2011/02/12

◎「沈まぬ太陽」なんてないんだよなぁ



にしても、日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した「沈まぬ太陽」(山崎豊子原作)を昨夜TVで4時間かけて真面目に視聴、週刊新潮連載時の騒ぎとは裏腹なのか、ひと言でいってかったるい、つまらなかったのだが、話の時代背景はカメもサラリーマンをしていた高度経済成長期とオーバーラップして、ちょっとした郷愁に浸りながら見ようと思って見てしまったわけで、それは叶わなかったが、ま、それも途中で頻繁に挿入されるCMにも救われながら、いつもなら夕食後であっさりダウンしてしまうところなのに、何とか最後まで持ってしまったのは奇跡としかいいようがなく、『サラリーマンは気楽な稼業』で『遅れず、休まず、仕事せず』の3ズ主義を貫いたカメと違って、大企業に勤めるステレオタイプなサラリーマンの生き様を見ても辟易するばかり、カメの周りにも同じような輩がいっぱいいたぜって、我慢!我慢!って、ストレス溜めてナンボやって、映画はありきたりの人情話を貼り合わせながらの展開では、あまりにも単純、お粗末ながら、最後まで見続けてしまったものの終わって呆気にとられていた、ヨ。「沈まぬ太陽」なんてないんだよなぁ・・・。