2009/01/09

◎ 聞くも涙、話すも涙・・・人の生き死には難しい


にしても、昨秋から連絡が途絶えていた同級生にグリーティングカードを送って安否を問い合わせたところ、先ほど返信が届いて、友人老夫婦それぞれの姉(85歳)と母親(88歳)の介護が始まって・・・「手が掛かってしまい」とのことで言葉を失ってしまい、こんな返信を送った。

ほっとしました。連絡が途絶えると、ひょっとしてPCにアクセスもできなくなっているのではないかと妄想が広がって・・・。
にしても、介護とは何とも難しい問題で、諸々のしがらみを切り捨て身軽に、気楽に、ノー天気に過ごしている身には、恐れ多くて言葉もありません。
特に、今日のように予報通り朝から雨(ところにより霙、初雪も観測)が降って、寒くて・・・なんて日にエアコンを入れてノホホンとPCと向き合っていられる幸せを噛みしめています。これが、土、日曜だと、ちょっと悔しさが混じってくるんですが、ね。

・・・なんて書きながら、先月中旬、東京の住宅火災で高3生が老夫婦を救出して表彰された美談を思い出した。何度か、この話、本欄にアップしたかったのだが、ちょっと、何となく、はばかられて、躊躇していたのだが・・・。夕方の住宅街で火災が発生、木造2階建ての住宅が全焼した。この火事で逃げ遅れた老夫婦が、水をかぶって燃える住宅に飛び込んだ高校3年生(18)に救出され、二人ともぶじだったというのだが・・・。
新聞のいつものおためごかしの美談に、またかと辟易としたのだが、正義感に燃える善意の高校生はいい迷惑だったろうと思う。
実は、それ以上に迷惑だと感じているのは、2人暮らしで救出された83歳と81歳 の老夫婦ではないだろうか。夫は、病気で寝たきりだったという。それこそ、命は助かったものの焼け出されて住む家はなくなって、冬の厳しい寒空の下で・・・。
ほんと、人の生き死に、死に様は難しいよなぁ。