◎「やっぱり」??? 『古希の壁』が立ち塞がる・・・
にしても、いまになって、突然『古希の壁』が目の前に立ち塞がるとは夢想だにしなかった。親父が超えられなかった壁でもある。一時は「やっぱり」と思った。
順調なら明日24日に古希を迎えるのだが・・・、丁度一週間前の17日就寝後の午前3時ごろ、喉に異常を感じて目覚めた。いつもなら、小便起きでよくあることだ。その夜は違った。前屈みになって、洗面所に飛び込んだ。激しい嘔吐に驚いた。夜の食事で食べたジャンボ肉焼売と肉餃子だった。腐臭などの臭気はなかった。何度も込み上げてくるゲップゲップが落ち着いてから、布団に戻ってウトウトしていたら、また、ムムッと来て洗面所に駆け込み、激しく嘔吐、さらに2度、3度、午前6時30分には胃の中が空っぽになっているのを感じた。すっからかんだ。胃の内壁が見えるような気もした。綺麗なもんだ。若いころ、飲めない酒を飲んで嘔吐したことはあるが、その後嘔吐体験はない。理屈ではない『古希の壁』かと感じた。何か、胃だけが必死にもがき反応しているようだ。他の部位はぼんやりしている。
肉焼売と肉餃子は銭湯帰りに寄ったスーパーで買った惣菜だ。若いころの飲酒嘔吐と違い、不思議なことに胃液は出てこないし、腐臭などの臭気もない。胃の内容物をそっくりそのまま吐き出して終わった。いわば、胃の中の大掃除といった感じだ。そう、あと、熱が出ないのも不思議だったが、お陰で体力はある程度、維持できている。衰弱はしていない。
さて、何の病気なのか。いま流行のノロウイルスによる風邪が第1感だが、医者に行く気はなかった。また、激しい嘔吐に襲われている時、救急車を呼ぶ気もなかった。
18日は結果、さすがに終日寝たきり生活、NETでノロウイルスを検索して過ごし、ノロウイルスは風邪ではなく、感染性胃腸炎であることを知った。となると、不思議なのは感染経路だ。ワンルームの孤老と接触する人は少ない。そもそも、何日も人と接触がない、口も聞かない日も続く。怪しいといえば、銭湯とスーパーの惣菜しか思い浮かばないのだが・・・。帰宅時のウガイ、手洗いも欠かしたことはない。なのに、なぜ、だ。
胃が空っぽになったら、今度は腸内清掃が始まったようだ。グルグルッときて、ちょっと堪えていると、放屁に移行する。それも我慢していると、ムチュと水便が漏れ出してくる。トイレに座る間もない。尻の穴の締まりは緩い。脱水症状を避けたくて、水道水は何度かゆっくり飲み、結局パンツを3枚廃棄した。
19
日は、さすがに堪らず、銭湯に出かける。デジタル体重計に乗ると、何と72kg割れ!!!
の71.65kg。このところ増え気味の体重も、食わなきゃねぇ、だ。ちょっとした鼻風邪気味。ティッシュで拭いても拭いても間断なく鼻水が垂れてくる。手元にティシュボックスとスーパーの袋を置いて、一日で丁度一箱空にしてしまった。
20日は3食とも粥で過ごす。久々に旨い。胃に何か入れると、胃壁が反応しているのがわかる。何時もの明治ラブは下痢が怖くて止め、近所のディスカウンターで纏め買いした「ローヤルゼリー200」(清涼飲料水)を口にする。体調はかなり回復も、依然、尻の穴の締まりは緩い。
21日、起き抜け、鼻が通り、すっきり、鼻水も減る。こりゃ、ノロウイルス撃退か。やっとここまで来たか、回復したか。昼過ぎ、廻し寿司「活」の活き帆立は旨かった!!!