースの詳述は避けるが、というより、あまりにも情けなくて情けなくて・・・、思い出したくもない、でも、嵌ることは嵌っていたし、泡姫には日本語で「大きい、大きい」ともいわれつつ、逝かれてしまい、中折れ状態のカメはそっちが気になってやはり集中できず。抜けないようにじっとしているのがやっと。あとは、いささか努力してみたが、所詮は無駄な努力と承知の助・・・。で、あっさり外して、手ゴキに移行し、腰を身悶えつつ、逝く。
満を持してのはずが・・・この体たらく・・・。あぁ!!! なのだ。

◎タイ語で伝えられないと暮らせない・・・

にしても、タイで暮らしはじめれば、いずれタイ語を喋らざるを得なくなる。当然の理なのだが、それがなかなか実践されないのだ。
今朝は、さすがに参った。昨朝に続きまたモーニングコール。それも、午前3時40分。日本行きの旅客機に早朝便があり、多分、そんなところだろうと推察している分にはよかったが、2日連続となればかなわない。
設定解除してもらわねば・・・。昨日も電話機を見たがそれらしい機能のボタンなどはついていなかったし、そのうち忘れていた。
散々お世話になっている「指差し会話帳」を開いてみたが、なんと「モーニングコール」「設定」「解除」といったキーワードが見つからない。電話だけは「トーラサップ」で覚えたばかりだが、さて、その電話がどうしたのか、これでは説明がつかない。
朝食後、意を決して、フロントで女性スタッフにモーニングコールの設定を解除して欲しいと訴えるも、翻弄されるばかりでラチが明かず、困惑の極みなれど、残念なことに、この苦悩伝わらず・・・。
というより、途中で投げ出されたのか、解ろう、解ってやろうという気が全然感じられない。カメにとっては、ここでの“聖書”である「指差し会話帳」を自分でパラパラめくってみせて「ほら、もっとよくお探し・・・」といった按配。こんな些細なことも伝えられないで、いや、はや、参った。
と、もう長い滞在になるのだろう、日本人「○○さん」なる方が現れ・・・、居住者風でもあり、奥の事務所のスタッフ兼アルバイト風でもあり・・・、とりあえず、ほっと。
前任者が設定したのか、この二日間午前3時40分にモーニングコールが鳴るので解除して欲しいんですけど・・・。ほう、ほう、でスタッフに話すとたちまち了解して、わかりましたぁ!ってなもんで。と、ほほほ・・・。

2007/08/09

◎何と湯沸かし器を衝動買い・・・


にしても、バックパッカーが家電製品を新たに買い込むようになるとは驚いた。荷物は極力減らすのが鉄則ではなかったのか。これって、結局、ブルーテント生活と一緒になってくるんだよ、なぁ、多分・・・。一歩前進?ってとこか。

購入したのは瞬間湯沸かし器・・・。お湯を自由に沸かし、使えると生活の幅が一気に広がる。今朝は起き抜けにマグカップにたっぷりのモーニングホットコーヒー。こりゃ、旨いぜ。コーヒーは2本パックで良さそう。

お湯を使ったのはパタヤのゲスハが最初・・・。過去ログに写真はアップしているが、テーブルの上にサービスで置いてあった。操作は簡単そうだったが、直ぐに使う気はなかった。が、近所のスーパーでインスタントコーヒーのパックを見て、試してみたくなった。水は冷蔵庫もあるし、ミネラルの1.5Lボトルを買った。カップも用意されていたし、湯沸かし器に水を入れてスイッチを入れればいいだけだ。時間も余りかからない。
インスタントとはいえ、自分で入れたコーヒーは旨かった。お湯も沸かせたし、こりゃ何にもしないでゴロゴロの生活にピッタリだ。

バンコクに戻り、ちょい古めのサービスアパートメントに落ち着いた昼下がり、バスで近くのBTS駅まで様子を見に出かけ、ブラブラ歩きながらバス通りを戻る途中、大型スーパーをのぞいてみた。食品、衣料、家電など何でもありの店で、ワゴンセールの中に湯沸かし器を見つけた。「259BT」は何より魅力だった。単純に暗算しても、900円余、1000円しない買い物だ。こりゃ買わない手はないと、大好きな衝動買いの癖が出てしまった。
朝のホットコーヒーは、やはり生活がちょっと豊かになった気がした。

◎借りるか、買うか・・・いずれも大問題?


