2015/08/29

◎デパートのフロア全てがハイヒール

にしても、セレブ旅とくればショッピングか。免税店に始まり地元のデパートや有名店、爆買いする方は空のスーツケースを一つ持ち込むと聞いた。セレブ熟女は羽田空港の免税店で時間をかけて化粧品をかなり買い込み、さらに機中でもカタログを見ながら何点か購入していた。化粧品に関しては何がなんだかさっぱりわからないが、ホテルにチェックインした後に出かけたセントラルデパートでも化粧品には時間をかけて、チェックしながら買っていた。
そのデパートでの最大の狙いはハイヒール。ワンフロア全部が婦人靴、それもハイヒールときたら、流石に目を見張るしかない。以前訪タイした際、それに感激したそうだ。その上、安いときたら、あれもこれも全部買って帰りたい、と。今の日本で、そんなデパートはない。バンコクではこうしたハイヒールが売れているわけで、そうしたパーティーなどが頻繁に開かれているのだろう。日本ではせいぜい結婚式程度に減っているから、元気がないわけだ。熟女はここで色鮮やかなハイヒールを3足購入した。
全ては、カードによる支払い、一体、何枚持っているのか、その都度使い分けているようなのだが、カメには伺いしれない世界である。
ともあれ、熟女のブランド力は雑誌編集者並みだろう。編集者と違うのは、そのブランドを自ら体験して、その良し悪しを独自に評価するところか。時に嫌みに聞こえなくもないが、実体験を元に語られると説得力を持つ。
カメの役回りといえば荷物持ちというか、執事役あたりか・・・。


2015/08/27

◎胸谷間 拭う拭わぬ 思案橋

にしても、セレブ旅にグルメは欠かせないだろう。そう、熟女の真髄もそこにある。カメの大好きな官能の世界はとうの昔に卒業、というか深みにはまる前にグルメの世界にのめり込んでしまったようだ。特に夏場、この時期は男の視線を承知の上で胸元を強調した挑発的なファッションに身を包むにもかかわらず、エクスタシーを感じるのはグルメとのたまう。
チャオプラヤー川沿いのタイレストランでランチの際のカメの一句がこれ。
胸谷間 拭う拭わぬ 思案橋

で、ホテルでの朝食、今やどこのホテルでも朝はバイキングが多くなっていると思うのだが、「朝食バイキングなんて貧乏人だよぉ」。幸いというか、オークラではバイキングの他に、朝食メニューが用意してあった、よ。
バンコクと限らず東京でも高級レストランほど強度のクーラーを利かせていて、客は承知でジャケットを着用、或いは羽織る。そのジャケットに品格が表れるという訳だ。
また、割烹料亭で靴を脱ぐ際、その靴にその人の人生すべてが表れてしまうので、セレブ熟女は高級ブランド品を履いていく。
高級店についての持論は、例えば1人5万円コースの場合、その内訳は2(料理)+2(ドリンク)+1(サービス)となる。
メニューと一緒にワインリストを用意していないような店は話にならないし、必然的にソムリエのいない店も同様だ。オーターした料理に合うワインをソムリエとあれこれ薀蓄を交えて軽く論議するのも至福の時という。その点、オークラに入っている和食の「山里」は合格だそうな。確かに、刺身といい、天ぷらといい、ここがバンコクかと思うほど旨かった、よ。ワインリストも豊富だったし、ねぇ。
グルメは東京で何度もご相伴にあずかっているのだが、出入りするのは一度は耳にしたことのある名店ばかり、勿論、立ち食いそば、吉野家の牛丼などは口にしたことはないそうだ。まして、バンコク名物の屋台群など、もってのほかだった。ウフッ。


