2008/04/28

◎陽気がよくなって、腰痛は消えていた


にしても、陽気とお肉は癒着しているとしか思えない。年明けから始まった腰痛と左二の腕の筋肉痛のうち、腰痛がつい最近消えていた。
その腰痛は、酷かった。腰骨が蛇腹状になっているようで、座って暫らくたつと、上体が滑り落ちてくる、というか、腰にめり込んでくる感じ。腰骨がジャリジャリっと軽い金属音をたてながら縮み下りてくるその感触が辛くて、辛くて、痛くて・・・。
Netとかドラックストアーを積極的にのぞいてみてはコルセット、サポーター、腹巻、腰椎コルセット、磁気サポーター等々、あれこれ買ってみて、装着するものの、効果は束の間・・・。どうやら、新しいものを買ったから、その効果はあるだろうというその時の気分、気のせいだけのようで、なかなか続かない。それでも就寝時以外は外せなかった。
朝、起床時、一呼吸入れて、コルセットをつけていないことを意識してから、ゆっくり体を起こさないと、朝から腰骨がグシャグシャの羽目になってしまう。目が覚めてから体を動かすまでに一拍、二拍必要になる。
それが、三寒四温を繰り返しているうちに、朝の起床時、無意識に体を起こしてそのまま一日の活動が始まっていて・・・。アレレレ、レッ、と気がついたらコルセットのことを忘れていたというわけで、振り返ってみると、このところ、カメの冬の歳時記になっている気がした。
左二の腕の痛みはまだ続いている。
洋服の脱ぎ着の際とか、ちょっと遠くのものを取ろうと腕を伸ばそうとすると、ピリッピリッ、ツ~ンとくるだけに始末が悪い。こちらは、腕を動かす際、常に臍を中心軸にしてスタートするように意識しているのだが・・・。

2008/04/20

◎また、息をするのが面倒臭く感じた・・・


にしても、先ごろ、ふっと、息をするのが面倒臭く感じることがあった。初めての体験ではない。これまでに何度か同様の体験はしていて、その都度、回復にはちょっと時間がかかっていた。要は、欝である。決して、嫌いな症状ではない。ただ周辺に迷惑がかかるので、それが心苦しくもあり、また、同時に個人的には密かな快感ではあるのだが・・・。
咋年12月から精神賦活剤を飲み始めてから、そうした症状に見舞われたことはない。今回の場合は、ほんと、ふっとそんな想いが脳裏をよぎった程度だが、何とも懐かしかった。
で、思い当たることがあったのだ。その前夜、タイトルに惹かれてビデオ録画しておいた映画を見ていたのだ。
「亀は意外と走るのが速い」
三谷幸喜監督の作品で、主演は上野樹里。この子がいい。テレビドラマの番宣でお笑い番組に出てきたときに、天然ボケというのか、いい味を出していて、その後ちょっと注目していた。
映画のストーリーは、平々凡々な主婦が突然スパイになってのてんやわんやなのだが、主婦が、毎日同じことの繰り返しで、生きている実感、証がない、このまま消えてしまっても、死んでしまってもいいんじゃないかと、日常生活にちょっとした疑問を感じるのだ。
確かに、そうだ。設定はいい。役者も揃えている。なのに、残念ながら、もう一ひねり、ふたひねりが足りないのだ。なんて思いながら、見ていたのだが、それが脳裏に残っていたらしい。
朝起きた際、息をするのが億劫な感じに見舞われてしまったのだ。と、そうか、そうか、とこの因果関係に思い至り、思わず含み笑いが出てしまった。
それにしても、タイトルのカメはどう絡んできていたのか、というと、Net情報にこうあった。「知っているはずの日常にもまだ知らない別の世界があり、それを知ることで少し幸せになる」という意味が込められている・・・と、なるほど、わかったようなわからないような解説だった。
亀は意外と走るのが速い・・・、とは非日常、非常識の世界といえなくはないのだろうが、「意外と」と付けることで、三谷監督の人となりが表れていて、それはあまりにも常識的で、ひと言でいって面白くはない。いまいちの映画だったというカメの感想の所以だ。