にしても、焦らず、急がず、慌てず、じっくり探せば、結構いい終の棲家は見つかりそうな気がしてきた。
翌日は、BTSの駅から歩けるマンションを見に出かけた。リストはバンコクの小林不動産のHPにアップされている「1万バーツ以下の物件探しマニュアル」の中から・・・。
埃まみれになりながら歩くと、住所どおりというか、Soiの番号どおりにそのアパートメントはあった。管理人室に若い娘がいて、彼女に聞くと、デイリーユース(日貸)はしていない。1ベッド、28 ㎡の部屋で1ヶ月5,500~6,000BTだそうだ。契約に際しての必要書類や保証金などについては聞かなかったが・・・、立地を考えると、なかなかいいアパートに思えた。

本ブログでも画像をアップした3日間泊まったパタヤのゲスハは月極め1万BTで、お得感はあるのだが、いかんせん、予算オーバーで残念無念や。また、この街では俗にいう街の不動産屋が結構多く、そのガラス窓に貼ってある物件告知のチラシを丹念に探したら、100万BT以下の売りマンションが幾つかあった。69万~80万BTまで(写真)、さて、はて・・・。

もう1件、前回の訪泰で目をつけていた都心近くにあるゲストハウス街傍の高級マンションまでダメモトで足を伸ばしてみた。
きちんとしたフロントがあり、そこのスタッフに問い合わせると1泊1000BTで、1ヶ月月極めだと1万5,500BTとのこと。なるほど、いいマンションだもんなぁ・・・。見た目どおりに納得し、胸のつかえがおりた。ディリーユースで一度は泊まってみたい。

◎1泊135BT勘定のサービスアパートも・・・


にしても、見ると聞くでは大違いなのだろうか。
まず、日本にいるときからホントかなと気になっていた日本語HP充実で設備も充実というホテル&サービスアパートGHTを見聞に行くことにした。
なんせ、Netで予約可能となっていて、そのフォーラムもできているのに、送信したメールが届かない。直後に戻ってきてしまうのだ。
一体どうしたことなのか・・・。普通なら、そのへんで面倒臭くなって諦めてしまうのだろうが、HPの内容からすると、デイリーユース料金は500B/日(朝食クーポン又は、ビール一本付き)で、1ヶ月料金は4000B(スタジオタイプ、24㎡、1ベッドルーム バス・トイレ)ときては、どんなものなのか、この目で確かめたくなる。それに、付帯設備はエアコン・TV・冷蔵庫・ベットシーツ・家具等・・・。電気・水道代は料金に含まれるという。
何より、1ヶ月の家賃が何といっても魅力だ。8日分で1ヶ月入れるのだから・・・。1日ざっと135BTとは信じられないというか、何となく自慢してみたくもなる。ほんとなのか、ねぇ。これだと、バックパッカーのメッカ、カオサンよりも安くなってしまうのだ。何か、カラクリでもあるのではないか、とも。そんなこんな、HPには何から何までが魅力的にアップされていて・・・。

そのサービスアパートGHTへはとりあえず電話を入れてみたのだが、英語だけで日本語では埒が明かず、結局はBTSの最寄り駅からタクシーに乗ってみたが、50BT超と、ちと遠かった。見ると聞くでは大違いというか、バンコクの生活格差を感じさせられてしまうような住環境でいささか滅入った。それでも、家賃は魅力だよなぁ。
フロントに話し、念の為、部屋を見せてもらってから、とりあえず5日分の予約をすませた。予約内容は名前を署名するだけで、予約金を払うでもなく、何ともあっ気なかった。

◎ロングスティのプレ体験は気持ち良過ぎ!?

