2006/10/16

◆グチャグチャの脳細胞で暗算は無理・・・


にしても、小心でケチなカメはえらい損をしたような気がしてならない。
昨日曜日の昼下がり、久々のショッピングに蒲田までいつものように自転車で出かけた。国家ニートになったカメにとって、いまショッピングといえば3,000円超の買い物を指す。かつてのように衝動買いはご法度だ。
予算はあった。この夏、ある団体のお祝いのお裾分けにあずかったJCBのギフトカードが1万円分(1,000円券10枚)。
現金主義のカメはキャッシュカードを始めとしてカード類はほとんど使ったことがない。衝動買いが好きで、欲求に正直なカメがカードを使ったら、歯止めが効かなくなるのは必定、たちまち自己破産の道を転がり落ちることがわかっているからだ。
JCBのカードを見るのは初めてだった。デパートだけではなく、スーパーや大型専門店でも利用できるそうで、驚いた。ま、そのうち、ヨーカ堂あたりで使うつもりでいた。
で、先日、書棚を整理していたら、かつて使っていたドル入れ財布サイズのバインダーシステム手帳(6穴、10mm)に使うリフィールが見つかった。手帳は、もう10年ほど前にスナックで、上着の内ポケットに入れてかけておいて抜かれたのだ。カメにとっては高価な代物で、もう一度買うこともならず、そのまま諦めていたのだ。
見つかったリフィールはさすがに色あせることもなく、これだけあれば寿命が尽きるまで使っても十分な量に思えた。
銀座・伊東屋に行くことも考えたが、交通費がかかるし、思い立ったが吉日だ。
自転車で蒲田の駅ビルにある有隣堂へ・・・。黒光りするバインダー手帳はやはりあった。この皮の感触がたまらなく好きだ。6,000円+消費税300円。レジで、JCBのカード6枚に100円玉3つ出して清算したところまでは良かった。
そうか、このカードで書籍も購入できるんだとわかって、文庫の棚で山田風太郎を探してみた。何と、あるじゃないか。1冊、2冊、3冊・・・、不得手な暗算をしながら、さて、もう1冊?
切りよくしないと、お釣りはもらえないし、半端に超過すれば現金を足さなくてはならなくなる。文庫本の価格表示も本体価格+消費税となっていて、カメの脳ではややこし過ぎる。何度か、暗算を繰り返してみるが、すぐ面倒くさくなる。もともと計算は苦手だし、脳細胞の大半は腐っているのだから、やむを得ない。あとは、決断するだけだ。
行列したレジで打ち出された金額は4冊で総計2,906円となった。カードを3枚出して、お釣りはなし。エェーン。94円の損・・・、それに、さっきの手帳の追加300円を合わせると394円の損。これを一緒に清算していれば・・・、どうなるのか、脳細胞がグチャグチャしていて、判然としない。