2010/12/01

◎小春日和に誘い出されて、紅葉狩り・・・


にしても、このところの小春日和に誘い出されて、デジカメをポケットに自転車で珍しくも紅葉狩りと洒落てみた。春のソメイヨシノは毎年の恒例となっているが、実は紅葉狩りなんて、初めてだ。

華麗、可憐、繊細、儚い・・・といったソメイヨシノの風情と違って、紅葉の様は何となく厚かましいというか、薄汚れて感じてしまう。元々山歩きもしないし、何より紅葉、黄葉の区別も判然とせず、紅黄葉は美しいとか綺麗とかは感じていなかった。季節感からいえば、紅黄葉は冬景色の幕開けの役回りといったところ。後には裸木が待機しているわけで、身を竦めるほどに寒々しく、何とも虚しい日々の始まりだ。

今秋は区報だったか、地元の紅葉スポットが紹介されていて、その写真がまたお粗末な出来とあって、ちょっとそそられた。そのスポットは2カ所で、いずれもカメの場所からは自転車で1時間近くはかかりそうなところ、この陽気では体が冷え切ってしまいそうだ。自転車をこいでいて冷えるというのも面妖な話だが、もはや汗びっしょりになるような乗り方はとてもできない。のんびり、ちんたら、フラフラしながら走るのだから・・・体温に変化は生じない。
で、30分ほどで行けるところまで行こうと、呑川を遡りながら辿り着いたのは池上本門寺。ま、ほぼ想定通りで、幅広、広大な紅、黄とはいかず、グンと近付いてみたり、ズームアップして50回ほどシャッターを押した結果がご覧の3点なのだが・・・。うふっ、こんなもん。