にしても、今回の訪泰、一体なんだったのか・・・。
なんか、空気は変わったが、基本的には東京にいる時と何ら変わらないような気がするのだ。何にもしないでゴロゴロしながら、食って、寝て、PCで遊んで・・・。これが、好きなんだよなぁ。
ま、ロングスティのプレ体験は確かにそうだが、それにしちゃ長過ぎるし、エロはゼロ・・・と洒落ている場合ではないが・・・。
それにしても、退屈しないし、かえって本ブログの所為だろう、何かと気忙しくもある。東京にいる時は、パスしてもどうということもないが、こちらにいると結構なプレッシャーになっていることは間違いない。というより、それがなければ、夜遊びにでも出かけないと示しがつかなくなるのだが・・・。いかんせん、このお歳ではねぇ。

確かに、部屋代だけは嵩んでくる。それに、ブログ更新のためのNet喫茶代・・・。ま、そんなこといっても、夜遊び1回を考えれば、とてもとても、追いつかないが・・・。
なるほど、夜がお盛んな街はナナだけだったが、そこのゲスハはなんせ珍しいことに門限ありやった。それを有り難がっているようでは、ねぇ、ホント・・・。

2007/08/06

◎気に入ったパタヤ・・・ゴロゴロにぴったり


にしても、パタヤは気に入った。もう、あちこち歩くのも疲れてきた。ここに落ち着いても良さそうな気がしてきた。
何より、何にもしないでゴロゴロするカメが大好きな生活にピッタリだ。ゲスハの住環境(写真)も良好で、これで500BTは断然安い。マンスリー契約なら、まだ聞いていないが、その手の看板も多く、かなり安くなるだろう。

今日(5日)は、湯沸かし器を使ってホットコーヒーを嗜んだが、旨い。Nescafeの粉末。これが、何故か旨い。街のコーヒースタンドでも飲ませているもん、ね。
これ、バンコクでは、実はコーヒーとは異なる飲み物のような気がしている。塩の味と同様、砂糖はあまり甘くないし、しつこさがなく、さっぱりしているのだ。それに、クリープとミックスすると絶妙の新しい旨みの飲み物に変わる。さっぱりしていながら、癖になる。何杯でも飲めてしまいそうだ。

で、ここパタヤでの滞在を一日延長するために、夕方1時間近くかけてPCで予約をキャンセルした。東京で、チャオプラヤー河近くの安宿を1泊だけ確保していたのだが、いまとなっては厄介な予約になっていたのだ。

◎塩は日本とちょっと違い甘さ感じる・・・

にしても、夜食のビールと魚唐揚げポテトチップ添えサラダは、ボリュームたっぷりで結構いけた。大皿に盛った唐揚げ、ポテト、野菜にはどうやら味付けはしていないようだ。
カゴに入れた調味料がプラー、ケチャップ、胡椒、塩、辛子などのほかスパゲッティでみかけるものを含め10種類は超えていた。
とりあえず、あれこれ試してみたが、塩がやはり一番旨い、口に合うとの結論にたどり着いた。
ここの塩は日本のとちょっと違うのではないか。今回の訪泰でそんな気がしていた。しょっぱさが少なく、甘さが少しあり、それに、しつこさが少なく、さっぱりしていると思うのだが・・・。
生野菜のサラダなどドレッシングではなく、この塩だけで食ってみたくなった。そうか、小瓶のタイプでも買って帰ろう。