2008/04/18

◎女子アナ潰した高嶋ひでたけのイジメ


にしても、アナログを引き摺りつつ、デジタルなんてと侮りながら、必死に生きている、その生き様を晒しているのがニッポン放送のパーソナリティ、高嶋ひでたけだろう。
カメとは歳が一緒というだけの同級生、おっと、もう一人、一級下の桂三枝ともども、気にかけていた。三枝の「新婚さんいらっしゃい」は放送開始以来もう37年経つのに色褪せることなく、三枝の容姿にいささか歳を感じるものの、アナログもデジタルも融合して、そこそこ持っているのはさすが芸人だからだろう。その点、所詮はサラリーマン・アナウンサーだった高嶋ひでたけは頑ななアナログ、それも心身ともに・・・。
入社後は主にスポーツ番組、後に編成部アナ、夜ワイド番組などのパーソナリティを担当、視聴者の人気に火が点いたことから小心なひでたけは勘違いして慢心、傲慢になって・・・、それを続けなければならないというプレッシャーを自らに課してしまい、デジタルにハンドルを切りそこなったと、カメは見ている。
アナログのひでたけの傲慢、小心の犠牲になったのが『高嶋ひでたけのお早よう!中年探偵団』に起用された入社間もない小口絵理子アナ。「そんなことも知らないのか!(それでよく俺のパートナーが務まるよなぁ)」に始まる、その陰湿、巧妙な苛めのあれこれに晒され、気の毒に、あっという間に鬱病から“休職”に追い込まれ、いままた『高嶋ひでたけの特ダネラジオ 夕焼けホットライン』に復帰しているが、マイクを通しても彼女の怯えはビンビン伝わってきて、何とも痛々しく、そのやり取りにカメはスイッチを切ることが多い。
昔の名前でどう生きるのか・・・、難しいところだが、ひでたけのように柔軟性がないアナログ人間はできるだけ早く、姿を消すべきだと思う。いまだに夕方の時間帯とはいえ、メディアを占拠しているのは何とも不快だ。小口が可哀相だ、ヨ。最初に文化放送に入って、吉田照美あたりと組んでいたら、いまごろ元気溌溂、人気アナになっていたような気がするのだが・・・。

2008/04/12

◎にしおかすみこ健在なり、ウフッフ


にしても、久々にカメにとってのサプライズニュースにぶち当たった。ウフッ。昨年秋から追っかけをしている例の「にしおかすみこ」が、な、なんと、タイ国際航空のイメージキャラクターに起用され、この15日からオン・エアされるそうな。にしおかすみこのすっぴんブログ情報による。
何という奇遇というか、天の粋な配剤、奇妙奇天烈な展開にカメもワクワクでっせ。週末オフでタイ・・・というのが今どきのOLのトレンドらしい、というか、それをトレンドにしたいのだろう。
タイに行ってキレイに、元気になろうというわけ。
CM撮影はタイで行われ、ワクワクしすぎていつもの大絶叫とか。
ブログをクリックしてみたら、その絶叫句が次々と・・・。
「旅に出た~い!」「週末はタイが吉」「このコリ、ほぐされたい」「キレイに元気!TGで行くタイ」「タイまる美計画」「3時のおやつはマンゴにする?」「ネールも屋台?」「エステ王国へいこ~ぉ」「次世代タイへ行こう!」「悩む前にタイ」「思いたっら、タイ」「バンコクばんざい」等々。
このところ、何とかグー!のエドなんとか女史が一気にフィーバーしてにしおかすみこの影が薄くなったかとちょっと気掛かりだったが、なんのことはない、ちゃっかり、しっかり、稼げているようだ。
やっぱり、キレイ、カワイイは、トクだよなぁ。

◎老醜無残・・・タモリ、たけし、さんま、和田アキ子


にしても、アナログ期に功成り名遂げた、その“昔の名前”のままいまだに生き続けている方が何人か目に付く。老醜無残としかいいようがないのだが、その名前を支える周囲の必死の形相には悲壮感が漂っているし、その“介護陣”を気の毒に感じてしまう。
いわば、その名前が一種の企業体そのもの、ブランド化してしまったといえるだろう。タモリ、ビートたけし、明石家さんま、それに和田アキ子・・・といった面々で、若手にとっては大きな壁、それを突き破るだけのタマが出てこないのは何とも残念だ。それどころか、一緒になってよいしょしている様は目を覆いたくなる。
なんせ、カメにしてみれば、これらの名前との付き合いは学生時代からだから、女房、子供よりも長いし、女房とは離婚しているわけだから、ちょっと息が長過ぎるヨ。特に、タモリが司会を務める『笑っていいとも!』は最長寿テレビ番組としてギネスブックに登録されているほどだ。もう、いいっ! っという気になる。でも、テレビのスイッチを入れると、相変わらずの顔ぶれだから、仕方なく見ていて、老醜無残といった心境に陥ってしまう。で、最近ではビデオ録画しておいた映画を見ることが増えている。
いつまでも世間と向かい合って生きている・・・と生涯現役を称えることは簡単だが、それを支える近親者、関係者、ファンの迷惑、困惑に少しでも想いをはせて欲しいのだ。
森光子(1920年5月9日~)とか黒柳徹子(1933年8月9日~)もそうだが、芸人は生涯現役で“引き時”というものがないのかもしれないが、中には原節子、山口百恵・・・のように潔いケースがないわけではない。
アスリートの引き際は肉体的限界とされ、特に野球ではその選手の生き様が反映される。現役でバリバリの時だったり、ボロボロになるまでやったり・・・。いわば、雪道を歩いてきたのに、振り返ってみると足跡がない・・・という光景をどう感じるか、それがまさにその人の生き様、死に様だろう。