2015/08/25

◎72歳の初体験、五つ星ホテル・・・

にしても、セレブ旅の必須条件を挙げれば、当然ながらホテルだろう。かつて、チェンマイをバックパッカーしていた時など、ホテル選定の基準はバスタブの有無。バスタブがあれば1泊500BHT(1750円)以上で、とても泊まれなかった。
今回、チェックインしたのは安心の日系老舗ホテル「オークラ・プレステージ・バンコク」(Net検索で1泊3万円~)。オフィス街で老舗高級デパートが近い。BTSの駅とも直結しているのだが、タクシーを使うのが当たり前のセレブにとっては立地の良さは関係ないし、トックトックと呼ばれる三輪タクシーなんて選択肢もない。ドアボーイにチップを渡し、タクシー運転手に行先を告げてもらってから乗り込む。行先は有名ホテル、デパート、ショッピングモールだ。一般人、貧民層と接触しないようにすれば、ひとまずは安心安全というわけだ。
ホテルのホームページをチェックしていたら、さすがラグジュアリーな雰囲気に包まれ、歯ブラシやら何やら、あらゆるものが揃っているじゃないか。これじゃ、いつも持参している洗面用具は不要か。と、スーツケースに空きができてしまう。なるほど、そこにセレブの衣装、小道具が詰め込まれるわけか。部屋の写真とか、施設の案内も充実していて、実際にホテルの部屋に入ってもいつものようにデジカメのシャッターをバシャバシャ押す気にはならなかった、よ。ウフッ。セレブ熟女と一緒では、さすがに恥ずかしい、ヨ。
エレガントな家具、エアコン、薄型ケーブルテレビ、シーティングエリア、専用バスルーム、バスタブは大きいし、トイレはウォシュレット、お洒落なバスローブに浴衣風な寝巻・・・。目を丸くした。ミニバーには、ミネラルウオーターからビール、ウイスキー、リキュールまで何でもござれ。それを確認したセレブは一言、「外のコンビニなんかで買い込んでくるのはやめてね」。
さっそく、ジンのポケット瓶の封を切り、ソーダで割ってグビッと・・・。さらに、不具合があると、フロントに電話して「ジャパニーズスタッフ プリーズ」、暫く待つが、確かに日本語が返ってくる。さすが、オークラ、よ。

(写真はNETよりコピペ)

2015/08/23

◎いいね、いいね、バンコクセレブ旅

にしても、2泊5日のバンコクセレブ旅、人生72年にしての初体験の多さに呆れつつも、今更ながら生き様の多様さに眩暈した。
飛行機のビジネスクラス、この差別化は何よりたまらない。格差社会ならではだ。いいね、いいね。イメージだけで、外から中身が見えないのもいい。実際に乗って、椅子に座ってみて、おっと、その前、機内に乗り込む前があった、よ。
そう、ビジネスだと、HISでの予約時に座席指定ができたし、空港ではビジネスクラス専用のチェックインカウンターがあったし、出国審査の手荷物、ボディチェックではいつもは何度も鳴る警報音が不思議なことに一度も反応しなかったよなぁ。ビジネスだと審査が甘いってことでもないだろうに、特別扱いされたようないい気分・・・。
さらに、空港の専用ラウンジ、搭乗するまでのひと時を寛げる空間で、軽く腹ごなしもできる。ビール、ウイスキー、ワインも揃っていて、ソフトドリンクも豊富、全ては無料。利用しない手はない。生ビールにミニサンド、カレー煮、焼売、ゼリー、ミニ寿司、麻婆豆腐、野菜サラダと、いずれも少量づつ取り分け、夕食にあてた。
そのあとは、ロッカーに手荷物を入れて身軽になり、免税店をのぞいた。と、あるよ、あるよ、かねてより探し歩いていたコンパクトでお洒落なスーツケースが、ウイスキーのノベルティグッズとしてあれこれ展示されていたのだ。選んだのは、CHIVAS REGAL 18Y GOLD SIGNATURE 700mlを2本。こんな高価な酒は飲んだことないよなぁと困惑しつつも、ゲットしたスーツケースにしまい込んだ。同行のセレブ熟女は化粧品をしこたま買い込んでいた。
さて、JALビジネスクラスの席はシェルフラットシートと呼び、寝返りがうてるほどのスペースを確保しているそうだ。ともあれ、初体験の物珍しさからおどおどとキーボードを操作、なかなかしっくりフィットしないまま、今度はテレビに気をとられているうちに、軽食サービス。あとは、映画のプログラムをあれこれ選ぶのに時間をとられて結局は決めきれず、うつらうつらしているうちに早や熱いおしぼりとともに和朝食が運ばれてきて、ビジネスの初体験は不完全燃焼に終わった。でも、帰途の機中ではフラットシートを自在に操り、熟睡できた、よ。ウフッ。ただ、バンコク・スワンナブーム空港のJAL専用ラウンジはちょっとお粗末でした、ねぇ、なにも、かも・・・。


2015/08/14

◎好事魔多し・・・なんて、くたばれ!!!