◎ヘルメットをつけてのバイクは初体験・・・


にしても、ヘルメットをつけてのバイクは初体験だった。ほんと、こんなリスキーな初乗りになるとは・・・、最初は心の臓がパクパクした。
パタヤの立地から何から何までチンプンカンプンのままだったので、余計に時間を感じたのかもしれない。
長距離バスから降りると、いきなり酔ってきた男の「タクシー?」にうなづく。なんせ、Netで予約したゲスハのHPから案内図をプリントアウトしてきたのだが、わかり難いし、メインのビーチからはかなり外れているような気がするのだ。だから、ここからはタクシーでゆっくり・・・と覚悟していたからうなずいたのに・・・。彼は、バイクの仕切屋だった。渡した地図を見ていたがなかなか見当がつかないようなので、予約のメールの写しを見せたら納得。
というより、バッグパッカーのバッグともう一つバッグがあって、どうやってバイクに乗るのか。何より、大きいだけに、どうしょうかと苦悶していたバックをいとも簡単に処理されたのには参った。
オロオロ見ていたら、えぇっていう感じ。あっさり二人で腹に抱えて挟んで走るんだよなぁ。いや、驚いた。バスの長旅での疲れもあって、もはや、なるようになれ、や。
バイク・・・初体験・・・ヘルメットかぶって・・・風を感じるようになって間もなく、それでも大分走った感じだった。目指すゲスハは20階建て超の豪華ホテルだった。おい、おい、そりゃないよ・・・。このままここで放置されたら、あとの移動ができない。瞬間的にそう判断し、泣きそうな表情でここで待っているように頼み、フロントに行って聞くと、確かに違う。そのホテルに隣接するゲスハ、レストラン、バー街の中にあるとのこと。みんな、この界隈のビーチの名前をそのまま使って、住所地番だけで区別しているようなのだ。それからも、その一角を番地をたどりながら、やっとの思いでその番地を見つけた。といって、そのままバイクを放すわけにはいかない。再び、確認してくるからと待たせ、フロントを探すと、目立たない普通のOfficeだった。
ま、それでも予約がやっと確認できてHappyやった。
バイクのところまで戻り、バッグを受け取って「タオライ?」にニッコリ笑って「80BT」。で、80BTはしょうがないか・・・。もう一声という気にはならなかった。実は、100BTでもいいかな、と・・・。

◎真昼間の4時間、パタヤは遠かった・・・


にしても、バンコクからバスで行くパタヤビーチは遠かった。真昼間の4時間、クーラー付きだから良かったし、早めに、途中のバス停でサンドイッチと水を買えて救われた。これ、すきっ腹を我慢してでは、とても無理だったろう。

なんだかんだで、ON NUTは午前10時ごろチェックアウト。で、最終日25日の予約も入れて・・・。これから何処?と聞かれ「パタヤ」というと、なら、出て直ぐのバス停近くで待っていれば、バスセンターからのバスが来ますので、正面に「バンコク パタヤ」と書いてあります、それに手を上げればとまってくれますよ、行って戻ることを考えれば、1時間は得・・・と。
いや、はや、荷物の処理でどうなることか・・・だったのに、あっさり解決。でも、ホントかねの疑念も生じるが、この際は都合のいいように解釈。なるようにしかならない。
と、これが、ホンマもんやった。スクンビット通りに出てバス停の近くまで着いたら、大型バスが現れ・・・。といって、前面ガラスは大きなタイ文字だけで、アルファベットはなし。バスの出入り口が空いて車掌風の若い男が「パタヤ?」といっているよう。こちらも、手を上げ「パタヤ?」と叫ぶと手招きしながら、若い男はバッグのところまで駆け寄り、そのままバスの中へ。こちらはもう一つのバックを手に乗り込むが、お客は何と6人ほど。何だ、何だ・・・、どうなってんの? 若槻千夏風の車掌が寄ってきて、乗車券150BT。
このバス、パタヤまで直行便ではなく、あちこちで止まりながらパタヤまで走るバス。途中で何度も止まり、直ぐに座席は一杯になり、乗り降りがあるから、見た目にもかなりの現金収入になっている。
バンコクで目撃した数々の“商売”の中では稼ぎ頭に見えた。

◎バーツ高も、円より使いではありそう・・・

にしても、タイバーツ(BT)が高くなっているとの噂を聞いて少し不安になっていた。
これまで、成田国際空港で換金したことはなかったが、今回は何となく気が急いて初めて空港内で、1万円札をタイバーツへ換金。
窓口で51円ありませんか、あれば、ピッタリなんですが・・・といわれ、はいはいと小銭を差し出すところまではよかったが、貰ったバーツは2300ジャスト。
ほんとかよ。こりゃ、ちょい、なんぼなんでも、ショック、にしても、こんなはずじゃなかった・・・といっても、もはや手遅れ。現地で検証する必要ありだが、今回の訪泰に暗雲が漂い暗い気持ちに・・・。
バンコク国際空港に着いて、気になっていただけに、空港内の両替所に1万円札を出したら、2,767BTになって、ちょっとホッとした。
それにしても、成田との500BT近い差額は一体何処で誰が掠め取っているのか。何とも腹立たしい。
現地の日本語新聞でも「バーツ高」が長期滞在者の生活を直撃していると嘆いていた。