2008/04/10

◎“民放第一声”の宇井アナ、孤老の焼死考・・・

にしても、昔の名前で生き続けるのは何とも難しいような気がしている。幸い、カメの場合は昔も今も認知度は低く、問題はないようなのだが、それでも人生50年をひとまず終えた身には、昔の名前が煩わしくなることもある。特に、功成り名遂げた方はそうだろう。その評価たるや、本人、家族、友人、知人、世間との間ではそれぞれに温度差もあり、まことに悩ましいところではあるだろうが・・・。風呂のない4畳半のアパートで独り暮らし84歳焼死・・・をめぐって、そんな気がした。

3月18日午後10時25分ごろ、東京都江戸川区小松川の木造2階建てアパートから出火、約150平方メートルのうち1階の約50平方メートルが焼けた。1階に独りで住んでいた84歳の男性は救出されたが全身やけどで死亡した。アパート(全6戸)は取り壊しを控えて焼死した男性以外に住人はなく、本人も3月末には立ち退く予定だったという。
この焼死事件、発生時に新聞、TVでは報じられなかった。3日後に行われた告別式で、焼死したのが元CBC(中部日本放送)アナウンサーの宇井昇さんとわかってからメディアが取り上げたのだ。
宇井さんは、東京都墨田区生まれ。大蔵省を経て公募で1951年にCBCへ入社し、同年9月1日午前6時半に民放初のラジオ放送で「中部日本放送、JOAR」「皆さん、おはようございます」などと“民放第一声”を発したことで知られる。54年には中日ドラゴンズが初の日本一に輝いた試合の実況を担当するなど活躍、59年にフリーとなり、81年からはリクルートで企業の社員研修を行うトレーナーを務め、02年に退社した。
その後は、東京都江戸川区に住み、出身地の墨田区でボランティア活動を行なう特定非営利活動法人「てーねん・どすこい倶楽部」の理事を務めながら余生を送っていた。
告別式には、ボランティア仲間や同級生ら約40人が集まり、メディアの取材も入った。が、宇井さんの活動拠点は東京・墨田区で、住まいは江戸川区だから、宇井さんは自宅アパート周辺の人々にとっては名もないおじいちゃんでしかなかった。気になって、ちょっと時間をかけてWebを検索してみたが、家族に関する情報には到達できなかった。あぁ~。

2008/04/09

◎頭を振るとカサカサ乾いた音が木霊する


にしても、「花の命は短くて・・・」の項は自堕落なカメの実像であり、アップ後、いたく反省している。何かといえば、ソメイヨシノが悪いのではない。デジタルに毒されたカメの罪であり、カメはいま改めてその罪の重さを悟り、恥ずかしさに打ち震えている。
今春のサクラは命が長く、デジカメ持参でその後も何度か自転車で川沿いをウロウロしてみて、何たることと思い当たったのである。毎春、闇雲にシャッターを押していたら、確かにそれは無為、無駄な行為だ・・・と。こんな当たり前のことを忘れて、愚行を繰り返していたのだ。デジタル技術、デジタル文化の落とし穴であろう。
確かに、アナログ時代はカメラを持てば、何かを、仕上がりを、常に考えていたものだ。それが失敗のない、何枚撮っても、特別に金がかからないデジカメに変って、滅多矢鱈シャッターを押すようになっていた。何も考えず、まさに本能の赴くまま、だ。その中に一枚でもこれは・・・という出来の画像が混じっているうちは良かったのだが、このところ、とんとそんな画像にお目にかかっていない。デジカメが単なるメモ帳に成り下がっているのだ。それなら、そんなに数多くシャッターを押すこともないのに・・・。
時に、頭を振ってみるとカサカサと乾いた軽い音が弱々しく木霊する。脳内は、既に水気はすっ飛びスカスカのようで、とても思考力が残っているとも思えない。あぁ~。