2012/03/02

◎ おい、おい、これはカメかとカメがいい


にしても、こりゃカメの自画像、痴態秘画じゃないかと思った。瞬時に、「おい、おい、これはカメかとカメがいい」と、すんなり一句・・・。先の日曜日昼下がりのこと、中古、不用品の出品が多いことで知られるバムルンラート通りの日曜市場、ここは市の北東部にあたり、通りの両脇は主に学校の校庭になっていて毎週歩行者天国になって、主に地元のタイ人で賑わっている 。カメは自転車で市の東側を流れるピン川の橋を渡ってウロウロするうちに、その市場に辿りついてしまった感じだ。以前、バンコクの泥棒市に匹敵すると知って、訪ねたこともあり、覗くのは初めてではない。で、この日は自転車を近くに置いて、端から順番に屋台をのぞいていて、たまたまアンティークなガラクタの中に木彫りの自画像を見出して心臓が高鳴った。「わっ、これは、これは・・・」なのだが、その感慨、感動はおくびにも出さず、店主にカメ得意のボディランゲージでこの写真を撮らせて欲しいとアピールしてポリ椅子に載せて撮ったのがご覧の写真だ。何せ、ちょっと嵩張るので日本まで持ち帰るわけにも行かないとの直感で、不覚にも値段も聞かず、そのまま元に戻しておいたのだが・・・。
不覚も不覚は、そのまま屋台を見ながら端まで歩き続けてUターン、その場に戻ったのは20~30分後だったか、何と、何とカメの自画像が消えていたのだ。奇特なお方がお買い求めになったとしか思えない状況に、カメは何故かうろたえ、事情を少しでも聞きたくて店主を探してみたが見つからず、珍しく悔いを残したのだったが・・・。
そして、恥しながら、ま、写真を撮っておいただけでも良しとしたいと思い、再び「にしても」なのだが、これって69年間生きてきたカメの正体、集大成というわけで、そのご感想、ご評価、ご批判はどうぞご随意に・・・で、カメ本人は大満足としたい。