で、空港を出でホテルまでのタクシーを探す。新しい空港だし、この時間では少々ぼられてもしょうがないと思いつつ、ホテルの地図を寄ってきた仕切り屋に見せると、800BTだと・・・。なんぼなんぼでも高すぎる。そこで、タイ語で「ハァア ロォー(イ)」(500BT)と大きく口を開いていってみた。と、あっさり「600BT」に。もう一声の元気はなく、そのままOK。携帯で呼び出されたタクシーが間もなく現れ、一路BTSナナ駅近くのホテルを目指したのだが・・・。
新空港だからなのか、途中は何もない田舎町、荒原がこれでもかと続いて、いささか参る。旧空港のときはバンコクに向かうのにもっと広告などの明かりがあったように思うのだが、とにかく延々と暗い道のりをただ黙々と走る、走る。これだけたっぷり走れば、600BTも安いかな、と感じてしまった。
BTは円よりもずっと使いでがある、とも。

◎バンコク雨景で如何でしょうか?


にしても、カメラマンではないが、ちょっと写真の自慢がしたくなった。メモ代わりに毎日50~80回はシャッターを押しているが、やはり、所詮はメモでしかなく、作品と呼べるような代物は見つからない。
でも、やっと、1枚見つけた。ウフッ。
BTSのスクムビット線のとある駅舎からの雨上がりの光景・・・。最大の大きさでアップさせていただく。ウフッ。
タイトルは、バンコク雨景・・・あたりで如何でしょうか。雨情といきたいところでしたが、そこまではさすがに・・・。

2007/08/03

◎大好きな、なされるまま状態続く・・・

7時過ぎに戻り、シャワーでさっぱりしてからナナプラザへご出陣の構え。頃はよし・・・と。ソイの奇数番を11から辿って明かりのついたソイを確かめながら・・・、確かに俗にいう立ちんぼがやたら多い。それも、結構、上玉。いずれは一度お手合わせを・・・などと思いつつ、ソイの7番当たりか、ちょうどBTSナナ駅の西端辺りの人ごみから、人の良さそうな女性が微笑みかけてきて・・・、昨日のサロン女性やないかぁ。チラシを配りながら最後の一汗、といったところ。さすが、覚えているようで、ヒゲを当たっていないと指摘、それだけでもと店に同伴されては如何ともしがたく、はや、なされるまま。
ヒゲを当たった後は、いつのまにか、本格的なフェイスマッサージと相成り、途中で目を開いたら若い娘に変わっていて、自分は外で客引き。
あれこれ、何かわからないが塗りたくられ、完全なエステの世界に没入させられ、おいおいこりゃないよなぁともいえず、大好きななされるまま状態が続き、途中で顔に張り付いた何かの膜を剥がされて、女性心理の摩訶不思議をのぞき見た気になった。都合1時間はたっぷりで、500BTは高かったのか、まあまあだったのか。安かったとはいえないが、人知れぬ異郷でのチャイディー女性との出会いは大事にしてみたいとも・・・。ウフッ。

◎ナナプラザにかつての賑わいなし・・・


突然の雨。慌てず急がず・・・屋台は悠然と構えていた。大型の日傘ないしはビニールテントを張っていて、確かに雨はかっていない。で、おおきなビルで雨宿りと入ったが、どうやら高級ホテル。
ウロウロするも変化なく、地下にあったビアレストラン・・・。どうやらジョッキで飲む生ビールはないようで、シーハービールをグラスで飲むことに。
で、つまみにメニューからサラダ、それもサラダの中では一番高い(200BT)ビーフサラダを選ぶ。完全に夕食の時間帯だしもう一品、何かと迷ったが、ま、後からでもいいか・・・。
来て見たビーフサラダの凄いボリューム・・・、十分に腹一杯になる、よ。前回訪泰の教訓を生かす。
あと、ナナプラザでものぞくつもりやったが、まだ雨は止まず、ゲスハも何かとそちらにはうるさそうとあって、早々に戻り、これに向かうも・・・早寝。