にしても、好事魔多しとはよくいったもので、今まさにその渦中にいます。この11日、横浜でのランチでデザート待ちの際、熱中症?突然意識がなくなり、右肩から床に落ち、したたか強く打って瞬間失神状態になって、ウエイトレスに覗き込まれ、意識は回復、深呼吸しながら椅子に座り直してみたものの、右肩、右脇腹に鈍痛が走り、右腕は痛くて上がらない状態・・・。その日は大事をとって、そのまま帰って、部屋で一人ひたすら静養につとめたものの、この6月から発症した気管支炎による咳に右肩と脇腹が激しく反応し、七転八倒を繰り返してもうクタクタ。マットを敷いて寝込んでみても、体は思うように動かせず、ウトウトを何度も続け、一夜明けたところで、念のため、近くの東邦医大病院を訪ねてみたのでした。と、紹介状なしの患者は初診時の選定療養費として5400円別途算定するとの告知。この際、そんなことよりレントゲンを撮って異常なしの「安心」が欲しいわけで、診察券を作成するなど手順を踏み、レントゲン撮影を終え、いよいよ診察・・・。ネガを見ながら「骨折はなし、ヒビも見えません」、あちこち触って、押して、痛いかどうかを誰何、とにかく右腕が上がらないと訴えるも、取り合わず、消炎、鎮痛剤、張付け剤のほかバストバンドを処方し、1週間ほどしたら、紹介状を書きますので、近所の整形外科に行ってみてください、と。大事に至っていないのはわかって、一安心なのだが、ねぇ。
やっぱ、病気のうちには入らないのか。こんなに咳と打ち身の複合病に七転八倒しているのだが、確かに、徐々にその症状は和らいできて、フライトには支障なさそうな気がしている。ふっ、よかった。


2015/08/05

◎足竦む ビジネスで飛ぶ バンコクか

にしても、連日の猛暑のせいか、何をトチ狂ったか、JALのビジネスクラスを利用した羽田発着バンコク2泊5日のパック旅行に申し込んでしまった。しめて21万円、HISに振り込んだが、現実感なし。夢幻の如し、やった。この予算なら、エコノミー便を使いプーケットで1カ月は暮らせると、脳裏に浮かんだのだが・・・。
HISによる行程表によると、コース名は[ビジネスPF]日本航空指定 羽田発着 バンコク2泊5日 オークラプレステージバンコク、出発便は8月18日00時40分発 JL033で、到着便は8月21日06時05分着 JL034。機中2泊で、ホテルは5つ星の日系オークラ、もうクラクラして、目の玉が飛び出しそうだ。
そう、このパック旅行、勿論カメ独りでこんなゴージャスな旅を企画するはずもなく、同行者がいて、相方はここ数年フレンドリーなセレブ熟女。グルメにはまっていて、何度もご相伴にあずかっている御仁。「生涯に一度ぐらい贅沢な旅もいいんじゃないの」とかいわれて、空前絶後か、絶後にはしたくないよなぁなんて思いつつ、大枚をはたいていたのでした。ウフッ。
はて、さて、オークラのHPを見ると、いやはや、凄い、豪華絢爛、気圧された。どうやら、いつものGパンにTシャツとはいかないようだ。黙っていても、そんな雰囲気が伝わってくるよ。相方にそう言ってみると「襟付きのシャツならいいんじゃないの」。といっても、ねぇ、ゴルフファッションも今は昔、サガゼン蒲田でものぞいてみるか、なんて、ね。何か、ホテルを探検するだけでも面白そう、や。で、恥ずかしながらの一句・・・。

足竦む ビジネスで飛ぶ バンコクか