2011/10/05

◎HTMLは「無」「空」の世界に通じる


にしても、HTMLの世界は奥深く、幅広い・・・、それだけに酢のたったカメの脳には桃源郷のようで居心地が良く、長居が高じて、どうやら極度の引き篭もり症候群に陥っていたようだ。朝起きてから寝るまで、ずっとノートパソコンと向き合っていて、その間、飯と糞でしか中座していない。そんな日々が続いていた。HTMLの何がそんなにいいのかというと、特に何も考えなくてもいいこと、だ。その上、結果はともあれ、何か目的達成のために精一杯日々努力しているように感じられることだ。この心境は「無」「空」の世界と通じるのではないかと思う。何か、達成感に近いものが、ふと感じられることもある。HTMLの世界に迷い込んで、あまりのことに眩暈を感じてそこに佇んでしまったことも多い。
そんなこんなで引き篭もり症候群が悪化していったようだ。肉体的に気になったのは、両足首周りの赤黒い血だまりだ。特に右足が酷い。何時ごろからなのかは記憶になく、大分古くからのような気もするが、我ながら気味が悪い。軽くマッサージしてみたが、改善は見られない。
パソコン環境を見ると、座卓にノートパソコンを置いて、座っていた。なるほど、長時間になると辛い姿勢だ。狭いワンルームマンションでは選択の余地は少ない。ベッドサイドに腰掛けて、サイドテーブルでパソコンをやろうと思い立ち、そのためにはもう少し長いLANテーブルが必要になるため、さる好天の午後、自転車で川崎駅前の量販店まで足を伸ばした。
ショッピングモールの華やかな照明にクラクラしながら人混みにまみれていると、徐々にウキウキ、ワクワクしてきて、引き篭もり症候群には何よりの薬になった。700円余の買い物だが、ちょっと社会復帰したような気がした。