翌日の夜、9時を回っていた。このゲストハウスは門限が10時とかいわれていて、妙なプレッシャーになる。それでも、ナナプラザだけは見届けておこうと、さらに歩くと、やはり一目でそれとわかる立ちんぼだらけ。その中に、昨日のID女が同混じっていたのは笑えた(別稿)。
で、横断歩道を渡ってみたら、やっぱりナナプラザはありました。やはり、ナナホテルの向かい側。なれど、ソイの入り口付近の店舗ビルが建て替えなのか、潰されていて、寂寞とした空気。昼間、ナナホテルを確認したときは気がつかなかったが、ナナプラザに明かりは灯っていたものの、かつての賑わいはなし。念の為、のぞいて見る気もおきなかった。立ちんぼが増えている遠因、というよりまさにズバリじゃないか。

結局、ゲストハウス近くのスーパーで鉄火巻きとスイカ、缶ビール(Heineken)を買って149BT。で、部屋で飲みながら、食いながら、このレポート・・・。

◎IDカードを振りかざす女・・・


にしても、値段の交渉ぐらいはしておくべきだったかと反省しきりだ。
ビューティサロンを出た直後、路上で愛くるしく、スタイルもいい若い娘に何やら声をかけられた。どうせ・・・との思いも強く、真剣に聞こうとしなかったのだが、どうやら立ちんぼ? まだ明るい、こんな時間からと訝しく感じたのだが、娘はあっけらかんとIDカードを持っていると、目の前に振りかざした。それではと、デジカメを取り出しシャッターを押させてもらったが、ご覧の通りのいい女だった(写真は目線を入れてからアップの予定)。
で、タオライカップ? と助平心丸出しで値段を聞いてみたいのにも関わらず、聞かないで、やっぱりそうかと勝手に思いつつ、それ以上の次の行動に移れないのがいまの情けないカメなのだが、それでもさして怯むことも、臆することもなく平常心を保ち続けられるのは、やはり加齢の故か。とほほ・・・。

と、翌日の夜、同じビューティサロンにつかまり、店を出たのはもう9時を回っていたか・・・。このゲストハウスは門限が10時とかいわれていて、妙なプレッシャーになる。それでも、ナナプラザだけは見届けておこうと、さらに歩くと、やはり一目でそれとわかる立ちんぼだらけ。その中に、昨日のID女が同じ服装で混じっていたのは笑えた。もっと上玉も何人か目に付いた。本来なら、愛嬌のあるそのID女と再会を喜び、斯く斯く云々とあることないこと話して濡れて見たいところなれど、カメも枯れたものよのう。
いまや、マッサージの方が心地良くなっているようだ。なんせ、安上がりやし・・・。ウフッ、フ・・・。

◎完全バージンの耳の穴まで攻められ・・・

にしても、耳の穴は完全バージンだった。
ネットカフェと同じ並びに、万国共通なのか理髪店の斜めバーが回転する丸筒があり、店内は全面ガラス張りで中に中年女性と若い娘の2人が揃ってにっこり例の王国の微笑み。カメは値段の確認もせず、吸い込まれるように店内へ。実は、そろそろの時期だったが、東京では控えてバンコクでと、いささか期待はしていたのだ。かつて、リクライニングシートに寝そべって、顔、両手の爪、フットマッサージにうっとりしている図を目撃したことがあり、その再現をというわけ。

