2013/07/06

◎ママチャリが振り返って「大丈夫ですか?」って

にしても、昼下がりの蒲田で風呂上り、例によって自転車に跨って用水に架かった橋を渡ろうとした際、橋の端に至るせいぜい2~3mほどの上り坂に往生しフラフラしていたら、後ろからママチャリが1台、2台と追い抜いていき、なにくそとペタルに全精力を注ぎ込んでいたら、続いて追い越したママチャリがチラッと振り返って「大丈夫ですか?」と声をかけられ、はて、さて、何事と俄かには事態を把握できず、それでもやっと橋の上に到達でき、ほっとしたところで気がついたのだが、どうやら自転車で橋の坂を上るのにどうやら悪戦苦闘していたらしい。確かに、立ちこぎでペタルを踏めばいいのに、それが面倒臭くて、サドルに座ったままエッチラコッチラ力を入れても、なかなか自転車は進まないし、時に自転車が立ち眩み状態になって、そこで立ち往生してしまうこともある。確かに、そんな姿を後ろから見ていたら、大丈夫なのかなぁと、不安になるのかなぁと、感づいた次第で、ほう、ほう、加齢による体力の衰退はついにここまで来たかと唖然とした。
振り返れば、なるほど、近ごろ自転車で走っていて、抜かれることが多い、それも幼児を乗せたママチャリにも、だ。というか、抜かれてばかりだ。何をそんなに急ぐことがあるのかと首を捻りつつもマイペースを崩さずぺダルを踏んで何の疑問も感じていなかったのだが、体力の衰退はこんな形で現れていたのかと、ママチャリに指摘されて恥じ入り、いささか驚いてみたものの、まっ、それでも歩くよりは早いだろうと開き直るっきゃないよなぁ。