2009/10/24

◎両チームに胴上げされ、ノムさん良かった・・・


にしても、何となくだが、74歳、ノムさんの最後の仕事にとうとう付き合ってしまい、改めてノムさんの呆れるほどの辛抱強さに驚かされた。パ・リーグのクライマックスシリーズ第2ステージは第1戦で勝負あった・・・だったのに、その後3試合もノムさんは針の筵に座らされ続けて、ほんと、カメはノムさんの胸中を斟酌して、もうブチ切れてもいいのにと思いつつ、毎日BSテレビを横目で見ながら、特にマー君の頑張りには頭が下がりつつも、ノムさん劇場の幕引きが1日伸びてお気の毒にと同情したのだが、最後となった第4戦終了後、楽天、日ハム両チームに胴上げされたのは、何としても良かった。その光景を珍しく時事通信が、こう伝えている。
「・・・楽天は試合後、全員が右翼側のグラウンドで観客席のファンに向かい整列。日本ハム側からも梨田昌孝監督、ヤクルト時代に師事し た吉井理人投手コーチが野村監督に歩み寄り、抱き合って慰労。その後、やはりヤクルトでまな弟子だった稲葉篤紀外野手らも交じり、この日戦った両チームが 一緒になって胴上げした。野村監督は「感無量。プロ野球界に(育てた)人を残し、少しは貢献できたかなという心境」と喜び、「本当にありがたい。敵地で声援をもらえて」と感謝した。」
と、まあ、ノムさんには「お疲れ様でした」なのだが、第2ステージの第1戦は、9回裏、まさかのはずが、まるで筋書き通りのような逆転満塁サヨナラホームランで決着したのだ。その夜、カメは日記にこう書いた。
「永井と心中するっきゃなかったのに、ねぇ。福盛、9回火達磨、復活のメはない、ね。ノムさん、赤っ恥かかされた!!! 気の毒に・・・」そして「中継ぎ陣は予想以上にガタガタ。八回は小山、有銘がとんでもない暴投。そして九回に福盛が大炎上。八、九回で8点を失う惨状」と。試合後のノムさんの談話は「お見事だね。これがチームの実情だから仕方ない。打つ手は全部打ったんだから。」
で、最も印象に残ったのが、試合終了直後の楽天ベンチ、山崎のカットが映ったが、もう呆れて呆然、8、9回の成す術なく、ビビリまくる投手陣をまたまた目の当たりにして、もうど うしょうもないなと、燃え尽きた表情だった。