でも、それらしい雰囲気はなし。普通に、ハサミだけで丸刈りに近くまで・・・。椅子を変え、リクライニング状の姿勢で若い娘に頭を洗っていただく。
オォー気持ちイイ!!!
洗髪が終わったら、フットマッサージをと勧められた。1時間200BT・・・。急ぐ旅でもないし、ま、いいか・・・。
それが始まったところで、手が空いた熟女からは新たに耳掃除を勧められ、ホイホイ応諾してしまう。
熟女が何とも可愛い、タイ語でいえば、チャイディーなのだ。一緒にいると、つい嬉しくなってしまう。
振り返ってみれば、カメの耳の穴は完全にバージンだった。カサカサ、カサゴソ、ザワザワ、ザワリザワリ・・・癒しの心地いい音にうっとり、官能の海を漂う表情をしていたのだろう。熟女からは何度も「可愛い」「可愛い」といわれてしまった。
癒しに癒され、天にも上る心持でチェックアウト。調髪+洗い=200BTとフットマッサージ200BT・・・、耳掃除150BTで合計550BT。
1000BT札を渡し、そのまま釣りはいいよといきたがったが、そこはケチなカメ、お釣りの中から50BT札1枚をチップに渡していたのでした。
そこを出てウロウロしたら同様の看板の店が数件あり、いずれも店の外で若い派手目な格好の娘が何人もたむろして客引きにあたっていた。
この手の店はどうやらBEAUTY SALONというようだ。

2007/08/02

◎人恋しくなっている?邦人単独男性・・・

昼飯でもと、フラフラ出かけると、暫らくしてご当地では著名なロビンソンデパート。地下の食堂コーナーを端の「ラーメン」から見て順に一通り見たが、いずれもしつこそうとあって、最初のラーメンカウンターに座る。単独の邦人男性が食い終わって立ち上がったところだった。話しかけたい? 話しかけられたい? そんな風情・・・。メニューを指差し醤油ラーメンとかいったら、クーポンを買ってきてくれといわれ、そこで行列して買って戻ったのはいいが、何故か50BTしかなく、ラーメンは60BT。現金じゃ駄目なの? 駄目・・・のやり取りの時には隣の席に邦人男性が座っていて、ここはクーポンじゃないと一切受け付けないんです、と。
ちょっとあれこれ話すうち、自分はここで日本語の講師をして2年になる、と。なるほど、羨ましい・・・。0000出身で、20歳代には中野の会社に勤めていたとも。XXXX氏だったか。現地の住宅事情などには通じていそう。ロングスティの道を探しているが、壁が何枚もあり、いずれも高く、クリアできない。となると、現地で結婚でも・・・といってみたら、お金を使えば誰でも大丈夫ですよ、と太鼓判を押され、Blogerの名詞は進呈させていただいた。
失礼ながら、どうせこれからの予定はないんでしょうと、日本関係の図書館に行くからと、歩いて10分足らずか、そこに案内してくれた。
国際交流基金バンコク日本文化センターの図書館とかで、なかなか蔵書も多く、ビデオなども見られる。ま、日本人の“お客さん”が十数人はいたが、カメには空気が真面目で、重苦しくて・・・1時間も持たずに、早々に退散させていただいた。

ナナ方向に見当をつけて歩いたら、ずいぶん離れていて、地下鉄のスクンビット駅に着いてびっくり。連絡しているBTSアソーク駅からナナ駅へ。15BT。

netカフェ 駅前ビルの1F、1B(/1m)の看板にひかれ、とりあえず、Net検索にトライ。も、タイ文字とアルファベットのキーボードでは完全にお手上げ。
Yahoo Japanにアクセスし、メールは見られるが・・・、それだけ。タイ情報を満載してきた4Mのフラッシュメモリーは感知するようだが、システムが違うため何かそれなりのことをしなければならないようで、結局はそれも役立たず。参った。
で、そんなこんなで36分、36BT也。

◎リピートしたい真っ当でお洒落なゲスハ


にしても、バンコクにも真っ当でお洒落なゲストハウスがあった。
Suk11 Hostelで、古色蒼然たるログハウス風、東京などで最近見かける個室居酒屋? インテリアと壁の落書きが独特の雰囲気、渡り廊下はスノコ状の板敷き・・・で薄暗く、ちょっとミステリアスな空間。
カウンターに若い女性が1人。日本語は全然駄目。予約の痕跡はあったが、チンプンカンプン。全てはパスポートが解決してくれた。
禁止事項が5つ・・・出入りはOficeを開けている8:00~23:00で、どうやらそれにまつわることがら。要は、連れ込みはするな、ということのよう。
あれこれ英語でのやり取りになったが、さっぱりマイカオジヤイというか、理解不能のまま、1100BTを払ったら400BTが戻された。一泊づつ清算するのか、或いは・・・。いささか不安なまま推移も、部屋はGood! 前夜と比べ値段半分、部屋の環境は倍以上良し。BTSの駅にも近く、ロングスティの長期契約割引など優待策などがあれば長居したい。

翌日は、起床8:00。朝食、1F食堂へ。念の為、いくら?に、フリー。good!!! チェックインの際、多分説明されていたんだろうが・・・。
朝はいずれにしろ、大して、食わない、食えないからねぇ。メニューは、トースト、菓子パン風、スイカ、パインなど果物の薄切り、インスタントコーヒー、紅茶・・・とあって、まぁ、これで十分か。

◎タクシーに乗るのは至難の業だ

ホテルを出てBTSのナナ駅までの方向を聞いて歩き始めたが、10mほどでギブアップ。大型Dバッグ1つにハンディなDバッグ2つで、この日差しと道路の埃・・・では、Netで予約してあるナナ駅近くのゲストハウスまでたどりつくのに、汗びっしょりどころか、かなり往生、難儀しそうだ。やっぱりタクシーかなと見回すと、既に5~6台が寄ってきている。この姿格好で歩いていたら、直ぐにダウンすることは確かに見えている。
中の1人が車を降りて迎えに着たので、プリントアウトしたゲストハウスの地図を見せたら、何と「100BT」だと。ふざけんじゃない、よ。初乗りの35BTあれば十分と踏んでいたところだ。でも、この状況を解決するにはしょうがないかと、オー、ノーと肩をすくめて50BTといったら、それでもちょっとほくそ笑んだ感じで交渉成立して、そりゃそうだろう。
で、ちょっと懐かしいナナの街をぐるりと回りながら、HPで見ていたゲストハウスへ到着とあいなった。
バンコクの市街地でタクシーに乗るのは、ある程度の土地勘がないと、他にもバス、バイク、トゥクトゥクなど選択肢が多いだけに至難の業だ。
カメの場合、運転手との料金の駆け引きを幾分楽しんでいる気配もある。

◎自らの禁を破り、缶ビールを開ける


2日目。Unico Leela Hotelで、1泊1200BT(朝食付き)。BTSのNANA駅に楽に行ける距離にあるとHPにはあった。NANA駅周辺の歓楽街は日本人が少なく欧米人が中心であとはインド、アラブ人?
2日目は7時起床、ゴロゴロも、かなりスッキリ、何時間寝たのかは不明も、すきっ腹は我慢できず、1F食堂へ。種類はさして多くないが、普通のバイキングだった。

前夜は、どこか他所にでも食いに出かけようかとも、ナナプラザでものぞこうかとも、そんな、あれもそれも可能な立地をイメージしていたのだが、とんでも8分、歩いて10分か、陸の孤島状態の環境に全ては諦める。いささか疲れも溜まっていたし・・・。タクシーを手配して出かけるほどのモチベーションもなし。
なんと、バンコク到着のその夜、夜の街に繰り出す気もなく、ただもうシャワーを浴びて早く寝たいとは、カメも枯れてきた・・・ことを自覚。ちなみに、初日は大半が機内で、ホテルに到着したのは日本時間で午前3時過ぎ。

結局シャワーを頭からたっぷり、じっくり浴びる。それだけでさっぱりして、たまらず冷蔵庫の中には絶対手をつけないとの自らの禁を破り、缶ビール(チャーング)を1本だけ開けた。朝、チェックアウトの際清算されたら、140BTとかなりの高額、といって買いに出られる環境にはなかった。
スーパーでチェックしたら1缶21BTではあった。今ここで円に換算してみると476円ぐらい。やっぱり高かったか・・・。でも、旨かった。